2023.01.18

キャリアビジョンを描くメリットやキャリアプランの立て方、面接で聞かれた時の回答例などを紹介!

キャリアビジョンを描くメリットやキャリアプランの立て方、面接で聞かれた時の回答例などを紹介!

日々働く中で、ふと「自分がこの先どういった人生を歩んでいけばいいのか」「今の会社で働き続けてもいいのか」などと考えたことはありませんか。

このような悩みは、多くの人が常に頭の中に抱えていることだと思いますが、そんな悩みを解消し、人生や仕事を充実させる方法として「キャリアビジョンを立てる」というのは有効です。

そこでこの記事では、キャリアビジョンの立て方やメリットの解説、企業の面接などの場面で役に立つキャリアプランの回答例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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キャリアビジョンとは

キャリアビジョンとは

 

キャリアビジョンとは、仕事のことのみならず、「プライベートも含めた将来の理想」を思い描くことです。

今後、どのように働き、どのような家庭を持ち、何を成し遂げたいのか、などに対するおおまかな指標と言ってもいいでしょう。

キャリアプランとの違い

キャリアプランは、将来の理想(キャリアビジョン)を実現するための、さらに具体的な目標や計画のことです。

仕事に関して言うと、今の仕事に対しての目標や計画だけではなく、今後の働き方や、やってみたい仕事などについて思い描くことも含まれるので、転職なども視野に入れた目標・計画となります。

例えば、面接の時に具体的なキャリアプランを描けていれば、入社後どのような人材として貢献できるか?などを明確に伝えることができ、企業側が自社の人材として適正があるかなどを判断しやすくなります。

キャリアパスとの違い

さらに「キャリアパス」という言葉もありますが、これは現在所属する企業内でやらなければならない道筋、方向性のことです。

どの部署で何年働き、どの程度のスキルを身に付け、次にどこの部署に入るなど、キャリアプランよりも更にはっきりとした計画のことで、自身で立てることもあれば、企業側が提示する場合もあります。

キャリアビジョン(キャリアプラン)を立てるメリット

キャリアビジョンやキャリアプランは、人生において必ずしも必要なものではありませんが、より充実した人生を送るためのヒント、自分が望む仕事に就くための手がかりになってくれます。

以下、どういったメリットがあるかを解説していきます。

モチベーションを高く保てる

何をするにしてもモチベーションがなければ、ものごとを継続させることは困難です。先が見えないのに走り続けることは精神的に辛いですが、ゴールが見えていれば頑張れますよね。

キャリアビジョンやキャリアプランを立てることは、「ある期間内においてゴールを設定」することなので、自身が何のために生き、何のために仕事をしているのかを見失うことがなくなるので、結果、モチベーションを高く保つことができます。

自分自身をより知ることができる

将来のことを見据えるということは、自分の現状を知るということでもあります。キャリアビジョンを立てることで、自己分析もできるということになります。

自己分析をすることで、自分の理想や価値観を再認識することができます。

ぼんやりとしたイメージが払拭され、さらに、今まで気づかなかった自分の長所や短所も知ることができ、新たな選択肢が生まれることがあります。

転職・就職時の企業選びの軸ができる

キャリアプランの有無は、転職や就活の際の企業選びに大きく影響します。

何をしたいのか不鮮明のまま手当たり次第に就職活動をしては、自分の望む仕事を見つけること出来ませんし、時間の無駄でしょう。

具体的なキャリアプランを立てておけば、条件や働き方などにおける入社後のミスマッチを防ぐことができます。
つまり、自分に合う企業を的確に選ぶための「軸」ができるのです。

自分がやるべきことが明確になる

理想の将来を描く、ということは「やりたいことが実現している自分」を想像することです。

やりたいことを明確にできれば「やるべきこと」も明確になるので、日々、それらのやるべきことを実践し積み重ねることができれば、将来実現したい理想の自分へ確実に近づけます。

そういった実感を得ながら生活できるというのは非常に大きなメリットですし、とても有意義なことだと言えます。

キャリアプランの立て方・手順

キャリアプランの立て方・手順

 

ここでは、これから就職活動や転職活動をする方に向けて、面接などに活用できるキャリアプランの立て方を、ステップごとに解説します。

以下の1~5の順番でワークを進めてみて下さい。

これまでのキャリアや現在の状況を整理する

まずは、現在に至るまでのキャリアや今の仕事の状況ついて整理します。これは「自己分析」とも言えます。

キャリアについては、これまでに成功した経験や失敗した経験、得意だった業務や苦手だった業務、楽しかったことや嫌だったことなど。

仕事の状況については、現在の給与や労働条件、職場の環境などについて、満足しているのか不満なのか、など、プライベートも含めて思うことを全て書き出してみましょう。

そうすることで、自分の得意不得意、好き嫌いなどを客観視できます。キャリアビジョンを立てる際には、これらの材料がとても大事になります。

特に、成功体験や得意な業務については「自分の強み」として就職活動の際にアピールできますので、特に深堀して整理しておきましょう。

やりたいこと・実現したいことを書き出す

次に、自分がやりたい、もしくは実現したいと思うことを書き出します。すぐにできることでもいいですし、将来的にやりたいことでもいいです。とにかく思いつく限り書きます。

この時重要なのは、本当にやりたいことを素直に書き出す、ということです。

「〇〇の仕事をやってみたいけど、今の会社は給料もいいし特に不満がないから」「〇〇職人になりたいけど、年齢的に遅いから」といった理由で、やりたいことのリストから外すのはNGです。

それが実現できるか出来ないかひとまず置いておいて、純粋にやってみたいことを書き出すようにして下さい。

やりたい仕事・実現したい働き方を見つける

1.で行った「自己分析」の結果と、2. で書き出した「やりたいこと・実現したいこと」を掛け合わせたりすることで、自分がやりたい仕事や働き方が具体的に見えてくるかと思います。

それを見つけられたら、今度はその理由を自身に問いかけてみて下さい。どうしてその仕事がしたいのか?という理由が言語化できたら、また、その理由を問う形で「なぜ?なぜ?なぜ?」を繰り返してみて下さい。

その「なぜ」について深く掘り下げられるものほど、自身のキャリアプランに相応しい職業である可能性が高いです。

また、ここまでのワークを実践した結果、「今やっている仕事が一番やりたい仕事だった」ということもあり得ます。

目標を決め必要なこと(もの)を明確にする

自身がやりたい職業や働き方が定まったことで、今の仕事を続けるのか?または今の会社内で異動するのか?あるいは転職をするのか?などの目標が決まります。

そうすると、その目標達成にむけてさらに具体的に「必要なもの」や「しなければならないこと」が明確になります。

新しい技術の取得や資格取得、場合によっては引っ越しをする必要がある場合もあるでしょう。これらをリストアップします。

この時、あまりにも達成困難な目標にしてしまうと、キャリアプランが全く機能しなくなりますので、ある程度現実的な目標にするなどの調整が必要になります。

スケジュールを立てる

最後に、4.で設定した目標を達成するための最終的な期限と、それに必要なこと(もの)を達成するために細かく設定した期限をスケジュールに落とし込みます。

キャリアビジョンは人生を通して描くものですが、キャリアプランは数年を目安に、達成可能である現実的な期間を設定します。

もちろん、年齢を重ねたりライフステージが変わることでやりたい事などは変化していきますから、そういった場合はその都度1~5のワークを行って下さい。

面接でキャリアプランを聞かれた際の回答例文

もし面接の際に、自分のキャリアプランについて聞かれた場合「結論 → 理由 → まとめ」という流れで説明するとよいでしょう。

まず結論から始め、その理由や達成のために心がけていることなどを踏まえ説明し、最後にまとめとして再度結論という組み方だと、相手に伝わりやすいです。

ひとつ例文を記載してみます。

「世の中のWEBサービスを、デザイン面でもっと使いやすく、分かりやすくしたいと考えています。今までは、制作会社でデザイン経験を積むことができましたが、情報設計や統括の上流工程については経験やスキルが不足していると感じています。そのため、積極的にデザインディレクションを担当し、業界を支える人材として成長することを目指し、貴社を志望しました」

この例文を参考に、自分の業種に合わせた説明文を用意しておけば、面接の際に慌てずに済みます。

まとめ:キャリアビジョンを描くことは、自分のやりたい仕事を見つけるために重要!

キャリアビジョンは、自分のことをよく理解し、自分の理想像を描き、そこへ到達するための全体像ということが分かりました。

そして、それらをより明確にしたキャリアプランを描くことで、やりたい仕事や必要なスキルなどが見えてきます。

企業によっては面接でキャリアプランについて聞いてくるとこもあるので、就活対策としても取り組むべきことでもあります。

この機会に是非チャレンジしてみて下さい。仕事において、自分がこれまで想像もしていなかった新たな強みなどが発見できるかもしれません。

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