やりたい仕事がないとダメ?やりたい仕事が見つからない原因と見つけ方を解説!

やりたい仕事がないとダメ?やりたい仕事が見つからない原因と見つけ方を解説!

今の仕事になんとなく不満を持っていて、「転職をしたいけれど自分のやりたい仕事が分からない」と悩む人は多いのではないでしょうか。
しかし、やりたいことがない状態でも転職を成功させることは可能です!

この記事では、やりたい仕事が見つからない原因や見つけ方、やりたい仕事が見つからない時の仕事の探し方についてご紹介していきます。
自分のやりたい仕事、自分に合う仕事を見つけて納得のいく転職をしましょう。

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やりたい仕事がないと転職できない?

やりたい仕事がないと転職できない?

「やりたい仕事がない」「自分が何をしたいかわからない」そんな悩みを抱えていることは特別なことではなく、同じように悩んでいる人はたくさんいます。

「やりたい仕事」に就いたとしても、いざ働き始めてみると思っていたのと違うとギャップに苦しむ人もいます。
やりたい仕事について考えることは、自己分析や業界分析につながり転職活動をスムーズにします。

自分のやりたいことを考えるメリット

厚生労働省の発表によると、大卒正社員の入社3年以内の離職率は、2011年以降32%前後で安定しています。
「仕事が自分に合わなかったため」というのが一番多い離職理由です。

入社しても辞めてしまうリスクを懸念して、企業側も応募者の仕事選びの軸ややりたいことが、自社と合致しているかを気にしています。

面接前にやりたいことをまとめて企業に伝えることで、企業と自分のミスマッチを減らすことができ、入社したもののせっかくの能力を十分に活かせず早期退職してしまう、というリスクを減らすことができます。

(参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します」、内閣府「特集 就労等に関する若者の意識|平成30年版子供・若者白書(全体版)」

やりたい仕事がなくても焦る必要はない

やりたい仕事がわからないからと言って焦る必要はありません。
なぜなら、仕事はやりたいことだけで探す必要はないからです。

やりたいことがないからこそ、思い込みを捨てて多くの仕事に目を向けられる可能性もあります。

やりたい仕事に必ずしも適正があるとは限りませんし、やりたいことがない状態で転職活動を行い、未経験の業界や知らなかった企業の情報に触れることで、やりたい仕事が見つかることもあります。

やりたい仕事がない人の特徴

やりたい仕事がない人には、共通するいくつかの特徴があります。
自分に当てはまる特徴がないか確認してみましょう。
 
  • ・自己分析ができていない
  • ・自分に自信がない
  • ・周囲や世間の声を気にしすぎている
  • ・知っている仕事の数が少ない
  • ・理想が高すぎる
  • ・今の仕事がとにかく嫌

思い当たる点があれば、考え方を変えることでより広い視点で自分のキャリアが描ける可能性があります。
ここからはそれぞれの特徴について詳しく見ていきます。

自己分析ができていない

自己分析が十分にできていないと、自分の適性や喜びを感じることに気づけていないため、やりたい仕事を見つけられません。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、しっかりと自己分析を行うことが大切です。

自己分析の方法は様々ありますが、過去を振り返り、感情が大きく動いた経験を掘り下げて考えるというのが大まかなやり方です。

また、友人やキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。自分も知らなかった意外な一面が見つかるかもしれません。

自分に自信がない

自己肯定感が低い人や自分に自信が持てない人は、「どうせ自分にはできない」というマイナスの感情がわいてしまい、やりたいと思うことがあっても諦めてしまいます。

得意なことより苦手なことに着目する人は、なかなか自信も付きません。
まずは過去の成功した経験や何かをやりきった経験を振り返ってみましょう。そのような経験をしたとき、感情が大きく動いたはずです。

その時どのような気持ちになったか、なぜ頑張れたのかまで深掘りしていくと、自分がどのような環境や状況において、力を発揮するのかが分かります。

周囲や世間の声を気にしすぎている

周囲の人の意見を気にしすぎるあまり、本当に自分のやりたいことが分からなくなってしまうことがあります。

周囲の目や評価を気にしすぎている人は、世間で評価されている有名企業かどうか、周りから尊敬されるような職業かどうか、といった他人の基準で理想の仕事を決めようとしてしまいます。
しかしそれが、必ずしも自分がやりたい仕事と一致するとは限りません。

誰かに相談することは大切ですが、最終的には自分の価値観をベースにして決めることが大切です。
自分の興味や特技について考えた上で、本当にやりたい仕事を見つけましょう。

知っている仕事の数が少ない

職種や業種は、どうしても自分や身近な人の経験や知識を頼りにしたり、知名度が高いなど聞いたことのある会社の中から探したりしてしまいがちです。
自分の中の仕事の選択肢が少なければ、やりたい仕事が見つかる可能性も低くなります。

世の中には、1万7,000種類を超える職業が存在しています。
まずはどのような職種や業種があるかを調べてみることで、自分に合いそうな仕事と出会うことができたり、思いつかなかった分野の職業を知ることができるなど、職業選択の幅が広がります。

理想が高すぎる

職業に求める理想が高すぎると、やりたい仕事が見つからない可能性が高くなります。
求人を見ていくと、仕事内容だけでなく、年収、福利厚生、各種手当など、希望の条件が100%叶う求人はなかなか見つからないことに気づくでしょう。

どんな人でも完璧で理想通りの会社で働けることは稀です。
「これだけは譲れない」という条件を明確にした上で、優先順位を決めましょう。条件には、ある程度の妥協は必要です。

今の仕事がとにかく嫌

今の仕事を辞めることが自体が目的になり、その先のやりたいことまで考えられていないと、やりたい仕事が見つかりません。

まずは「なぜ辞めたいのか」その理由を明確にすることが大切です。

辞めたい理由から自分が大切にしたい内容や条件が見つかるかもしれません。
これまでの不満から潜在的にある希望を探り、それをもとにやりたい仕事を見つけましょう。

自分のやりたい仕事の見つけ方

自分のやりたい仕事の見つけ方

やりたい仕事を見つけるにはいくつかの方法があります。
 
  • ・自己分析を行う
  • ・職業や職種の研究をしてみる
  • ・将来の理想像から逆算して決める
  • ・仕事探しの条件を見直してみる
  • ・あえて「やりたくないこと」を書き出してみる
  • ・身につけたいスキルから考える

まずは試してみて、しっくりくるやり方でさらに深掘りをしてみるとよいでしょう。

自己分析を行う

自己分析を細かな部分までやっていくと、やりたい仕事や興味のある仕事を見つけやすくなります。

過去の実体験を書き出しその出来事を深堀りしていくことで、自分の価値観や行動パターンを見つけていきます。

これまでの人生における

 
  • ・成功体験
  • ・失敗体験
  • ・嬉しかったこと
  • ・辛かったこと
  • ・頑張ったこと
 

などを書き出して整理してみましょう。

プライベートでも褒められることや楽しめることは、仕事にも活かせることがあります。

職業や職種の研究をしてみる

さまざまな種類の仕事や業界を知っておくことで、やりたい仕事が見つかる可能性が高まります。

調べてみると、定番や身近な職種以外にも、珍しい職種や知らない業界に出会えることもあります。
知らない職種や業種を視野に入れないまま、あとになってあの仕事をしてみたかった、と悔やむ前にチェックしてみましょう。

そのためには就活・転職活動のイベントに参加してみるのもよいでしょう。

やりたいことが決まっていなくても、参加することで今まで知らなかった企業に出会えたり、企業の担当者に直接話を聞いたりすることで、選択肢を広げることができます。

将来の理想像から逆算して決める

将来の理想像から逆算して、今何をすべきかを考えてみましょう。

まずは将来の希望や夢を自由に書き出してみましょう。
「30歳で年収○○○万円を稼ぎたい」「海外に移住したい」「10年後には独立する」など、なんでも構わないので、将来の目標を書き出します。

そしてその目標を実現させるためには、今からどのような職種に就き何をすべきかを考え、実現できる職場を探してみてください。

「こうなりたい」という姿へ向けて逆算してみることで、思いもよらなかった自分がやりたい仕事に出会える可能性があります。

仕事探しの条件を見直してみる

もしすでに求人を見ながら探しているのであれば、求人を探す際に設定している条件を見直してみましょう。

どうしても譲れない条件だけを厳選し、妥協できるところは思い切って条件から外してみてください。
それだけで選択肢が大きく広がり、今まで気が付かなかった求人に出会う可能性があります。

年収、勤務時間、残業、休日、勤務地など、人によって理想とする条件は様々です。
その全てを満たす求人とはなかなか出会うことができないので、やりたい仕事を見つけるには、一度条件を見直してみることも大切です。

「やりたくないこと」を書き出してみる

やりたいことは思いつかなくても、「やりたくないこと」なら比較的かんたんに思いつくのではないでしょうか。

やりたくないことを具体的にリストアップし、それをせずに働ける方法を考えてみましょう。
自分が何をやりたくないのかということが分かれば、避けるべき職場も分かり、今後の仕事選びの方向性が決まります。

やりたくないことを考えることで、逆にやりたい仕事や向いている仕事が見つかるかもしれません。

身につけたいスキルから考える

自分がどんなスキルを身につけたいかを考え、逆算してそれを身につけられる仕事を探してみるのもおすすめです。

資格取得を後押ししてくれる会社や、研修が充実している会社もあります。
就職したとしても一生その会社で働くとは限らないので、一生役立てることができるようなスキルや、どの職場でも通用するようなポータブルスキルを身につけられるということを中心にした仕事選びをしてみましょう。

スキルを身につけることで、今後転職する際に役立ったり、幅広い仕事に挑戦しやすくなります。

やりたい仕事がない時の仕事探し

やりたい仕事がない時の仕事探し

やりたい仕事の見つけ方を紹介してきましたが、それでも見つからない人もいるでしょう。
ここではそんな人に向けて「やりたい仕事」以外の仕事探しの方法をご紹介します。

やりたい仕事ではなく「向いている仕事」を探す

やりたい仕事がない人は、無理に探す必要はありません。
やりたい仕事ではなく、自分の性格や能力から「向いている仕事」を探すことも大切です。

厚生労働省の調査によると、転職者が次の勤め先を選んだ理由の2位は「自分の技能・能力を活かせるから」でした。

向いている仕事を選ぶことで、仕事で成果を出しやすく周囲からも評価されやすくなるため、仕事へのモチベーションが高くなります。収入アップやキャリアアップも見込めるでしょう。
そのような環境で働くうちにやりがいを見つけて「向いている仕事」から「やりたい仕事」に変わっていくこともあります。

やりたい仕事が分かっている人でも、向いていない仕事では続かないこともあります。
自己分析だけでなく、自分のキャリアの棚卸をして、自分のスキルが活かせる仕事についても調べてみましょう。

(参考:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」

向いている仕事を探すヒント

自分の性格や能力から向いている仕事を見つけるポイントをご紹介します。

 
  • 1. 自分について書き出す
    向いている仕事を見つけるために、自分自身について整理してみましょう。

    自分の好きなこと、得意なこと、苦手なこと、やりたくないこと、仕事で優先させたいこと、これまでの経歴などを書き出します。考えていることを可視化するだけでも、考えがまとまりやすくなります。

    ここで書き出した自分の強みを深掘りし、それが活かせる仕事は何かを考えてみましょう。
 
  • 2. 周囲に聞く(他己分析)
    向いている職業について一人で考えても分からないときは、誰かに「他己分析」をお願いしてみましょう。

    自己分析で自分に投げかける質問を、他人に聞くような感じで質問し、自分について答えてもらいます。客観的な意見をもらえるため、より自分を深く知ることができます。

    他の人に自分の長所や向いている仕事などを教えてもらえることで、自分に自信がつきます。
 
  • 3. 適職診断ツール
    一人で考えるのが不安な人は、サポートツールを活用してみるのがおすすめです。
    簡単な質問に答えていくだけの適職診断ツールや、自分の市場価値を診断してくれるものなど、様々なツールがあります。

    もちろん診断結果は完璧ではありませんので、あくまでも客観的な意見として参考にするようにしてください。

    バイトルNEXTには、あなたの性格や普段の行動から職種タイプを診断する「バイトルNEXTの適職診断テスト」がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

条件面で仕事を探す

やりたい仕事がない人は「どのように働きたいか」「どんな条件が譲れないか」など条件面で仕事を探すこともできます。

内閣府が行った調査で「どのような仕事が理想的だと思うか」という質問に対して最も多かった回答は「収入が安定している仕事」、2つ目は「自分にとって楽しい仕事」3つ目は「私生活とバランスがとれる仕事」です。

収入なのかライフワークバランスなのか、優先したい条件は人によって様々ですが、まずは自分の希望条件に優先順位をつけてみましょう。

やりたい仕事がなくても優先順位を把握できれば、自分がどのような条件を大事にしているかが分かります。
年収や残業時間、年間休日の数など、自分の優先順位の高い条件を軸に仕事を探してみてはどうでしょうか。

(参考:内閣府「国民生活に関する世論調査 2 調査結果の概要 3」

まとめ:やりたい仕事がない人でも大丈夫!自分と向き合って考えよう

今やりたい仕事がなくても、転職活動を進めていく中で見つかることもあるので焦る必要はありません。
まずは自分と向き合い、今の自分は何を求めているのかを考えることが大切です。
そして本当にやりたい仕事に出会うために、いろいろな職種や業種を知り視野を広げてみましょう。

バイトルNEXTには様々な企業の募集情報が揃っています。
やりたい仕事がない人でも、やりたい仕事や向いている仕事がきっと見つかりますので、ぜひ探してみてください。

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