10年後になくなる仕事とは!?将来なくならない仕事の一覧と特徴を解説!

10年後になくなる仕事とは!?将来なくならない仕事の一覧と特徴を解説!

様々な仕事がAIやロボットにより自動化されています。技術の進歩は、私たちの暮らしを豊かにしたり楽にしたりと助けてくれますが、一方で、これまで人が行っていた仕事を奪ってしまい、無くなってしまう仕事も少なくないと予想されています。
どのような仕事に将来性があるのか、不安になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、これから仕事を探そうと考える方や、現在の自分の仕事は大丈夫なのか。10年後、20年後を見据え、AI時代のこれからの職業について考えていきます。

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10~20年後に仕事の半数がなくなる!?

2013年9月、オックスフォード大学研究者のオズボーン准教授らの論文「THE FUTURE OF EMPLOYMENT(未来の雇用)」によって、驚くべき発表がされました。
この論文によると、10年から20年の近い将来に、雇用者の47%が就業している職業が自動化されてしまう可能性が高いというのです。

上記は論文発表当時のアメリカの労働者についての研究ですが、約半数の労働者が就業している仕事がなくなるとは驚きです。
700を超える職業について、手先の器用さ、芸術的な能力、交渉力、説得力などコンピュータにとって障壁となる9つの要素について詳細に検討した結果だそうです。

その後、野村総合研究所はオズボーン准教授らと共同研究を行った結果、この予測は日本国内においても同様とされました。
日本国内にある601種の職業のうち約49%が10~20年でAIやロボットに代替可能で、人が対応しなくてよくなると試算されました。

では、どのような仕事がAIによってなくなってしまい、どのような仕事がなくならないと考えられているのでしょうか?解説して行きます。

将来なくならない仕事の特徴は?

AI時代にもなくならないとされる仕事には、いくつかの特徴があります。どのような仕事か以下にまとめました。

発想力を求められる

発想力や芸術性を求められる仕事は、AIに取って代わられる可能性が低いとされています。音楽や絵画、ダンスなども、芸術と言われる様々な分野にもAIプログラムは既に存在します。

しかし、それは規則性や過去の作品からの学習によるものを超えることがなく、本当に感動させるものではなく表面的なものです。
人の心を動かしたり、時代を反映した新しいものを生み出すクリエイターの仕事は、まだまだAIには取って代わることはできません。

コミュニケーションが重要

人との関わりやコミュニケーションが重要な仕事も、すぐは無くなりません。交渉や気配りが必要な対人関係の仕事は、AIよりも人間の方が得意です。

言葉や行動の裏にある感情や要求を即座に理解し、その場に対応をすることは、AIには難しいのです。また、サービスを受ける側も、人間にやってもらうと嬉しいと言う点で、ニーズもあると考えられます。

臨機応変な対応が求められる

複数分野にわたる知識や経験に基づいた判断が必要な仕事や、臨機応変な対応を求められる仕事も無くなりません。
AIやロボットは特定の分野の知識の量や正確さについては、合理的で素早い対応ができますが、イレギュラーなことには対応できません。

例えば、医療現場や保育の現場などでは、常に何が起こるかわからないため、臨機応変な対応と知識、その上コミュニケーション能力も問われるため人間の力が必要です。

創造性やアイデアが求められる

芸術的な仕事と似てくるのですが、創造性やアイデアが必要な仕事も、人間の仕事としてなくなることはありません。AIやロボットは、知識や情報の収集に関しては実に有効です。しかし、その情報をどのように使うか、情報を活かして何を作り上げるのかを決めるのは、人間の決める仕事です。アイデアを生み出す企画職や、理論を構築する研究者は人間にしかできません。

社会やひとの暮らしを変えてしまうような、新しい職業や新しい概念の道具やサービス、それらを生み出すアイデアは人間にしか出すことはできません。
何かへの興味や問題意識から、これまでわからなかったことや、定理や現象を発見したり理論を作り上げることもAIにはできません。

今後なくならないであろう仕事一覧

今後なくならないであろう仕事一覧

 

具体的にはどのような仕事がなくなる可能性が低いのか、5つほど仕事を紹介し、その特徴についても解説していきます。

介護・福祉関係

高齢化が進む日本では、介護職は需要がますます増え、業界は常に人手不足です。
介護の為のロボットも導入されてはいますが、臨機応変な対応や判断、コミュニケーションが求められるため、介護の仕事は全て自動化することはできません。
介護士やホームヘルパーなどは、老人ホームやデイサービス、病院などさまざまな場所で活躍しています。これらは無資格から採用している企業も多いですし、資格を取れば仕事の幅はより広がります。

また、ご家族や自治体・事業者・施設などと連携して、ケアプランを立てるケアマネージャーなどの仕事もあります。いずれの仕事も人と直接関わるので、コミュニケーション能力は大切な要素になります。

教育・コンサルタント関係

教育分野や、コンサルタント関係もAIに取って代わられることはないでしょう。
教育の分野は、人間を相手にし、様々な要素を考えながら相手の成長度合いや理解度、個人の特性に向き合いながら行う職業であり、単純な知識の伝達のみを行うものではありません。
そのため、学校の教員や、カウンセラー、専門的なトレーナーなども今後もなくならない仕事と言えます。

コンサルタント業は、非常に高度で複雑なスキルが求められます。
人材開発戦略策定や人材の能力開発、給与制度の改革などとても幅広い領域をカバーする上、人が行う事業を相手にするため、考慮する要素が多く細やかで専門的でもあります。
コンサルといっても、戦略系、総合系、IT、人事、M&A等様々な種類があります。これらの仕事において、計算や情報集めはコンピュータを使いますが、その指示を出すのは、今後も人間が行うであろう仕事です。

クリエイティブ関係

画家、グラフィックデザイン、漫画、指揮者・演奏家や作曲家などのミュージシャン、俳優、作家、ゲームデザイン、建築家、など、様々なクリエイティブな仕事は、今後も人の手によって行われます。ひとの心を動かす独自性や創造力が必要であり、AIが代わりを行うことはできません。

芸術表現には、クリエイター自身でさえ気が付いていないような微妙な要素まで含まれているのです。
また、革新的な新しいものを作り上げる想像力は人間独自のもので、AIに取って代わられることはないでしょう。

法律関係

弁護士、検察官、裁判官などの法律関係の仕事もAIに代わられることはないでしょう。
トラブルを仲裁し、双方の主張を聞き第三者視点で落としどころを模索するのです。
様々な要素を加味する上で、複雑で専門的な知識はもちろんのことながら、人間性が大切です。
人の感情を理解したり、その場その場に応じたコミュニケーションによって相手から話を聞き出す交渉能力も必要になります。AIには難しい仕事と言えるでしょう。

医療関係

医者や看護師、医療系技術者もAIに完全に取って代わられるのは難しいです。
AIは膨大なデータを収集し処理することができるので、症例の収集や分析、知識の共有など医療には大いに役立ちます。また、医療用ロボットも精密な手術や検査には有益です。
しかし、患者の身体的・精神的状態を考慮し、その人に合った臨機応変な対応をすることは難しいです。

医療行為には患者とのコミュニケーション能力が必要となります。このため、今後もなくならない仕事と言えます。

将来なくなる可能性がある仕事とは

これまで、なくならない仕事について述べてきましたが、なくなってしまう可能性がある職業とはどのようなものでしょうか。

なくなる恐れがある仕事の特徴

なくなってしまうと考えられるのは、単純な労働であったり、汎用性があるためロボットやAIを開発することが有効である作業です。
ロボットは人間よりも、重たいものを運んだり、特定の決まった作業などには優れていると言えます。また、AIはデータの収集能力や計算能力に優れているため、人間よりもはるかに速いスピードで処理が可能ですし、膨大なデータを保存しておくことができます。

高感度のセンサーやビッグデータがますます有効に使われるようになり、様々な産業分野において自動化はますます進んでいくと考えられます。
単純な情報処理業務や運搬業務などは、だんだん淘汰されていくでしょう。

なくなる恐れがある仕事の例

以下の仕事などは自動化の確率が高いと考えられ、具体的には以下の職業がなくなる恐れがあると考えられています。

電車運転士、路線バス運転士

運転業務は全般に、AI化が進んでいます。一般道を走る自動車ですら自動運転の実験が進んでいるのです。決まった道を走る電車や路線バスは近い将来に自動化されるでしょう。ヒューマンエラーによる事故を防ぐという意味でも、運転の自動化は有効だと考えられています。

経理事務員、一般事務員、検針員、レジ係

上記の仕事の主な業務は入力ですが、これらの入力作業は、画像処理やITネットワークの技術の発達により、ほとんど必要なくなってしまうと考えられています。

包装作業員、積み下ろし作業員、梱包工、製本作業員

これらの作業は、現在、ロボットやセンサーの開発により自動化が進んでいます。
ロボットは人を雇うよりも安く、力も強く、速く正確に業務をこなせるため、今後もますます自動化は進んでいくと考えられます。今後、これらの仕事がなくなってしまう可能性は高いと考えられます。

10年後に仕事をなくさないための3つのポイント

10年後に仕事をなくさないための3つのポイント

 

10年後に仕事がなくなってしまうかもしれないと考えると不安になりますが、どのようにすれば良いのでしょうか。
将来仕事をなくさないためには、今後を見据えた上で仕事をする必要があります。
これから、AI時代の仕事探しのポイントについて述べていきます。

常にアンテナを張ってトレンドを理解する

AIやロボットには何ができて何ができないのか、これらを理解してニーズを把握しておくことが有効です。
常にアンテナを張って時代の流れをみながらトレンドを理解しておきます。そうすれば、たとえリストラになったとしても、その後スムーズに対応できるでしょう。
素早く対応し、新しい会社で新しい時代に対応した仕事をすることができます。

AIが得意でないスキルを身につける

AIが得意でないスキルを習得することも有効です。
対人のコミュニケーションスキルや交渉力がつくような仕事をしておけば、色々な仕事において有効です。
また、創造力発想力など、応用する力が身に付く仕事をしておけば、コンピュータにはもちろんのこと、他の人にも負けない強みになるでしょう。
これらの能力は様々な職種で活かされるでしょう。

将来なくならない仕事に就職・転職する

今のうちから、就職や転職をしてAIには代替できないとされている仕事に就いてしまうという手もあります。なくならない仕事に就いてしまえば、安心してその仕事を続けていくことができます。仕事をしながら、経験や知識、技術を深め、自らの強みにしていくことができます。
10年後になくなってしまうのではないかという心配をせず、働きながらスキルを高めていくことができます。

まとめ:AIに代替できないスキルを身に付け、将来なくならない仕事を今のうちに見つけよう!

この記事ではAI時代の仕事について書いてきました。10年後に仕事を失うという心配はしたくないものです。
そのためには、なくなる可能性が低い仕事に就くことや、AI自体にも自分の強みとなるスキルを身につけられる仕事に就くことが大切です。
バイトルNEXTでは、様々な企業の求人を扱っています。将来なくなる可能性が低く、且つ自身の希望条件にマッチした仕事を探すことができます。
この記事とともに、皆様の就職活動のお役に立てていただければ嬉しいです。

 

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