自分のやりたい仕事ってなんだろう?やりたいことを見つけるポイントと仕事探しのコツ

自分のやりたい仕事ってなんだろう?やりたいことを見つけるポイントと仕事探しのコツ

就職や転職を考えたときに「自分のやりたい仕事はなんだろう?」と考えることはありませんか?「やりたい」という意欲が湧く仕事はそう簡単に見つかるものではないため、焦らなくても大丈夫です。
今回の記事では、自分のやりたい仕事を見つけるポイントと仕事探しのコツについて解説します。「やりたいことを条件に仕事を探すにはどうすればいいの?」「やりたいことがわからないときの仕事の決め方は?」と悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

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「自分のやりたい仕事」を条件に仕事探しをするべきか

「自分のやりたい仕事」を条件に仕事探しをするべきか

 

近年、さまざまなメディアでやりたいことを仕事にしている人を見る機会が多く、就職や転職の際に「自分のやりたい仕事ってなんだろう」と考える人も多いのではないでしょうか。

「やりたい仕事」とは自分が理想としている働き方であることが多く、やりたい仕事においてキャリアやスキルが不足していると、それは「できる仕事」にはなりません。
そのため、やりたい仕事にとらわれすぎると、どんな仕事が自分にとって適正であるか見失ってしまう可能性があります。

やりたいこと、やりたい仕事が分からないまま働いている人はたくさんいるので、不安に感じることはありません。
「やりたい仕事」以外でも仕事を探すことはできますし、これから働いていく経験の中から「やりたい!」と思える仕事が見つかる可能性もあります。

まずは、現状の仕事に関する不満や理想の働き方などを掘り下げてみるのはいかがでしょうか。

理想の仕事

令和3年の内閣府の調査によると「どのような仕事が理想的だと思うか」という項目において、回答率が高かったのは「最も収入が安定している仕事」でした。上位5つの回答は以下のとおりです。

  1. 1. 収入が安定している仕事(61.3%)
  2. 2. 自分にとって楽しい仕事(52.3%)
  3. 3. 私生活とバランスがとれる仕事(51.2%)
  4. 4. 自分の専門知識や能力がいかせる仕事(35.6%)
  5. 5. 健康を損なう心配がない仕事(33.7%)

自分にとって「理想の仕事」を考えた場合、必ずしも「自分のやりたい仕事」でなければいけないことはありません。
今やりたいことが分からないからといって焦らずに、自分がどのようなことに関心があるのか、やりたいと思える仕事について考えてみましょう。 (参考:内閣府「国民生活に関する世論調査」 )

自分のやりたい仕事がわからない原因

何をやりたいのか具体的に説明できない場合、自分の考えや興味関心、スキルなどを自身で把握していない可能性やそもそもやりたいと思える仕事を知らない可能性などが考えられます。
ここではやりたい仕事がわからないときに考えられる原因について解説します。

自己分析ができていない

自分の特徴や強みを知らなければ、どんな仕事が合っているのかわからないものです。

まずは自己分析をして、自分の持っている資格やスキル、自身で把握している性格、興味など自分のことを深く理解することでやりたい仕事を見つけられる可能性があります。

  • ・性格
  • ・興味のあること
  • ・得意なこと
  • ・苦手なこと
  • ・長所や短所
  • ・やりたくないこと

こうした自分の特徴というのは、理解しているようで案外わからないものです。
頭の中で考えているより、目に見えるようにしっかりと書き出すことで、考えがまとまり自分のやりたいことを考えることができます。

自己肯定感が低い

自分の「やりたい仕事」がわからない原因として、自己肯定感の低さがあげられます。
自己肯定感が低いと「どうせ自分なんて…」と自信が持てなかったり、周囲の目や意見が過剰に気になったりするものです。

「自分には無理だ」と、やりたいことや大切にしたいことにふたをしてしまうと、自分のやりたい仕事の可能性を狭めてしまい、後悔することになります。

自己分析で自分の強みや得意なことがはっきりとわかれば、自信もついてきます。
周囲の意見に流されずに自分の価値観を大切にして、やりたい仕事を探しましょう。

知っている仕事の種類が少ない

仕事探しをする際、なんとなく知っている仕事から選ぶ人も少なくはないでしょう。
知っている職業が少なければ、その中から自分のスキルや強みを生かせる、やりたいと思える仕事を選ぶことはできません。

業界や職種に関する知識を深めれば、選択肢を増やすことができますし、まったく関心のなかった業界に自分のやりたい仕事が見つけられる可能性もあります。

求人情報誌やWebメディアなど、さまざまなメディアから情報を得て、知っている仕事の種類を増やしましょう。

器用貧乏なところがある

どんなことも可もなく不可もなくこなせてしまう人も、自分のやりたい仕事がわからないことがあります。

なんでも無難にやれてしまう人は、自分にとって「これしかない」と情熱を傾けられる仕事が見つからないものです。

こうした器用貧乏な人は、自分のスキルを棚卸しして「強み」を見つけることが大切です。
他人には負けないことや自信を持てる要素を書き出すことで、情熱をもってやりたいと思える仕事を見つけることができるでしょう。

高い理想を持ち過ぎている

仕事探しにおいて理想が高すぎると、視野や選択肢が狭まり、やりたい仕事が見つかりにくくなります。

年収や勤務時間など、職場環境において求める条件には個人差がありますが、自身のスキルやキャリアからかけ離れているとなかなか見つかりません。
求人情報を見て「条件が合わないな」「経験がないし」と排除していたら、選択肢は少なくなります。

まずは、本当に譲れない条件を洗い出したうえで、条件に優先順位をつけて、求人情報サイトなどで検索してみましょう。
今まで選択肢に入らなかった業界や職業を目にすることで視野も広がりますし、選択肢も増やせます。

今の仕事から逃げたい

「今の仕事・職場から逃げたい」と思って転職先を探している場合、やりたい仕事を探すよりも、一刻も早く今の仕事を辞めること個体が目的となってしまいます。

目先の退職が優先してしまい、退職後のことまで考えられていないため、自分のやりたい仕事がわからないのです。

転職をしても、今の仕事から逃げたい理由がうやむやなら、ふたたび同じような状況になる可能性も考えられます。
まずは、なぜ辞めたいのか理由を明確にすることが大切です。

給与や人間関係など辞めたい理由から、自分が働くうえで大切にしたいことを見つけられます。

辞めたい理由が明確になったら、まずは辞めずに解決する方法はないかも考えてみましょう。

自分のやりたい仕事の見つけ方

自分のやりたい仕事の見つけ方

 

自分のやりたい仕事を見つけるには、自分のことを知るために自己分析をしたり、身につけたいスキルから考える方法などがあります。
また、自分がどのように働きたいのか「理想の自分」から逆算してみることが大切です。

それぞれのポイントや注意点について、くわしく解説します。

自己分析をする

自分のこれまでの経歴を振り返り、うれしかったことや嫌だったこと、好きなことや苦手なことなどを洗い出して整理してみましょう。

仕事以外でも家族や友人から褒められたことは、長所としてアピールできるものです。自分ではそう思っていなくても、仕事に生かせる可能性があります。

少しでも興味のあることを見つけたら、調べてみるのもひとつの方法です。興味のあることから、自分では気がつかなかったキャリアが見えてくることもあります。

身につけたいスキルを考えてみる

現状持っているスキルでやりたい仕事を探すのではなく、身につけたいスキルからやりたい仕事を探す方法もあります。

就職や転職に役立つスキルには、経験で培う専門性のあるものだけではありません。
仕事の効率化やコミュニケーション力は、業界や職種が変わっても役立つスキルです。

ビジネススキルの基礎であり、どこでも通用するスキルを身につけておけば転職をしても、新しい業務内容を覚えることに専念できるメリットがあります。

また、自分のやりたい仕事が見つかったときにも挑戦しやすくなることから、仕事の選択肢を広げることも可能です。

「理想の自分」から逆算してみる

自分のやりたい仕事を見つけるには、自分の理想像を考えて、そこにたどり着くためには何をすべきか逆算して考える方法もあります。

まず10年後の自分のキャリアやライフスタイルなどの大きな目標を立てましょう。
大きな目標は「年収600万円」「マイホーム購入」など、自由に目標を書き出してみるのがポイントです。

非現実的な目標でもよいので書き出します。
そこから5年後、3年後にはどんな自分になっていたいか、こまかい目標を立てていくと、理想を実現するためには今、どのようなことに取り組めばよいのか見えてきます。

もし、目標設定が困難な場合はどうしてもゆずれない条件に絞って、目標を立て直してください。
将来への目標を立てることで、今の仕事で身につけられるスキルややりがいが見つけられることもあります。

やりたくないことを洗い出す

やりたいことが見つからないときは、やりたくないことを洗い出してみましょう。

不満を抱えている状況だと、なかなかポジティブにものごとを考えにくいものです。
それなら「やりたくない!」と不満に思っていることを書き出して、仕事探しの条件から外していけば自分のやりたい仕事が見えてきます。

たとえば、同じ作業を黙々と続けることが苦手なら、毎日変化に富んだ仕事が選べるなど、自分が前向きに取り組める仕事を探せます。

職業研究や業界研究をしてみる

自分が知っている職業の選択肢を増やすために、職業研究や業界研究をしてみるのもひとつの方法です。

労働政策研究・研修機構が編集・発行した「第5回改定 厚生労働省編職業分類 職業名索引」には、日本にある職業名が約1万7,000種類以上掲載されています。
大分類・中分類・小分類と分かれているため、興味や関心もった分野に関連する職業を知ることが可能です。「販売・営業の職業」だけでも561種類の職業名が掲載されています。

職業研究・業界研究をしてみると「こんな仕事もあったのか!」と知見が広がり、やりたいことが見つかるかもしれません。

(参考:労働政策研究・研修機構「第5回改定 厚生労働省編職業分類 職業名索引」)

やりたいことではなく「できること」を考えてみる

自分のやりたい仕事が見つからず、なかなか仕事探しが進まない人はできることから探してみるのもおすすめです。

自分のやりたい仕事(興味)だけではなく、自分のできること(能力)をふまえて、自分の「適職」は何かを考えてみてください。

自分に向いている仕事や、今までの経験やスキルの活かせる仕事が見つかれば、仕事での活躍も期待できます。

ここからは、できることや性格などを踏まえて、適職を探す方法について紹介します。

自分の能力や経歴を書き出してみる

自分の適職を見つけるために、まずは仕事に関する得意なことや不得意なことを洗い出します。

自己分析で書き出した内容を見て、なぜそう書いたのか理由を考えてみることが大切です。それらの理由から、やりたいと思える仕事が見つかる可能性があります。

また自分の経歴を時系列で書き出して、整理してみるのもおすすめです。
過去の経験を振り返ってみたときに、努力をしなくても結果を残せた経験は、もともと自分に備わっている能力です。

努力しなくても、すでに持っているものなので仕事にも生かしやすいでしょう。

ほかにも、何かしらの資格を持っているなら、資格必須の仕事に就くことが可能です。
好きなことや趣味が明確であれば、それを仕事に活用することができるのか探ることもできます。

周囲の人に自分の強みを聞いてみる

自己分析がむずかしいときは、周囲の人に自分の強みを聞いてみてください。自分では気づけなかった自分の特徴やスキルに気づけるかもしれません。

自分の強みを聞くときは、上司や先輩など自分よりも立場が上にあたる人に聞くのがポイントです。これまでの仕事のやり方を知っているため、客観的な意見を聞けます。

現在の職場の人に聞くときは、転職活動中や検討中であることを悟られないように、相手から自分の強みを聞けるように質問の内容に気を配ることも忘れないでください。

適職診断ツールを使う

自己分析や周囲に聞いても適職がわからないときは、適職診断ツールを使ってみてください。
自分の性格や仕事に対する価値観など、質問に回答していくだけで、自分に向いている仕事や業界がわかります。

パソコンやスマホでも気軽にチェックできるので便利です。いくつかご紹介します。

・バイトルNEXT
メールアドレスなどの登録不要で利用できる適職診断ツールです。
10個の質問に答えるだけで、仕事につながる性格タイプがわかります。
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・キャリアインデックス
全部で39個の設問に直感で回答していくだけで、向いている職種の診断が可能です。
仕事を選ぶうえで大切にしたい価値観や自分の強み、性格などがわかります。
適職診断(無料)

・リクナビNEXT
仕事を選ぶときに自分が大切にしている価値観がわかります。
仕事内容や人間関係など価値観のバランスもわかるため、価値観の優先順位をつけるときの目安にするとよいでしょう。
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診断結果は100%信じるのではなく、あくまで客観的意見として、やりたいこと・できることを考える際の参考にしてください。

まとめ:自分のやりたい仕事がみつからなくても大丈夫!焦らずに自己分析してみよう

自分のやりたい仕事がわからないことに不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、見つからなくても焦る必要はなく、自分のできることや、身につけたいスキルから仕事を探してみる方法もあります。
自分に合う仕事を見つけるには、自己分析で自己理解を深めるだけではなく、気になる職業についても理解することが大切です。
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