やりたいことがないと就職で不利?面接で聞かれたら?そんな人へ就活のコツを紹介!

やりたいことがないと就職で不利?面接で聞かれたら?そんな人へ就活のコツを紹介!

面接において、やりたいことを聞かれることは珍しくはありません。
やりたいことがない場合、就職に不利なのではないかと不安になる人も多いようです。
しかし、例えやりたいことがなくても、対策方法をきちんと理解していれば就職活動において不利になることはありません。

本記事では、やりたいことはどう見つければいいのか、面接で聞かれた場合どう答えればいいのかなどを解説していきます。
やりたいことがわからずに困っているという方は、是非参考にしてみてください。

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やりたいことがないのは就職でマイナス?

やりたいことがない、分からないというのは多くの方にとって共通する悩みなので、引け目に感じることではありません。
そういった状態のまま就職するのも珍しいことではないので、働く前からやりたいことが明確になっていることは必ずしも求められません。

ただし、面接で「やりたいことは?」と質問をされたら答えられるように、企業の情報や自己分析などから回答として出せるものを事前にまとめておきましょう。

「やりたいことがない」は、就活・就職において強みにできる

「やりたいことがない」という状態は、考え方次第で強みにもできます。
やりたいことが決まっていない分、視野を広く持つことができれば、より多くの業界・業種を選択肢に入れることができます。

多くの選択肢の中から「成長できる企業」「幅広い業務を経験できる企業」といった条件で選ぶ事ももちろんありです。

また、就活中にやりたいことがなくても、就職後に仕事をこなす中で訪れたチャンスをつかみ、やりたいことを見つけていくこともできます。

就職面接でやりたいことを聞かれてしまったら?

就職面接でやりたいことを聞かれてしまったら?

 

やりたいことがないまま面接を受けて、やりたいことを聞かれると回答の準備ができておらず、パニックになってしまいます。
焦らず回答するために、この項目を参考にして準備してください。

やりたいことを聞く企業の意図

企業がやりたいことを聞く意図として考えられるのは、応募者の仕事選びの軸が自社でできることや働き方と合致しているかを確認するためです。

やりたいことと仕事内容に大きな食い違いがあり、結局早期に退職してしまうとなれば、企業にとっても大きな損失です。

企業のことをよく理解したうえで、応募者自身がやりたいことと一致しているから選んでいるのだと確認することが企業にとって大切なので、このような質問がなされるのです。

自分のやりたいことを伝えるメリット

大卒正社員の入社3年以内の離職率は約30%で、最も多い離職理由は「仕事が自分に合わなかった」というものです。

前述の通り、このような状況は企業にとっても損失が大きく避けたいことです。応募者にとっても入社後に思っていたものと違って早期に退職をする、ということは望ましいことではありません。

自分のやりたいことを面接前にまとめた上できちんと企業に伝えることは、自分が企業の求めている、企業にマッチした人材であることの効果的なアピールにもなりますし、入社後のミスマッチを防ぐことに繋がります。

(参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します」、内閣府「特集 就労等に関する若者の意識|平成30年版子供・若者白書(全体版)」

「やりたいことは?」の回答文例

ここではやりたいことを面接で聞かれた際の回答例を紹介します。

(例)不動産業界・営業の場合

「私は入社後、営業として新しい生活を始める方が快適に暮らせる住居を提案したいです。私自身、一人暮らしで物件探しに失敗してしまった経験があるので、同じような人を一人でも減らしたいという思いがあります。

御社は一人暮らし世帯向けの賃貸に関してとても評判が高く、私も熱意を持って仕事に取り組めると考えています。

私にはホームセンターのアルバイトとして、お客様の要望を聞き取り、最適な商品を案内するといった経験があります。相手のニーズを汲み取って提案する能力は、御社の営業としても発揮できると自負しております。」

この例文のポイントは、以下の通りです。

  • ● まずは結論から伝える
  • ● その企業だからこそできる、具体的な理由にする
  • ● 自分がどう貢献できるかも伝える
  • ● 自身のエピソードも織り交ぜる

やりたいことがないと思ってしまう主な原因3選

この項目では、「やりたいことがない」と感じる原因を3つあげます。
どれもよくあるパターンなので、自分にも当てはまらないか確認してみましょう。

自己分析ができていない

自己分析が十分にできておらず、自分のことが分からないからやりたいことが分からないという人もいます。
まずは自分のことを理解することが大切です。

自分の性格や趣向や能力などを改めて見直せば、それが自分に向いていることや目指すべき方向性の発見にも繋がります。

前述した通りやりたいことを企業側に伝えることは大事ですが、自分で自分のことを分かっていなければ伝えることは当然できません。
ですので、まずは自己分析から行うとよいでしょう。

知っている仕事の数が少ない

例え自分のことが理解できていても、自分とマッチする仕事自体を知らなければやりたいことを見つけることもできません。
ですので、知っている仕事の種類を増やすのは有効な手段です。

世の中にある仕事は調べなくても大体想像が尽く、と思うかもしれませんが、厚生労働省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査によると、日本にある職種の数は約1万7000種類以上です。

先入観を持たずに、少しでも興味の持てる職種や業界がないか調べてみましょう。

仕事に対する価値観がまだ定まっていない

「働くうえでどのようなことを重視するのか」という価値観がまだ定まっていないのも、やりたいことが分からないと感じる主な理由の一つです。

しかし、働き出す前ならばそのような価値観が定まっていないのも自然なことです。
気負いすぎず、仕事にどんなやりがいや楽しみを求めているのか改めて考えてみましょう。

とはいえ、やりたいことが見つからないという方は、仕事に対してそこまでポジティブなイメージも持っていないかもしれません。
しかし、仕事はあくまでも生活の手段だと割り切ることも一つの価値観なので、そういった方向性も含めて自分の価値観を探してみましょう。

やりたいことがない人の就職先探しのコツ

やりたいことがない人の就職先探しのコツ

 

やりたいことがないからといって、就職しないというわけにもいきません。
この項目ではやりたいことがない人に向いた就職先探しのコツを紹介しますので、是非参考にしてください。

幅広く業界・職種について調べてみる

前述した通り、世の中には想像以上に沢山の職種が存在します。
狭い業界に絞り込む前に、興味のない分野も含めて幅広い業界について視野を広げて調べてみましょう。企業研究をする中で、意外なところから自分のやりたい職種が見つかるかもしれません。

興味のある業界は絞れている、という場合でも他の業界と比較して検討することで、その業界についてより深く理解できることもあります。

インターンなどで仕事を経験してみる

インターンなどで実際に仕事を経験してみるのも有効な手段の一つです。
経験することで得られる実感は、インターネットや本で得られる情報とは全く異なります。

自分がその仕事をやりたいかどうか、向いているかどうか、実際に体験してみることで初めて気づけることもあるかもしれません。
時間に余裕があるのであれば、様々な業界のインターンを試してみるとよいでしょう。

自分の理想とする姿を思い浮かべる

理想とする将来の自分の姿を想像し、そうなるためには今どんな仕事を選ぶべきか、という基準で考えるのも一つの手段です。

人生100年時代といわれる今、理想とする自分というのはキャリアプランの面だけではなく、ライフプランも合わせて想像した方が良いでしょう。

仕事に打ち込んでどんどん出世したいのか、余暇を充実させたいのか、というざっくりとした二択でも、自分の理想とする姿がどういったものか考えることは仕事を選ぶ指針になります。

やりたくないことをリストアップする

逆に、やりたくないことをリストアップするのも有効な手段の一つです。
やりたくないことはやりたいことよりも出しやすいと思いますので、消去法で自分に向いている仕事を見つけることができるかもしれません。

やりたくないことを避けるというのはストレスを軽減させ、仕事を長続きさせることや効率的な成長にも繋がります。

こうしてやりたくないことを弾いて、残った職種から本当にやりたいことが見つかる可能性も当然あります。

身につけたいスキルから考えてみる

どんな仕事をしたいかではなく、どんなスキルを身につけたいかから考えるのも手です。
例え入社した企業が合わなくても、身につけたスキルは他の企業でも活かすことができるので、転職をする際にも有利に働きます。

コミュニケーション能力や資格など、身につくスキルをアピールしている求人も多いので、そういった観点から探してみるとよいでしょう。

やりたいことより「できること」で考えてみる

やりたいことがわからないのであれば、「できること」を基準に仕事を探してみるとよいかもしれません。

自分の得意なことであれば就職も実際の仕事も上手くいく可能性が高く、そうして評価されれば自分自身の喜びにも繋がり、やりがいも生まれてくるでしょう。

他人から褒められるのは何か、実績があるのは何か、きちんと洗い出してみるのがおすすめです。

趣味や好きなことから仕事に活かせることを考えてみる

やりたい仕事が明確ではなく、就活でアピールできる能力もないと感じるのであれば、プライベートな趣味や好きなことに注目して自分を分析しましょう。
自分が熱意を持って続けられる仕事が見つかるかもしれません。

趣味を仕事に活かすなんて難しいのでは、と思うかもしれませんが、一つの趣味には様々な職種の人間が携わっているものです。表舞台で目立つ人ばかりではありません。

自分の好きな分野にどんな職種があるのか、という観点で調べてみるとよいでしょう。

就職活動を続ける中でわからなくなってきたら?

就職活動を続ける中でわからなくなってきたら?

 

失敗が続くと、自分でもどんな仕事を選ぶべきか、どんな企業に応募すべきかわからなくなってくるものです。
そんな状態に陥ってしまった人のため、この項目では対策方法を紹介します。

とにかく前向きになることが大切

後ろ向きな気持ちのままでは合格が難しいだけでなく、精神的にも辛いままになってしまいます。
合格できないから辛くなり、辛いから合格できない……という悪循環には陥らないよう気をつけましょう。

ポジティブな気持ちになれるよう、自分なりに工夫することが大切です。
難しい就職活動の中で、自分なりに頑張れたと思うことや、成長できたと思えることなどを思い返してみるとよいでしょう。

もう一度自己分析をしてみる

もう一度自己分析をしてみて、わからなくなったことを探してみるのもよいでしょう。
自分では適性を把握したうえで就職活動をしているつもりでも、実は応募している企業とのミスマッチがあるのかもしれません。

一度きちんと行った自己分析でも、時間が経つにつれて徐々にズレていくというのはおかしいことではないので、定期的にやり直すとよいでしょう。

一度就職活動から離れてみる

就職活動に対する不安がどうしても頭から離れない、という方は一度思い切って気分転換するのも手です。

焦ってばかりではいい結果は出せません。離れることへの罪悪感もあるかもしれませんが、よりよい就活のために勇気を出して休んでみましょう。
ただし、あまり休みすぎると就職活動に復帰するのが難しくなってしまいます。
一週間だけ、といったように期間をきっちり決めて就職活動に復帰するようにしましょう。

まとめ:やりたいことがない人でも就職は充分にできる!

やりたいことがない人でも、自分を見つめなおすことでやりたい仕事、やれる仕事が必ず見つかります。
自分がどんな仕事をやりたいかわからない、やりたいことを見つける対策も難しい、という人はとりあえず求人を見ることから始めてはいかがでしょうか。
バイトルNEXTでは、様々な求人を掲載しています。
今のあなたが知らない、あなたが本当にやりたくなるような仕事も見つかるかもしれません。

 

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