やりたいことがないけど転職したい!解決のヒントや年代別の転職のポイントを紹介

特に今の仕事に不満が無くても、この先も変わらず今の仕事を続けていて良いのだろうかという漠然とした不安を感じている人は意外に多いものです。
それでも、転職してまでやりたい仕事もないと行動に移さないまま、年齢を重ねていくのはかなり損をしているかもしれません。
実際、キャリアの方向性や将来のビジョンが明確な人ばかりではありません。
しかし、少しでも自分のやりたいことや得意分野がはっきりすれば、今より満足できるキャリアに進めるチャンスがあります。
この記事では、転職するかどうかについて悩む原因や、年代別の転職のコツについて紹介します。
自分の本当にやりたい仕事を見つけるヒントは、意外にも身近にあるかもしれません。
目次
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やりたいことがなくてはダメ?
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今、特にやりたいことがなくても、それは自然なことであり問題ありません。
しかし方向性が定まらないまま転職活動をするとなると、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
ここで、転職活動を始める前にやりたいことを考えるべき理由について解説します。転職活動を始める前にやりたいことを考える理由
やりたいことや目的のないままに動いてしまうと、思うように内定が取れず、転職活動が長引いたり、転職をしたいと思っていてもずるずると今の会社に留まってしまう恐れもあります。
転職では、現在の環境で何か嫌なことがあったから辞めるのではなく、新しい環境で自分は何をしたいのかという前向きな動機を考えるようにしましょう。
やりたいことの方向性すら分からないまま転職しても、同じようなミスマッチを感じて、また転職や早期退職を繰り返すことにもつながります。
転職活動を始める前に、まずは自分のやりたいことについて考えてみることで、転職活動をしていく上でのヒントになります。やりたいことが見つからなくても焦らない
明確にやりたいことがみつからなくても、一度やりたいことについて真剣に考えてみると、将来のキャリアの方向性を考えるきっかけにもつながります。
今、やりたいことが明確になっていなくても焦る必要はありません。
また、現在の職場で偶然任された仕事や経験したことからやりたいことが見つかる、ということもあります。
今すぐに転職と焦らずに、目の前の仕事に真剣に取り組むことで、得意・不得意や興味のあることなど、今まで見えなかったことが見えるようになるかもしれません。
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やりたいことがないと思っている人の主な原因
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現状に満足していてやりたいことがない、というわけでも無い限り、何かしらの不満や問題があるからこそ、転職を考えることに繋がっている可能性が高いでしょう。
転職してまでやりたいことがないと思っている人も多いわけですが、そもそもやりたいことがないと思う原因は何なのかについて、ここで解説します。自己分析ができていない
意外にも人は、自分でも自分のことがよくわかっていない、ということがあります。
やりたいことがないという人は、自分自身への理解が深まっていないために、本当にやりたいことに気づけていない可能性があります。
そこで、自己分析をして、自分の得意なことや苦手なこと、モチベーションの上がるものなどを、きちんと自分で認識することが大切です。
自己分析の方法はさまざまですが、過去を振り返って、感情が大きく動いた経験について深掘りするのがおすすめです。
誰かの役に立った経験や何かを作り上げた経験、嬉しかったこと、悲しかったことなどを思い出すことで、自分の本当にやりたいことが何か気づくことにもつながるでしょう。自己肯定感が低い
自己肯定感が低く、自分に自信が持てない人は、やりたいと思う仕事があっても「どうせ自分にはできない」と諦めてしまう傾向があります。
自己肯定感が低い人は、過去に何か大きな失敗をしたり、他人の評価を気にしすぎたり、といったさまざまな要因から自分に自信をなくしています。
自身に厳しく謙虚であることは良いですが、度が過ぎると出世や転職のチャンスを逃してしまうことへ繋がります。
自信を取り戻すためには、身近なところから少しずつ成功体験を積み重ねることが重要です。小さな成功でも、まず自分を褒めることから始めましょう。何事も可もなく不可もなくこなせてしまう
なんでも無難にやれてしまう人も、自分にはこれしかないと思えるものが見つかりにくい傾向があります。
それなりに何でもこなせてしまうと、結局、自分に一番向いていることや、自分が本当にやりたい仕事がよく分からない、というものです。
このような器用貧乏なタイプは、仕事に慣れるとすぐに飽きてしまうという一面もあります。
そのため、何でも可もなく不可もなくこなせてしまう人は、自分の一番の強みを知る必要があります。
そしてその強みが活かせる仕事や、情熱を持って取り組める仕事が見つけることが大切です。認識している仕事の数が少ない
知っている仕事の種類の絶対数が少なければ、その中に自分がやりたいことが見つからないのも当然です。
厚生労働省所管の独立行政法人である労働政策研究・研修機構の調査によると日本には現在1万7,000種類以上の仕事があります。
これだけの仕事があるなら、自分が本当にやりたい仕事も見つけられていないだけかもしれません。
また、やりたいことはあるのに、それを仕事には出来ないと思っている人もいるでしょう。
本当に自分の好きなことややりたいことが仕事にできないか、やってみたい仕事はないか、業界や職種を徹底的に調べてみることも大切です。今の仕事がとにかく嫌
実は転職先でやりたいことがないのではなく、単純に「今の仕事を辞めたい」という気持ちだけで転職を考えている、という可能性もあります。
そして、転職したい理由が「今の職場がとにかく嫌」「仕事に飽きた」というだけなら、すぐに転職活動を始めることはおすすめしません。
環境や人間関係など、自分以外の周りのことが原因で転職しても、転職先でまた同じ状況になるかもしれません。
また、仕事にやりがいがない場合、その理由が、飽きたからなのか、スキルがあって仕事に張り合いを感じないせいなのかによって、その後の方向性も変わります。
飽きたというだけで転職すると、十分なスキルも身についていないため、転職先でも苦労したり、結局同じ結果を繰り返す恐れもあります。
辞めたいと感じている原因を明確にして、今の職場でその問題が解決できないなら、その原因を繰り返さないという観点は次の職場探しのヒントになるでしょう。
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やりたいことの見つけ方
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これまでの内容では、仕事になんとなく不満を感じる理由や、次にやりたいことがないと感じる原因について解説しました。
ここからは、次にやりたいことを見つけるためにするべきことを紹介します。自己分析をする
自分が本当にやりたいことに気づくためには、まず自分について知ることから始めましょう。
自己分析では、これまでの自分の経験を振り返り、長所・短所や、楽しかったこと苦しかったことなどを洗い出してみると良いでしょう。
自己分析が上手くできていないと、本来の自分とは合わない職についてしまうことがあります。また、そのような自分と企業のミスマッチは、転職しても早期退職の原因にもなります。
資格やスキルといった部分だけではなく、自分の興味や、長所・短所といった性格面もあわせて、自分に合う仕事について考えてみましょう。周囲の人に自分の強みを聞いてみる
やりたいことがなければ、親族や友人といった周りの人に自分のことを聞いてみるのも効果的です。
自分自身がイメージする自分と、他人が考えている自分は異なることが多いものです。
また、相談しやすい上司や先輩といった周りの人に、仕事における自分の強みや得意分野について聞いてみるのもおすすめです。
第三者の意見や評価を聞くと、自分では気づけなかった自分の特徴に気づくかもしれません。ただし、今の会社で周囲に話を聞くときは、転職と関連づけずに質問する方が良いでしょう。
自分に合った部署や業務内容の部署への異動が叶えば、転職せずに今の会社で活躍できる可能性もあります。やりたくないことについて深掘りしてみる
やりたいことを考えるのではなく逆に、自分がどうしてもやりたくないことを考えた方が、選ぶべき仕事が見えてくることもあります。
不得意なこと、苦手なことを消去法で除外したとき、残った仕事が自分にとって「好きではないけれど苦にならない」仕事です。
転職で仕事を探すときも、やりたくない仕事や嫌な仕事をまず求人情報から除外して応募先を探してみると、ある程度まで職種を絞ることができます。
仕事は、人生でも多くの時間を費やすものです。苦手なことや嫌いなことを仕事にすると、常に嫌なことと向き合う羽目になるので、大きなストレスになったり、いつまでも実績が挙げられない恐れがあります。
やりたいことがない人も、できれば避けたいこと、過去に苦労したこと、耐えられないことなど、今の仕事で不満に思っている部分をリストアップすることで問題が明確になります。職種や業界について調べてみる
前述のように、日本には約1万7,000種類以上の職種があると言われています。
やりたいことや興味のあることが思いつかなければ、職種や業種に対する知識を深めるのも良いでしょう。
求人情報誌や転職サイトを見ているだけでも、興味のある仕事や業界が見つかるかもしれません。
求人の募集条件を見ることで、自分が仕事や生活において求めているものの判断基準や優先度を知ることもできます。
少しでも興味の持てる職種や業界、就業条件の仕事があれば、自分が本当にやりたいこともわかるかもしれません。「理想の自分」から逆算してみる
自分の理想の将来像を考えて、そこにたどり着くために何をすべきかを逆算してやりたい仕事を考えるのもおすすめです。
例えば「10年後にはこれぐらいの収入で、こういう場所で、こういうライフスタイルで過ごしたい」というような大きな目標を設定します。
次に、そのために、5年後には、どういう状態で何を達成すべきか考えます。そして、3年後、1年後と徐々に小さな目標を設定していきましょう。
こうすることで、今からどのように動いて、どういう仕事に就くべきかが、具体的に想像することができます。
また、今はやりたいと感じられない仕事をしていても、将来のためと考えることができるので、前向きに仕事にも取り組むことができるでしょう。身につけたいスキルから考えてみる
どんな仕事がしたいかではなく、自分がどんなスキルを身につけてみたいか考えてみるのも良いでしょう。
仕事をすることはもちろん大切ですが、働きながらどんな自分になっていきたいか、どう成長していきたいかを考えて、転職先を見つけるという方法もあります。
合わせて自己分析もしておくことで、もっと伸ばしたい強みを元に、自分のスキルを磨くための仕事選びができるでしょう。
良い会社に就職したと思っていても、経営環境の変化や待遇によっては、転職を考えざるを得ない状況になることはあります。
そんな時に役に立つのは資格や仕事での経験、スキルです。
やりたいことを明確にするのが難しい人は、自分がやりたいことかどうかで考えるのではなく、一生役立てていきたい、身につけたい、と思うスキルを軸に仕事選びをするのもおすすめです。
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【年代別】やりたいことがない人の転職のポイント
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ここで、やりたいことがなく、転職したくてもどうしたら良いかわからないという人の転職についてのポイントを解説します。
注意すべきポイントは年代によって異なるため、自分に合うものを参考にしてみてください。20代の転職
20代は、さまざまな仕事や業界を知ることで自分の将来を考えることが大切になる世代です。
初めて正社員として働き始めた会社から転職するとなると、不安も大きいものです。
ですが、若手となる20代の転職はチャンスも多く、企業からのニーズも高いため転職にはとても有利な世代です。
特に20代では、スキルやキャリアがなくてもポテンシャル採用をしてくれる企業は多く、未経験の業界であってもチャレンジが可能なため、転職の幅も広いでしょう。
20代の転職活動では就活のやり方や、自己分析、企業研究を見直す必要があります。
就職した会社がイメージと違っていたり、やりたかった仕事ではなかった場合は、最初の自己分析や企業研究が間違っていた可能性があります。
同じようなことの繰り返しにならないように、ミスマッチの原因を探りながら、転職活動を進めましょう。30代の転職
30代での転職活動は、もう遅いと諦めずに、自分の強みや経験を棚卸して武器にすることがポイントです。
働き盛りである30代は即戦力として期待される世代です。
また、成し遂げたい未来の理想像から逆算してキャリアアップを考えるには最適な世代です。
50代でこれぐらいの収入を得たいから、40代でこういう出世コースに乗ろう、と考えた時、その第一歩となるのが30代の姿です。
30代は実務経験もあり、そこそこのポジションを経験している人も多いため、転職活動ではこれまで培ったスキルやキャリアから、即戦力として貢献できることをアピールすると良いでしょう。40代の転職
40代でも決して転職できないことはないですが、やはり年齢が一番のネックとなります。
ですが、年齢を重ねれば重ねるほど、状況は不利になる一方です。
転職を考えているなら、1日でも早く転職活動をスタートさせた方が良いでしょう。
他の世代よりも厳しい状況であるため、40代の転職には経験や今までのキャリア、マネジメント力を活かしたり、資格を取得したりしておくことが大切です。
自己分析をして今までの経験から強みを見つけて、興味のある分野で活かせないか考えてみると良いでしょう。
また、スキルやキャリアに自信がある人は、新しい場所でもうまくやれることを示すため、面接では協調性や柔軟な考えをアピールすることも大切です。
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まとめ:やりたいことがない人は転職前に整理しよう!
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やりたいことがない人は、まず、やりたいことがないと思う原因を分析しましょう。自身の性格や理想から、本当にやりたいことを模索して、挑戦してみることが大切です。
人間関係やキャリアアップについて、部署の異動などでは解決しない問題がある場合は、早いうちに転職活動を進めると良いでしょう。
バイトルNEXTではたくさんの企業の求人を扱っているため、さまざまな仕事や業種を知ることができます。
バイトルNEXTでは企業の社風や年齢層などを選んで検索することもできます。
自分の希望の条件で求人を絞り込むことで、本当にやりたい仕事を見つけられるかもしれません。【関連記事】
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