ハローワークの持ち物を場面別に紹介!初回や雇用保険手続きのときは?どんな服装?

ハローワークの持ち物を場面別に紹介!初回や雇用保険手続きのときは?どんな服装?

ハローワークでは、求職活動のための職業相談や、失業中の雇用保険の受給手続きをすることができます。
ですが、ハローワークに初めて行く人は、何を持っていけばよいのか、どういう服装で行けばいいのか、準備しておく書類には何があるのかなどわからないことも多いでしょう。

実際のところ、服装や持ち物については、ハローワークに行く目的によって異なります。
この記事では、そんな目的別ごとに必要な持ち物や、場面に合った服装について解説しています。
ハローワークに行くのが不安という人はぜひ参考にしてください。

面接ノウハウ関連記事

ハローワーク利用時に必要な持ち物【場面別】

ハローワーク利用時に必要な持ち物【場面別】

 

ハローワークに行く目的ごとで、必要な持ち物は異なります。

初めてハローワークに行くなら、特に必要な持ち物はありませんが、メモ帳や筆記用具があると便利です。

2回目以降の来所で、求人検索や就職関連の相談をしたい場合には、初回に作成したハローワークカードや相談時に見てほしい応募書類を持参しましょう。

雇用保険の手続きでは、必要な書類や持ち物がいくつかあります。前の会社に発行してもらう書類もあるため、退職前から準備しておいた方が良いでしょう。

初めてハローワークに行くとき

  • ・履歴書や職務経歴書
  • ・筆記用具
  • ・メモ帳やスケジュール帳

初めてハローワークに行く場合は、所轄のハローワークで最初に「求職登録」を行い、ハローワーク受付票(ハローワークカード)を受け取ります。

登録では、求職申込書に学歴や職歴、資格情報などを記入する必要があるため、履歴書や職務経歴書、筆記用具があると安心です。

また、求職申込書の情報は自宅のパソコン等から事前に仮登録しておくこともできます。

ハローワークインターネットサービスにアクセスして必要情報を入力して、14日以内に所轄のハローワークの窓口で手続きをすれば、ハローワークカードを受け取ることができるため、手ぶらでも問題ありません。

ハローワークカードとは?

「ハローワークカード」とは、ハローワーク受付票という書類の通称で、ハローワークでの各種サービスを受けるための登録カードです。

ハローワークカードがあれば、職業相談、仕事の紹介、求人検索用パソコンの利用や、ハローワークの主催する各種セミナーの受講や予約などをすることができます。

紛失した場合は、1年以内であれば氏名、生年月日を確認して再発行が可能、1年以上経過している場合は、新規求職申込みを行い、新しいカードを作る必要があります。

端末で求人紹介検索をしに行くとき

端末で求人検索をするだけであれば、特に必要な持ち物はありませんが、下記の持ち物があると便利でしょう。
また、求人票の印刷や詳細を確認するためにはハローワークカードを持参しましょう。

  • ・ハローワークカード(検索のみなら不要)
  • ・筆記用具
  • ・メモ帳

気になる求人情報をメモするために、メモ帳や筆記用具があると良いでしょう。
服装についても、清潔感のある私服であれば問題ありません。

求人検索のみであれば、自宅のパソコンやスマートフォンからでも閲覧は可能ですが、3割程度の会社が会社名を伏せて求人情報を掲載しています。
詳しい情報の閲覧には、求職登録やハローワークカードが必要になります。

職業相談に行くとき

  • ・ハローワークカード
  • ・雇用保険受給資格証(失業中で雇用保険の手当を受給している人)
  • ・筆記用具
  • ・スケジュール帳
  • ・履歴書や職務経歴書

職業相談に行く場合は、事前に質問されそうな内容や、聞きたいことについてまとめておくと安心です。

履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削指導なども受けることができるため、必要に応じて持参しましょう。

また、面接の指導やアドバイスを受けたい場合は、服装もスーツにすると服装のアドバイスをもらうことができるので良いでしょう。

雇用保険受給資格者証は、認定に必要な求職活動実績のハンコをもらう場合忘れずに持っていきましょう。

雇用保険受給資格者証とは?

雇用保険受給資格者証とは、失業保険(雇用保険の基本手当)を受け取る資格を証明する書類です。
この書類に求職活動の実績となるハンコを押してもらい、失業認定日に提出しなければ失業保険を受給することができません。

失業保険(雇用保険の基本手当)の手続きに行くとき

失業状態にあることが認定されると、俗称で失業保険と呼ばれる、雇用保険の基本手当を受給することができます。

受給手続きは、自分の住んでいる所轄のハローワークで行います。
ハローワークを利用したことが無ければ、最初にハローワークカードを作成します。

手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • ・雇用保険被保険者離職票1(雇用保険被保険者資格喪失届)
  • ・雇用保険被保険者離職票2(退職理由などが記載)
  • ・写真2枚(正面上半身・縦3.0cm×横2.4cm)
  • ・マイナンバーが確認できる書類
  • ・写真付き身元証明書(免許証、パスポートなど)
  • ・印鑑(シャチハタ不可)
  • ・本人名義の預金通帳もしくはキャッシュカード

必要書類については、事前にハローワークに電話で問い合わせて、漏れがないか確認しても良いでしょう。

受給手続きが終わり、受給資格が得られると、後日行われる「雇用保険受給説明会」へ参加することになります。その説明会で「失業認定申告書」と「雇用保険受給資格者証」が渡されます。

詳しい手続きについて、もっとよく知りたい人は「失業保険手続きの流れと受給要件・もらい方とは?手続きを忘れたらどうする?」の記事を参考にしてください。

雇用保険被保険者離職票とは?

雇用保険被保険者離職票とは、離職票とも呼ばれるもので、離職したことを公的に証明する文書です。

離職票には、勤務していた会社の情報、雇用保険の加入期間、賃金支払状況、退職理由などが記載されており、この書類の記載内容によって、失業保険の受給資格の有無や受給期間が決定されます。

失業認定申告書とは?

失業認定申告書とは、失業認定日に提出する失業保険(雇用保険の基本手当)を受給するために必要な書類です。

失業認定申告書には、認定対象期間となる前回の認定日から今回の認定日前日までの期間で、働いたり、求職活動をした実績について、虚偽無く正確に記入しなければなりません。

初回認定日

初回認定日に必要な持ち物は以下の通りです。

  • ・雇用保険受給資格者証
  • ・失業認定申告書
  • ・受給資格者のしおり
  • ・認定スケジュール
  • ・印鑑(シャチハタ不可)
  • ・筆記用具
  • ・個別に指示された物やアンケート

初回の認定日では、次回以降の認定日についても確認しやすいように、「受給資格者のしおり」や「認定スケジュール」など失業認定に関わる書類を持って行くと安心です。

認定日には職業相談も合わせて行うことができるため、相談したい内容に応じて応募書類やスケジュール帳などを持参しても良いでしょう。

2回目以降の認定日

2回目以降の認定日に必要な持ち物は以下の通りです。

  • ・雇用保険受給資格者証
  • ・印鑑(シャチハタ不可)
  • ・失業認定申告書(当日もらうことも可能)
  • ・個別に指示された持ち物(マイナンバーカードなど)

ハローワークから個別に指示された持ち物があれば持参します。
雇用保険受給資格者証の写真を省略して手続きをした人は、認定の際にマイナンバーカードが必要な場合があります。

雇用保険受給資格者証を忘れてしまったり、失業認定申告書を提出しないと、失業中に手当が受けられないため注意が必要です。

履歴書の添削や面接対策を受けるとき

職業相談では、履歴書の添削や面接対策のアドバイスを受けることができます。
そのため、添削してもらいたい履歴書や職務経歴書といった応募書類を持参すると良いでしょう。

  • ・ハローワークカード
  • ・応募書類(履歴書・職務経歴書など)
  • ・筆記用具
  • ・メモ帳

面接のアドバイスを受けたい人であれば、スーツを着ていくことで、身だしなみについても合わせてチェックしてもらいましょう。
相談員からのアドバイスをメモできる筆記用具などもあると良いでしょう。

職業訓練の案内を受けるとき

職業訓練の案内には、窓口で職業相談の申込みをする必要があります。

  • ・ハローワークカード
  • ・筆記用具
  • ・スケジュール帳
  • ・雇用保険受給資格者証(失業中で雇用保険の手当を受給している人)

職業相談では、ハローワークが提携する職業訓練学校で行う無料の職業訓練の紹介も行っています。
失業保険を受給中の人であれば「公共職業訓練」、それ以外の求職者は「求職者支援訓練」を窓口で紹介してもらうことができます。

そのため、手当を受けていることを証明できる書類があれば持参する必要があります。

講習やセミナーに参加するとき

ハローワークが主催する講習やセミナーに参加するときの持参物や服装は以下の通りです。

  • ・ハローワークカード(または受付票)
  • ・筆記用具
  • ・個別に指定された持ち物(事前課題など)
  • ・スーツかビジネスカジュアルな服装

セミナーに参加するときの服装は、一般的なマナーとして就活と同様にスーツか、ビジネスカジュアルな服装が望ましいでしょう。

講習やセミナーは先着か予約制がほとんどです。
ハローワークでセミナー参加の意向を伝えた際に受付票や事前課題を受け取り、当日持参します。

雇用保険の手当のための求職実績として参加している人は、セミナーで「参加証明書」を忘れずに受け取り、認定日に失業認定申告書にセミナー参加の旨を記載することで実績となります。
そのため、特に指定されていなければ、雇用保険受給資格者証を当日持参する必要はありません。

再就職が決まったとき

これは、特に失業保険を受け取っていた人に必要な手続きになります。

  • ・採用証明書
  • ・失業認定申告書
  • ・雇用保険受給資格者証
  • ・印鑑(シャチハタ不可)

再就職が決まったら、基本手当の給付の受け取りを止めるため、ハローワークに連絡をします。

その後、新しい就業先の会社に、採用証明書を発行してもらいます。

雇用保険の被保険者で、細かい条件を満たしていれば、再就職手当を受け取ることができます。

持ち物以外でハローワークに関してよくある質問

持ち物以外でハローワークに関してよくある質問

 

最後に、持ち物や服装に関すること以外で、ハローワークについてよくある質問をいくつか紹介します。

結局のところ、ハローワークではどんなことができるの?
いろいろな場所にハローワークがあるけれど、どこのハローワークに行けばいいの?
就活に関する施設だからスーツで行かないと職員の人に怒られる?

など、初めてハローワークに行こうと考えた時に、気になることをまとめてみました。

そもそもハローワークってどんなところ?

ハローワークでは、雇用保険の受給手続きだけでなく、転職を考えている人やこれから働こうと考えている求職者であれば、誰でも無料で就職支援を受けることができます。

最近では、子育て中の人やフリーターやニートの人、氷河期世代への支援コーナーなども用意されているため、自分の状況に合った窓口を利用すると良いでしょう。

ハローワークの開庁時間は、原則、平日の朝8時30分から17時15分まで。
土曜、日曜、祝日および年末年始はお休みです。

ハローワークはどこに行ってもいいの?

ハローワークの利用に際して、初回の求職情報の登録時や、失業保険(雇用保険の基本手当)の受給手続き、失業認定日の手続きでは、必ず住んでいる地域の管轄のハローワークに行く必要があります。

一方で、求人情報の検索や、職業相談のみであれば、全国どこのハローワークも利用できます。

引っ越しの予定がある人や受けたい企業がある人は、ハローワークカードさえあれば希望の地域のハローワークで職業相談を受けることも可能です。

どんな服装で行けばいい?

服装については、初めてハローワークに行く場合、登録以外で特に目的が無ければ、清潔感のある私服でも問題ありません。

ただし、急募の案件などに求人の問い合わせをした際、その場で「今からすぐ面接に来れますか?」と企業側から聞かれることが稀にあります。
もちろん、改めて面接の日程調整をすることもできますが、なるべく早く就職したい人であればスーツを着ておく方が臨機応変に対応できます。

また、職業相談で面接の練習がしたい、という場合でもスーツを着ていく方が良いでしょう。

まとめ:ハローワークの持ち物を把握して準備万端で利用しよう!

ハローワークでは就職に関するさまざまな手続きができますが、目的ごとに必要な書類や持ち物は異なります。
初めての来庁は緊張するかもしれませんが、ハローワークは怖い施設ではありません。
自分らしく堂々と就職活動をするために大切なことは忘れ物をしないことです。

忘れ物をしてしまうと、せっかくの貴重な就職のチャンスが台無しになる恐れもあります。
家を出る前にまず、持ち物や服装についてチェックするように心掛けましょう。
バイトルNEXTでは、社員の年齢層や服装条件までチェックできるこだわり検索機能から、企業の社風がわかりやすい求人検索ができます。
正社員の求人情報も満載のバイトルNEXTを利用して、スムーズな職探しをしましょう。

 

さっそくお仕事を探してみよう

カテゴリ一覧