2023.08.09

履歴書の「現在に至る」と「以上」の正しい書き方を解説

履歴書の「現在に至る」と「以上」の正しい書き方を解説

履歴書を書くときには「現在に至る」や「以上」などの表現を使用することがあります。これらの用語の正しい意味や適切な使用方法について分からない方も多くいるかもしれません。
そこでこの記事では「現在に至る」と「以上」の使い方や正しい書き方について詳しく解説します。これらの用語を正しく使用し、ルールやマナーをしっかり抑えた履歴書を作成しましょう。

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履歴書における「現在に至る」と「以上」の使い方

履歴書の職歴欄に記入する「現在に至る」とは、自身が置かれている今の状況を表す用語です。
また「以上」は、この先の学歴・職歴はありませんという意味で使用します。
まずは、2つの用語の使い方についての基本を押さえておきましょう。

現在に至る:在職中の場合のみ使える

「現在に至る」は、現在も就業中の会社や部署を示すための用語です。そのため、在職中の方だけが使える用語になります。すでに退職している方は「現在に至る」と履歴書に書く必要はありません。

以上:離職中、在職中どちらの場合も使用する

「以上」は学歴・職歴欄の最後に書く用語で「以降の学歴や職歴はありません」という意味で記入します。そのため、在職中の方だけでなく、離職中の方も書く必要があります。
また「以上」には学歴や職歴に書き漏れがないことを示す役割もあります。
学歴・職歴欄の最後には「以上」と書くことを忘れないようにしましょう。また「現在に至る」を書く場合にも「以上」をセットで書く必要があります。

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「現在に至る」と「以上」の正しい書き方

「現在に至る」と「以上」の正しい書き方

「現在に至る」と「以上」の意味合いや使い分けについて理解したところで、それぞれの書き方も覚えておきましょう。「現在に至る」と「以上」は、それぞれ書く位置が異なります。

「現在に至る」と「以上」を書く位置

履歴書の「現在に至る」は、職歴欄の最終行から1行下に「左寄せ」で記入します。
一方、履歴書の「以上」は、職歴欄の最終行から1行下に「右寄せ」で書くのがマナーです。
「現在に至る」を記入する場合「以上」はその1行下に「右寄せ」で記入しましょう。

職歴がない場合は「現在に至る」を使用しません。職歴欄の1行目に左寄せで「なし」と記入し、その下の行に右寄せで「以上」と記入します。

■「現在に至る」と「以上」の基本位置

「現在に至る」と「以上」を書く位置

「現在に至る」や「以上」を書く行がない場合

職歴に記入する内容が多く、職歴欄の最後の行まで使ってしまう場合もあります。このような場合では、最終行に詰めて「現在に至る」と「以上」を書きましょう。
「現在に至る」は最終職歴から2文字分ほど空け「以上」は右寄せで記入するのがベターです。

■残り1行しかない場合

残り1行しかない場合

■行が余らない場合

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さまざまなケースにおける「現在に至る」と「以上」の使い方

「現在に至る」と「以上」の使い方は、自身が置かれている立場によって異なります。
ここでは、新卒、学生、フリーランスそれぞれのケースの「現在に至る」と「以上」の使い方を紹介します。

新卒の求人に応募する場合

「現在に至る」は、通常、学歴欄には使用しません。
学歴欄は主に学校名、卒業年月、専攻などの情報を記載するのに使用されるため、学歴欄では現在進行形の状況や経歴を表す必要はありません。新卒で職歴がない場合は、職歴欄に「なし」と明記し、その一行下に「以上」と記載します。
また、アルバイト経験は一般的に職歴には含まれません。そのため、社員としての就職経験がない一般的な大学生の場合は職歴欄には「なし」と記入しましょう。

学生がアルバイトに応募する場合

大学生や高校生がアルバイトに応募する場合、職歴にアルバイトの経験を記載することは適切です。特に現在もアルバイトを続けている場合は「現在に至る」や「在職中」といった表現を使って明示することが大切です。
ただし、自己都合でかつ短期間しか働いていないアルバイトの経験については、必ずしも記載する必要はありません。
また、短期間でのアルバイト経験は、応募先にとって重要な情報とはなりにくいため、記載しない方がよいでしょう。

アルバイト経験のある方は、アルバイト先の会社名や店舗名、働いていた期間を書くのが一般的です。登録制のアルバイトの場合は、登録会社名を記入し、その下に主に経験した仕事内容をまとめて書けばよいでしょう。

フリーランスが履歴書を書く場合

フリーランスの履歴書においては、職歴欄の最後に「以上」または「現在に至る」という表現を使用します。
現在もフリーランスとして活動を続けている場合は「現在に至る」と「以上」を併記しましょう。一方で、廃業している場合は「現在に至る」の記載は不要です。
廃業した旨を他のセクションや自己紹介の部分で明示することで、採用担当者に対して適切な情報を提供できます。
また、開業届を提出していた場合は、開業日も明記することが望ましいです。開業日の記載により、自身のフリーランスとしての経歴や業績の時間軸を明確に示すことができます。

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「現在に至る」と「以上」を書くときのポイント

職歴欄に「現在に至る」や「以上」を書く際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。

最後の職歴は最新の情報を記入する

最後に「現在に至る」と記入する場合、その直前の職歴は「自身が現在所属している会社や部署と行っている業務」を書くように徹底しましょう。
「現在に至る」の直前の職歴は「◯◯部◯◯課に配属 ✕✕業務に従事」などと記入します。
パソコンを使って履歴書を作成する場合のやりがちな失敗例として「転職活動中に所属部署が変わったのに、職歴を以前のままにしていた」といったこともあります。
更新せずに履歴書を提出してしまうと、あなたが所属する部署を採用担当者に正しく伝えられません。パソコンで履歴書を作成している方は、職歴を毎回チェックするように心掛けましょう。

可能な限り退職予定日も記入する

退職日が確定している場合には、退職予定日も書くことをおすすめします。企業によっては採用後すぐに入社できる人材を求めている可能性があるためです。
退職予定日を書く場合は「現在に至る」の次の行に「なお、◯月△日付で退職予定」と記入しましょう。また、この場合の「以上」は、退職予定日の1行下に右寄せで書きます。

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「現在に至る」「以上」を書き忘れたらどうなる?

「現在に至る」「以上」を書き忘れたらどうなる?

履歴書の職歴欄に「現在に至る」や「以上」を書き忘れたとしても、採用に大きな影響はありません。
ただし、履歴書の書き方を一般常識として捉えている採用担当者もいるため、ルールを守っていない履歴書を提出すると「常識がない」とマイナスの評価につながるかもしれません。
また「現在に至る」は現在就業中であることを示す用語であるため、特に書き忘れないように気を付けましょう。「現在に至る」を書き忘れるとすでに離職中であり、すぐにでも入社できると誤解される可能性もあります。

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まとめ:「現在に至る」「以上」の正しい書き方を覚えて履歴書の完成度を高めよう

「現在に至る」と「以上」は、履歴書の書き方において重要な用語です。これらの表現を正しく使い、自身の経歴を正確かつ適切に伝えることで、応募先に対してよりよい印象を与えられます。
特に「現在に至る」は、応募者の現在の状況を明示するために重要な表現です。在職中の方が転職活動をする場合、この表現を忘れずに職歴欄に記入してください。履歴書の職歴欄は、企業が応募者が求める人材かどうかを判断する上うえで重要な要素のひとつです。正確な情報を提供するために、ルールに則った履歴書を作成しましょう。
履歴書の「現在に至る」の書き方が把握できたら、積極的に求人に応募してみましょう。求人探しにはバイトルNEXTの活用がおすすめです。バイトルNEXTはさまざまな業界や職種の求人を幅広く掲載しているので、ぜひ一度試してみてください。

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