2023.08.07

【外資系企業への転職】履歴書の自己PRは重要!上手な書き方を例文付きで解説

【外資系企業への転職】履歴書の自己PRは重要!上手な書き方を例文付きで解説

履歴書・職務経歴書は、入社希望の企業に向けて自己をアピールする際に重要な要素と言えます。その中でも特に重要なのが「自己PR」の項目です。
しかし、外資系企業への応募においては、どのように記載すればよいのか分からない方もいるでしょう。
外資系企業への転職を成功させるためには、外資系企業ならではの特徴や傾向を把握し、それに適した自己PRを考える必要があります。

今回の記事では、外資系企業の採用担当者に好印象を与えられる自己PRのポイントや自己PRを作る際の注意点などを解説します。
また、上手な書き方を具体的な例文付きで紹介するので、外資系企業への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

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転職における履歴書の自己PR欄について

転職活動の際に使用する履歴書や職務経歴書には必ず自己PR欄があります。
この章では、そもそも自己PRとはどのようなものなのかについて解説します。

履歴書や職務経歴書には自己PR欄がある

企業が応募者に自己PRを求める理由は、企業の利益や成長に貢献してくれる可能性のある人材を積極的に採用したいと考えているからです。応募者の持つスキルや能力、人柄などを通じて、入社後にどのような活躍が期待できるのか、さらには企業の社風との相性がどうなのかといった点を自己PRから判断します。
企業によっては英文の職務経歴書が必要とされるケースもあります。国際的なビジネス環境やグローバルな展望を持つ企業では、英文の職務経歴書によって、国際的な活躍に対する意欲や適応力を見ます。

また、自己PRは書類選考で参考にされるだけでなく、面接でも質問されることが多いです。面接では、自己PRに記載した内容をより具体化し、自身の経験やスキルをさらに深く説明することが求められます。

就職活動における自己PRとの違い

新卒での就職活動においては多くの場合、学生時代のサークル活動やゼミ活動など、学内での経験やアクティビティをアピールします。
これは、まだ実務経験が限られている学生に対して、個人の能力や適性を見極める手段として、学業以外の活動が重要視されるからです。

一方、転職活動においては、既に実務経験や職務遂行のスキルを持つ人が応募するため、実際の仕事での経験やスキル、業績などアピールします。
これまでのキャリアで培ってきた成果や専門的な知識、プロジェクトでの役割や成長した経験、チームでの協力とリーダーシップなど、実務に即した能力や達成した成果を的確にアピールすることが求められます。

自己紹介や長所との違い

自己紹介は、名前や性格、特技など、自身の基本的な情報を伝えることで、相手に自身がどのような人物であるかを知ってもらうことを目的とします。一方、自己PRは、仕事の面で自分に何ができるかをアピールすることです。

また、長所を聞かれた場合は、性格や考え方など、個人の素質や特性を答えることが一般的です。長所は、自社の雰囲気や企業文化に合うかどうかを確認する目的で尋ねられます。
自己PRは、応募者が持つスキルや経験、成果を前面に押し出し、採用担当者に自社で活躍できそうであり、貢献してもらえると思わせることが狙いです。自己PRには、自身の強みや独自性を強調することで、競争激しい採用プロセスで他の候補者と差別化する効果があります。

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外資系企業では自己PRを重視する傾向にある

外資系企業では自己PRを重視する傾向にある

外資系企業では、自身の強みを明確に伝えることが重要視されており、日本国内の企業と比較して自己PRの重要性が際立っています。
このような企業では、自分の魅力を自信を持って伝えることが求められるため、日本人特有の謙虚な姿勢だけでは、自分の価値を適切にアピールすることは難しいでしょう。

また、自己PRの際には、具体的な実績を数値や事例として示すことが不可欠です。単なる主観的な表現だけではなく、具体的な数字や実績を交えることで、自身の経験やスキル、成果をより具体的にアピールできます。

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採用担当者へ好印象を与えられる自己PRの書き方

外資系企業の採用担当者に自身の魅力を十分に伝え、好印象を与えられる自己PRにするためには、書き方のポイントをおさえておく必要があります。

ここでは、具体的な書き方のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

自身のキャリアを振り返る

自身のキャリアを振り返るという行為は、キャリアの棚卸しと呼ばれ、これまで経験したすべての仕事を振り返り、それを書き出して整理する作業のことを指します。
このような作業を行うことで、自己PRの完成度を高め、自身の目指す方向性をより明確にできるでしょう。

また、キャリアの棚卸しを行うことで、応募先の仕事と自身の過去の経験との共通点を見つけることができます。
応募する職種や企業が求める要件と、自身の過去の経験や実績との関連性を見つけ出し、自己PRに取り入れることで、応募先企業に自分の価値をより具体的に伝えることができるでしょう。

論理的な構成にすることを意識する

自己PRにおいては、論理的な構成を意識することも重要です。自己PRでは、まず結論を明確に示し、その後にその理由や根拠を具体的に説明しましょう。
特に外資系企業では、相手に対して自身の考えを論理的かつ体系的に伝えられる人材が求められます。

また、志望動機を述べる際にも、転職活動の軸として企業を選んだ理由を論理的に絡めて伝えることが重要です。企業の価値観やビジョン、自身のキャリアや経験との整合性を示すことで、志望動機がより説得力を持ったものとなります。

簡潔にまとめる

自己PRは文章の内容だけでなく、読みやすさにも注意を払いましょう。自身のスキルや経験をできるだけ多くアピールしたくなりますが、書きすぎると内容に統一性が無く、採用担当者から見て分かりにくい自己PRとなる可能性があります。
読みやすくするには、記入欄の7~8割程度に収めることがポイントです。
箇条書きも上手に活用しましょう。箇条書きを使うことで情報が整理され、項目ごとに明確に伝えることができます。また、誤字脱字にも十分に注意し、入念な校正を行いましょう。

一方、面接の場合は簡潔かつわかりやすく話すことを心掛けてください。しかし、丸暗記だけの対応は避けるべきです。あくまで自然な会話の流れで、過去の経験やスキル、成果などを具体的に伝えるようにしましょう。

具体的なエピソードを入れる

自己PRにおいては、過去の経験や実績を具体的にアピールすることが重要です。特に前職での実績については、具体的な数字を使って示すことで、より説得力を増します。
例えば、前職での売り上げについては「○倍の売り上げを達成しました」や「○%の増加を実現しました」というように、数値を交えて過去の成果を示すことで、自己PRの効果を高められるでしょう。

また、さらに厚みを増すためには、具体的な成功体験エピソードを盛り込むことも重要です。何をどのようにして成し遂げたのか、どのような状況下で活躍したのかなど、細かで具体的な事例を挙げることで、面接官に生き生きとしたイメージを伝えられるでしょう。

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外資系企業への転職で自己PRを作る際の注意点

外資系企業への転職で自己PRを作る際の注意点

外資系企業への転職において、自己PRを作る際に注意すべきポイントがあります。
以下、重要な2つのポイントについてそれぞれ解説します。

企業が求める人物像やスキルとずれている

企業が求める人物像やスキルと合致していない自己PRは、採用担当者にとって魅力的ではない可能性があり、応募者の適性に疑問を抱くかもしれません。
また、企業研究が甘い、志望度が低いと捉えられてしまう恐れもあります。企業の事業内容やビジョン、文化などを徹底的に研究し、自己PRに組み込むべきポイントを把握することが重要です。

受け身な姿勢が見られる

外資系企業は、自発的に行動し、積極的に貢献してくれる人材を求めている傾向があります。そのため、受け身な姿勢が見られる場合は好ましく思われない可能性があります。
一般的な日本文化においては「学びたい」という姿勢は謙虚さの表れとされますが、外資系企業ではこれを受け身と捉えてネガティブな印象を与える恐れがあるため注意しましょう。

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外資系企業に転職する際の自己PRの例

外資系企業に転職する際の自己PRの例を、ケース別に紹介します。
それぞれ具体的に解説するので、自身にあった項目を参考にして自己PRを作成してみましょう。

経験者(同業種からの転職)の場合

私は長年にわたり医療品メーカーで販売促進のキャリアを築いてきました。その中で、アメリカでのプロモーション販売の経験を通じて、国際的なビジネス環境での対応力や異文化コミュニケーションスキルを磨くことができました。

アメリカ留学でMBAを取得したことにより、戦略的な視点や経営知識を獲得し、事業戦略の立案や市場分析を行う能力を身につけました。貴社ではこれらのスキルを活かして、マーケットリサーチャーやセールスマネージャーとして貢献したいと考えています。

同業界や同業種から転職する場合は、即戦力であることを中心にアピールしましょう。外資系企業への転職を考える場合、ポジションによっては国内にとどまらず、海外向けのビジネススキルも重要視されることがあります。
そのため、応募するポジションに適した経験やスキルを具体的にアピールし、自身の可能性を的確に伝えることが大切です。

異業種・異業界からの転職の場合

3年間の事務職経験を積みながら、WordPressを用いたウェブサイトの運用に携わっていくうちに、ITエンジニアとしての職に興味を持つようになりました。この経験を生かし、今後はプログラミングやコーディングのスキルを向上させ、貴社に貢献したいと考えています。現在は独学でHTMLとCSSについて学習しておりますが、まだまだ未熟な部分もあります。しかし、入社後は先輩方に教えていただきながら、さらなる技術習得のために努力を怠らずに邁進していく覚悟です。

なぜその業界を志望するか理由を伝えることが大事です。なぜ興味を持ったのか、具体的な理由を説明することで採用担当者の関心を引くことができます。
また、現在何ができるのかや、今後習得しようと思っていることも伝えましょう。これは、自分のスキルや経験をアピールするだけでなく、仕事に対して積極的な姿勢をアピールすることにもつながります。

マネジメントの経験がある場合

前職では、人事課長として幅広い採用業務に携わり、人事採用の戦略立案から社員の管理、人事戦略の策定、経費管理などのマネジメント業務を担当してきました。管理職としての役割を果たす中で、特に社員のモチベーション維持と信頼関係の構築に力を注ぎ、相談しやすい環境づくりに努めました。

社員のモチベーション向上のために、定期的な面談を実施し、個々の得意分野やキャリアに合ったプロジェクトへの配置など、適切な采配を行いました。その結果、社内のモチベーションが向上し、業績も120%の成長を達成しました。
これまでの経験によって培った管理スキルやマネジメント能力を貴社において活かし、更なる成果をもたらしたいと考えています。

具体的な役職や実績を示しながら、マネジメントスキルをアピールしましょう。また、自身があげてきた実績から、今後どのように企業に貢献できるかを伝えることも大切です。
職務経験が長い場合には、別紙に表などを作成して、職務内容や業績などをわかりやすくまとめることをおすすめします。

自己PRについては、応募職種別、強み別などで詳しくまとめた記事「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」もありますので、是非参考にしてみて下さい。

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まとめ:好印象な自己PRで外資系企業へ転職を成功させよう

外資系企業では、自己PRを重要視する傾向があるため、好印象を与える自己PRを作成することが重要です。応募先企業が求める人物像と自己PRが一致しているかどうかを確認し、企業が求める人物像やスキルに合わせて調整することも大切です。
また、外資系企業では、積極的で自己主張のできる人材を求める傾向があるため、自己PRでは過去の実績や成果を具体的に示し、自信を持って自分の強みや価値を伝えましょう。

また、転職先を探している方にはバイトルNEXTの活用をおすすめします。バイトルNEXTにはさまざまな職種の求人が掲載されているため、あなたが働いてみたいと思う職場をスムーズに見つけられるでしょう。

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