2023.09.13

【システムエンジニア】履歴書の志望動機の書き方|経験者・未経験者・新卒・第二新卒の例文付き

【システムエンジニア】履歴書の志望動機の書き方|経験者・未経験者・新卒・第二新卒の例文付き

システムエンジニアは、未経験から採用している企業も多く、転職組にも人気の職種です。 しかし、システムエンジニアになりたいと思っているものの、履歴書の志望動機をどのように書けばよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、システムエンジニアの仕事内容や向いている人の特徴、履歴書の志望動機の書き方などについて紹介します。
経験者・未経験者・新卒・第二新卒、それぞれの志望動機の例文も紹介していますので、参考にしてみてください。

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システムエンジニアの仕事の内容と年収

まず、システムエンジニアの仕事とはどのようなものなのでしょうか。一般的な仕事の内容と年収を紹介します。

システムエンジニアの仕事の内容

システムエンジニアの仕事は、システムの設計・開発を行うことが主な仕事です。
クライアントに対して、抱えている課題や必要なシステムなどをヒアリングし、それをもとにソフトウェアの仕様を決定します。

その後は、開発フェーズの中の上流工程と呼ばれる部分を担当し、最終的なテストまでシステムエンジニアが担当します。
システムエンジニアの仕事は、プロジェクトを組んでチームプレイで進めていくのが基本です。

システムエンジニアの年収

政府統計の総合窓口(e-Stat)の「賃金構造基本統計調査(2019年分)」によると、システムエンジニアの平均年収は約569万円です。(平均年収は「きまって支給する現金給与額×12」+「年間賞与」で計算)
システムエンジニアの平均年収が高いことのひとつには、IT業界の慢性的な人材不足が挙げられます。
能力のあるエンジニアは転職もしやすいので、給与面に不満があれば職場を離れる可能性もあるため、 高度な能力を持つ人材は、給与面を上げてでも確保しておきたいと考える企業が多いです。
(参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査(2019年分)」)

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システムエンジニアに求められる適性

システムエンジニアに求められる適性

システムエンジニアにはどのような人が向いているのでしょうか。
システムエンジニアに求められる適性について解説します。

新しい技術への好奇心が旺盛

IT業界はどんどん新技術が投入され、発展を繰り返しているため、エンジニアはその技術トレンドに追いつかなければなりません。
そのため、システムエンジニアとしては、常に最新の技術のキャッチアップが求められます。
新しい技術への好奇心が旺盛で、その好奇心を満たすために実際に自分でシステムを構築してみるなど、自分なりの成果を出すことができる人は、システムエンジニアに向いているでしょう。

論理的思考力

システムエンジニアの仕事は、さまざまな場面で論理的思考力が求められます。
システムエンジニアは、クライアントの要望を聞いてそれをもとにシステムを設計しますが、トラブルの解決やシステム設計は、論理的に進めなければ実現できません。
直感や感覚で物事を捉えるのではなく、事実やデータを整理し、解決へと導く力がエンジニアには必要です。
そのため、ロジカルシンキングができる人はシステムエンジニアに向いています。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力がある人は、システムエンジニアに向いているといえます。
システムエンジニアは、クライアントの要望を聞き取り、その要望に対して忠実にシステムを設計していく必要があります。
クライアントによっては、ITに詳しくない人もいるので、専門的な言葉を使わずにわかりやすく説明し、相手の要望を正確に聞きだすコミュニケーションスキルが求められます。
また、システム開発はチームで行うため、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションも必要です。

ストレス耐性が高い

システムエンジニアは、多くの仕事量とタイトなスケジュールに対応する必要があり、納期が近づくと徹夜や休日出勤が増え、精神的な負担がかかります。
また、システムは完璧なものではなく、障害が発生する可能性を完全にゼロにはできません。
システム障害が起きた際に、クライアントや上司から厳しく指摘されることもあります。
そのため、精神的にタフで、ストレスに強い人はシステムエンジニアに向いています。

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システムエンジニアの志望動機の書き方

システムエンジニアの仕事内容や向いている人が分かったところで、実際にシステムエンジニア職に応募する際の履歴書の志望動機の書き方を紹介します。

システムエンジニアを志望する理由を書く

数ある仕事の中からなぜこの業界を選んだのか、そしてIT業界の中でもさまざまな種類があるなか、なぜシステムエンジニアを選んだのかを具体的に書き出します。
システムエンジニアに興味を持ったきっかけや、システムエンジニアでの経験を通して実現したい将来像などを書くとよいでしょう。

たとえば、大学で学んだことや生活の中で製品に触れた経験など、些細なことでもかまわないので、紐づけられそうなエピソードを書き出してみて、そこから何を思ってシステムエンジニアを志望したのか、ということを伝えます。

応募企業を志望する理由を書く

なぜその企業を志望するのか、その企業でなければならない具体的な理由を書きます。
いくらシステムエンジニアへの熱意が高くても、それがそのまま企業への志望度が高いとは企業は捉えていないため、どこの企業でもいいと判断されると内定が遠のいてしまう可能性があります。
企業への志望度の高さを伝えるためには、企業に対しての入社意欲成長意欲などをアピールすることができるポジティブな内容にしましょう。

どのように企業に貢献できるのかを書く

入社後どのように企業に貢献できるのか、応募先の企業の求める人材像にあわせたアピールをすることも大切です。
その企業で力を発揮できる・活躍できるということを、実績を根拠に伝えられるとよいでしょう。
入社後にどんな仕事をしたいか、企業へどんな貢献ができるのかを具体的に記載することで、応募先企業の調査をしっかり行えていることもアピールできます。

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システムエンジニアの志望動機のアピールポイント

システムエンジニアの志望動機のアピールポイント

次に、システムエンジニアの志望動機を書く際、企業に良い印象を持ってもらうためのアピールすべきポイントについて解説します。

経験者は実績・知識・スキルをアピール

IT業界の経験がある場合、実績・知識・スキルをアピールするとよいでしょう。
これまでの業務経験を応募先企業でどのように活かせるのか、具体的に伝えます。
取得した資格や自分で作成したシステムなどは客観的に判断しやすいので、具体的な資格名やどんな内容のシステムを作ったのかを提示するとよいでしょう。
ただ、実績や知識を単に羅列するのではなく、応募する企業の仕事にリンクする内容を優先して書きましょう。

未経験者は興味・関心・熱意をアピール

未経験者の場合、興味・関心・熱意をアピールします。
企業の業務内容やサービスを自分で調査してしっかりと理解し、採用された場合、どんな仕事がしたいかを具体的に記載すると、企業からの評価が高まるでしょう。
未経験でも、ITの知識を学ぶための本を読んだり、プログラミングを勉強したりと、興味・関心に基づいた行動をとっている人は、企業からの印象が良くなるでしょう。

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システムエンジニアの志望動機の例文

志望動機は、就職を希望する人の状況や志望する企業の規模などによって違ってきます。
ここでは、経験者・未経験者・新卒・第二新卒の場合の、それぞれの具体的な志望動機の例文を紹介します。

経験者の例文

現職では流通系のシステム開発に携わり、システムエンジニアとして約3年のキャリアを積んできました。
しかし現職では、システム開発における詳細設計以降のフェーズにしか携われず、要件定義や基本設計といった上流工程は取引先からプライムで受けているSIerが担っています。

今後の自身のキャリアを考えても、上流工程を経験する必要があると強く感じたため、転職にふみきりました。
貴社はプライム案件の比率が高く、成長意欲の高いエンジニアが集まっていると伺っております。

貴社のような環境で、より上流の工程の経験を積み、多くのクライアントに喜ばれるシステムの開発に貢献したいと考え、志望しました。

同じ職種への転職なので「なぜ転職する必要があるのか」ということを伝えます。
向上心があることは採用担当者に好印象を与えますが、自分が叶えたいことだけを伝えるのではなく、企業やクライアントに貢献する意志も示すようにしましょう。

未経験者の例文

現在の会社で約4年間、法人営業として仕事をしています。
今までは作られたモノを売る立場でしたが、お客様からの意見を頂くたびに、本当の要望を叶えるようなシステム開発ができないという点に無力さを感じていました。

営業の仕事にやりがいは感じていますが、お客さまの要望を直接聞いてきた経験を、ものづくり側でダイレクトに活かしたいという気持ちが強くなり、システムエンジニアを志望しました。
貴社は、中小企業向けの業務システムを多く開発されており、経営者と直接交渉する場面で営業の経験が役立つと思います。

ITの知識はまだ少ないですが、独学で学習し資格を取得しました。現在も情報技術セミナーに通っています。
営業で培った対人スキルを活かしつつ、貴社で1日も早くお役に立てるシステムエンジニアとなれるよう勉強も貪欲に進めていく所存です。

未経験の場合は、学校で学んだ経験や独学などでも、プログラミング経験、アプリの開発経験があればそれを伝え、それ以外の能力や経験で今後に生かせるものをアピールしましょう。

新卒の例文

私は、多くの人の役に立つようなシステム開発に携わりたいと思い、システムエンジニアを志望しています。
大学の部活動では副部長を務め、部長の補佐としてチームをまとめることはもちろん、会計も担当していました。私が副部長を任された当時、会計に関しては収支管理を表を用いて手書きで行っており、部員達は苦戦しておりました。

そのため、私が主導して収支管理をパソコンで簡単にできるシステムを作成したところ、これまで多くの時間がかかってしまっていた計算の時間を削ることができ、大変喜ばれました。

多くの法人のビジネス効率を向上させるシステムを開発している貴社で働くことで、さらに多くの人の役に立つことができる仕事に携わりたいと考えています。

なぜシステムエンジニアとして働きたいと考えたのか、学生時代に経験した具体的なエピソードを交えて説明をし、興味や意欲をアピールするとよいでしょう。

第二新卒の例文

貴社を志望したのは、様々な企業が持つ細かな問題に応えられるシステムの開発を行っているという点に大きな魅力を感じたからです。
現職には事務職として約2年間勤めているのですが、そこではアナログな方法で顧客の情報の管理をしておりました。

その後、クラウド上で顧客情報を管理できるサービスを導入したことにより、業務効率が比べ物にならないほど改善しました。
そのような経験から、ITサービスの価値と必要性を強く実感し、そのサービスを作るシステムエンジニアに興味を持ちました。

エンジニアとしては実務未経験ですが、現在、独学ではありますがプログラミングやシステム開発の基礎知識を学んでいます。

前職で培ったコミュニケーション能力を活かしつつ、貴社のシステムエンジニアとして活躍できるような人材になりたいと思っています。

第二新卒の場合、採用担当者は「自社でもすぐに退職してしまうのではないか」といった懸念を抱きます。
採用担当者が納得する転職理由を伝えられるようにしましょう。

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まとめ:システムエンジニアの志望動機の書き方を理解できたら、企業にどんどん応募しよう!

システムエンジニアには、論理的思考力やコミュニケーションスキルなどが求められるため、これらを持っている人は積極的にアピールするとよいでしょう。
システムエンジニアの志望動機を書く際は、システムエンジニアやその企業を選んだ理由、入社後に貢献できることなどを記載することが大切です。
バイトルNEXTにはさまざまな職種の求人が掲載されています。システムエンジニアの志望動機の書き方を把握できたら、どんどん企業に応募しましょう。

さらに志望動機の書き方をもっと深く知りたい人は「【履歴書の志望動機】職種・業界別の例文完全まとめと好印象な書き方の鉄則」をチェックしてみてください。

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