2023.09.14

【人事】履歴書の志望動機の書き方と例文を紹介!人事未経験者は3つのポイントを押さえよう

【人事】履歴書の志望動機の書き方と例文を紹介!人事未経験者は3つのポイントを押さえよう

新たなキャリアの一歩を踏み出すにあたり、履歴書の中でも最も重要な項目の一つが「志望動機」です。志望動機は熱意や目標を伝える貴重な機会です。しかし、未経験者にとっては「どのように書けばよいか」迷う方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、人事職へ転職する際の効果的な志望動機の書き方や、未経験者が注意するべきポイントについて解説します。具体的な例文も交えながら、自己アピールのポイントを紹介するので、志望動機の書き方に悩まれている方はぜひ読んでみてください。

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人事の仕事内容

人事の仕事は単なる採用や配置だけではなく、社員のモチベーション向上や職場環境の整備など、組織の健全な運営に欠かせない多岐にわたる業務を包括しています。

まずは、人事の重要性と多様な仕事内容について確認しましょう。

人材の採用

採用に関する仕事は人事の重要な役割の一つですが、全ての過程を人事のみで行うわけではありません。
採用選考においては、企業によっては特定の部門が主導権を握ることもあります。

例えば、正規雇用の採用は人事が担当し、非正規雇用の採用は部門ごとに任されるなど、さまざまなターンが存在します。
採用後の社員に対しては、一般的には配属先を決定する役割を果たし、その後の配置転換や給与の見直し、昇進や降格などの処遇についても担当します。

また、人事と総務は一つのカテゴリーで考えられることがありますが、業務範囲は異なります。人事は主に人材に関連する業務を担当し、総務は就業環境に関連する業務を担当します。
受付業務から施設管理まで、総務は多岐にわたる業務を担当しています。

人材の育成

社員の育成と能力開発は、人事にとって重要な役割の一つです。人事は新入社員教育や中堅社員研修など、人材を育成して組織の成長に寄与するための教育研修制度の企画立案から実施まで行います。
一部の企業では、専門の教育研修部門を設けている場合もあります。
それほど重要な役割であるため、担当者には高いスキルや豊富な経験が求められます。中小企業など、自社で教育研修を行えない場合には、外部委託するケースもあります。

人材の評価

人事部門は、個々の従業員の能力やパフォーマンスを評価し、昇進や適切な報酬の提供を行う仕組みづくりも行います。
そのために、透明性と公平性を重視した人事評価制度を企画し、運用することが求められます。
この制度の導入により、社員のモチベーション向上が図られ、結果的に企業の業績向上に寄与すると同時に、従業員との長期的な関係を築くことが狙いです。

人材の労務管理

人事の業務には、労務管理の領域も含まれる場合があります。労務管理は、従業員の入退社手続きや勤怠管理、健康管理、福利厚生整備、管理などを担当する役割です。
従業員に関わる多岐にわたる業務を含むため、一般的には人事部の管轄とされますが、総務や経理が同様の役割を兼務する企業も少なくありません。

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人事に求められる適性

人事に求められる適性

人事の仕事は、組織の成功に欠かせない優れた人材の発掘と活用、社員の評価や労務管理などさまざまです。その役割を果たすためには、単なる業務遂行だけではなく、特定のスキルが求められます。

以下では、人事に求められる適性について詳しく解説します。

几帳面で細かい点まで気が付く

人事の仕事は「几帳面で細かいところまで気が付く」「仕事を正確にこなす」などの能力が何よりも要求されます。
たとえば、従業員の給与計算は正確さが不可欠です。給与に関するさまざまな要素を考慮し、間違いのないよう計算することは従業員の信頼を保つために重要です。

また、社会保険や労働保険に関する手続きでは、労働法や労働契約に関する規定を正確に遵守することが求められます。細かい法的要件を把握し、従業員の権利と義務を守るために正確な業務遂行が必要です。

口が堅く他人の秘密を守れる

口が堅いことも人事の仕事をする上で非常に重要です。
人事では、社員の給料やリストラ対象の社員、降格や異動の情報、役員報酬など、社内の機密情報を取り扱うからです。
こうした情報を漏らしてしまうと、社員の不満やトラブルなどが引き起こされる可能性があります。
そのため、情報を守る能力が求められ、同時に他部門の社員とも適切な距離を保てる人物が人事職に向いています。

コミュニケーション能力がある

社内外と円滑に対応するための幅広いコミュニケーションスキルが、人事職において不可欠です。社内の従業員や求職者とのコミュニケーションだけでなく、社会労務士や他の専門家との対話も必要とされます。

また、人事制度の構築や変更の際には、経営陣との意見交換が欠かせません。
組織内外との関係を円滑に維持し、情報の共有や意見の調整を行うことで、より良い人事戦略の構築に貢献できるでしょう。

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経験者が人事の志望動機を書くときのポイント

志望動機は書類選考の合否に影響する重要な要素の一つです。

ここでは、経験を活かした人事の志望動機の書き方に焦点を当て、効果的な書き方のポイントについて紹介します。

志望動機の文章構成など、志望動機の書き方についてもっと深く知りたい場合は「【履歴書の志望動機】職種・業界別の例文完全まとめと好印象な書き方の鉄則」をご覧ください。

人事の職務経験を具体的に記述する

人事の職務には高度な専門知識と幅広いスキルが要求されます。
人事職の採用プロセスでは、過去の人事経験を持つ候補者が優遇されることが多いため、過去の職務経験を具体的に記載しましょう。

また、実績を示す際には、具体的な数字を用いて事例を明確に示すことが大切です。これにより、自身の能力や成果を具体的に証明し、採用担当者に効果的にアピールできます。

なぜその企業で働きたいのかを書く

人事職を志望する際には、その企業における働きたい理由を明確にすることが重要です。人事部門は多くの企業に存在するため、ただ人事として働きたいと表現するだけでは、他の企業でもよいのではと思われるかもしれません。

志望動機の中では、応募先企業に魅力を感じる理由をしっかりと述べることが必要です。そのためには、応募先企業の特徴や強みを理解し、自身の志望動機と結びつけていくことが求められます。

採用担当者は、なぜあなたがその企業を選んだのかに関心を持ちます。
志望する企業の特徴や理念に基づいて、自身の価値観やキャリア目標との関連性を示すことで、良好な印象を与えることができるでしょう。

応募先企業が求める人材像を把握する

志望動機を作成する際には、応募先企業が求める理想的な人物像に注意を払いましょう。企業の求人ページには通常、求められる人物像が詳細に記載されています。
自身がその理想像に完全に合致していなくても、共通する側面や特長はあるはずなので、その共通点を志望動機に組み込んでみましょう。

求められる人物像を意識した志望動機の作成により、採用担当者に対して求人詳細ページを細部まで注視している姿勢を示すことにも繋がります。できる限り企業が求める理想的な人物像を意識し、魅力的な志望動機を作成しましょう。

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未経験者が人事の志望動機を書くときのポイント

未経験者が人事の志望動機を書くときのポイント

次に、未経験者が人事の志望動機を書くときのポイントを紹介します。

なぜ人事として働きたいのかを明確にする

人事の志望動機では、なぜ人事職に興味があるのかを分かりやすく示すことが重要です。
人事職は数多くの企業で求人されているため、他の企業の人事職ではなく、その企業の人事職に応募した理由を明確に示す必要があります。

そこが明確に説明されていないと、他の応募者と似通った表現になる可能性が高いため注意が必要です。
「なぜキャリアチェンジして人事として働きたいのか」「なぜ人事でなければダメなのか」など、人事を志望する理由を明確にアピールしましょう。

未経験でも業務に生かせる経験があればアピールする

人事の仕事は多岐にわたるスキルと経験が求められるため、他の業務経験から得られる知識や能力が、人事職において役立つ可能性があります。
例えば、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップ、プロジェクト管理など、他の職種で培ったスキルや経験は、人事職においても重要な要素です。
これらの要素を具体的な事例やエピソードを交えて志望動機に示すことで、自身の適性や価値をアピールできます。

入社後のキャリアプランを書く

志望動機に入社後の目標を明記することによって、採用担当者は入社後の成長を具体的に想像しやすくなります。
採用には多くの労力とコストが費やされており、入社後に早期に退職されることを避けたいと考えているため、採用担当者は慎重な判断を下します。

そのため、志望動機に入社後のキャリアプランや目標を具体的に書くことで、真摯な意欲と信頼性が高まります。応募書類には、忘れずに入社後の目標やキャリアプランを明記しましょう。

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人事の志望動機の例文

人事の志望動機の例文を、経験者と未経験のケース別に紹介します。志望動機を書く際に、自分の立場に合った例文を参考にしてみてください。

人事経験者の志望動機の例文

私はこれまでの経験を活かしながらステップアップできると考え、貴社の人事職に応募いたしました。現職では、人事職として採用から教育・研修、労務など幅広い業務に携わっています。採用や教育では適材適所の原則を重視し、どのように人材を配置すると組織全体が最良の状態になるかを模索しました。

貴社の人事部は業務範囲が多岐にわたるため、これまでの経験を有効に活用できると考えております。今後は、人事部門全体の業務に携わり、貴社の成長に貢献したいと考えています。

多様な人事業務に精通していることを示しているため、応募先の人事部で幅広い活躍が期待できることを示しています。
採用や労務で得た知識と経験は、人事部門全般で共通の必要事項となります。新たに基礎から教育を施す必要がなく、実務での即戦力として期待されるでしょう。

人事未経験者の志望動機の例文

私は現職でIT系転職支援企業のコンシェルジュとして働いており、人材採用や人材教育に関わる経験を積んできました。数百人の転職希望者をサポートし、企業との交渉を行う中で、人材を見極める能力を高めてきました。

この経験を通じて、貴社の人材採用や教育にも貢献したいと考え、志望いたしました。今後は貴社の理念や方針を深く理解し、適切な人材を見つけ出せるよう努力すると共に、人材教育にも意欲的に取り組んでいきたいと考えております。

人事職の経験がない場合でも、人事業務に関連する知識やスキルを具体的に強調しています。
これまでの経験を将来の仕事にどのように活かしていくか、また将来的なキャリアビジョンをどのように描いているかを明確に示すことで、志望動機をより具体的で説得力のあるものに仕上げている点も重要なポイントです。

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まとめ:人事の志望動機はポイントを整理してから書くことが重要!

人事の志望動機を記す際には、実務に役立つ経験、知識、スキルを明確にアピールすることが重要です。人事職のみならず、マネジメントや営業などの経験も有効に活用できる場面もあるため、有益な情報を巧みに組み込んだ志望動機を作成しましょう。

未経験者は「なぜ人事として働きたいのかを明確にする」「入社後のキャリアプランを書く」など、ポイントを整理してから書くことで、志望動機が論理的かつ説得力を持ったものとなり、採用担当者に良い印象を与えることができます。

人事職への転職を考えている方には、バイトルNEXTの活用がおすすめです。バイトルNEXTには数多くの人事職の求人が掲載されており、あなたの能力や経験にマッチした求人を効率的に見つけることができるでしょう。

その他の業種・職種の例文付きの履歴書の書き方を知りたい方は「【履歴書の志望動機】職種・業界別の例文完全まとめと好印象な書き方の鉄則」を参考にして下さい。

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