2024.05.14

【公務員】履歴書の志望動機の書き方を解説!思いつかない場合の対処法も紹介

【公務員】履歴書の志望動機の書き方を解説!思いつかない場合の対処法も紹介

安定している給料、社会的な信用度の高さなどの理由から、公務員は多くの人に人気があります。
しかし「公務員になりたい!」と思っても、多くの人が志望動機に頭を悩ませています。
特に地元以外の場所でも応募を考えている方々は、志望動機の記述に自信を持てないことが多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、公務員志望者向けにオススメの志望動機の書き方や例文を紹介します。 また、公務員への転職を考えている民間の経験者(社会人採用)向けの書き方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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公務員の志望動機が思いつかない場合の対処法

まず、公務員に応募するにあたって、志望動機が思いつかない場合の対処法を紹介します。
自分は何が強みで、何がやりたいのかを明確にするために、自分自身や業務内容についてあらかじめ分析しておくことが重要です。

自己分析をする

志望動機を書くにあたっては、何も準備せず漫然とした状態で書き始めるのではなく、あらかじめ自己分析をして書くべき内容を具体化するプロセスが大切です。
過去の経験や印象に残ったエピソードを羅列して、自己分析をして、今まで気づかなかった自分自身の側面を発見できたり、自分が本当に進みたい道がわかったりすることがあります。

自身の強みや価値観を押さえて、何を公務員として実現したいのかを明確にすることで、説得力のある志望動機を書くことが出来るでしょう。

公務員の役割と仕事内容を理解する

公務員の仕事内容を理解することによって「なぜ公務員になりたいのか」が見えてくるでしょう。
逆に「とりあえず、とにかく公務員になれさえすれば良い」と考えていると、どういう仕事がしたいのか、という一番大切な部分があいまいになりがちです。

自分が公務員になってどのように成長したいのか、公務員のどういった仕事に興味があるのか、など具体的に伝えることで熱意をアピールすることも出来るのです。

地域社会にどのように貢献できるかを考える

公務員の業務では、何よりも地域社会にどのように貢献できるかどうかがポイントになります。
その上で「その地域が好きだから」ということもきちんとした志望動機になります。
そのため、まず自分が志望する地域を、自分がなぜ好きなのか、その理由を明確にして、どのようにその地域や社会に貢献するのかを考えることが大切です。

地域の魅力を踏まえつつ、公務員でなければ出来ない地域貢献をしたい、という意思を伝えましょう。

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公務員の志望動機を書くコツを押さえておこう!

公務員の志望動機を書くコツを押さえておこう!

ここで、公務員の志望動機を書くコツをいくつか紹介します。
「安定していること」を志望動機にせず、なぜ民間企業でなく公務員志望なのか、どうしてこの地域を選んだのか、といった理由を明確にしておくことがポイントです。

なぜ民間企業ではなく公務員なのかを明確にする

公務員就活では、なぜ民間企業でなく公務員志望なのかを明確にすることが大切です。
基本的に民間企業は営利目的なので「物を作って、売る」もしくは「何かしらのサービスを提供する」といった経済活動を行い、出資者へ利益を還元します。
一方公務員は「国民や地域住民」を対象に「公共の利益を追求すること」や「公共サービスを提供すること」が目的であり「公共サービス」は納税者の生活を守るもの、必要不可欠なものがほとんどです。

このような民間企業と公務員の違いをきちんと理解した上で「なぜ公務員を選んだのか」を明確にしておくと良いでしょう。

志望する地域を選んだ理由を明確にしておく

特に地方公務員を志望する場合は、その地域を志望する理由も重要になります。
地元以外の地域であれば、志望する地域の歴史や魅力について、きちんと調べておきましょう。
地元の自治体の場合は地元への愛着を伝えることもポイントです。

ただし、単純に「地元愛」と言うだけでは「選ぶのが面倒なだけでとりあえず地元にした」と思われてしまう恐れもあります。

ありきたりな印象や消極的な印象を与えないためにも「地元のどの部分が好きなのか」「地元ならではの特色を活かしたこんな政策をしたい!」「出身だからこそ知っているような地元の問題を改善したい」といった具体的なビジョンを伝えると良いでしょう。

自分の強みを活かせる理由を明確にする

自己分析をして自分の強みが志望先で活かせる理由を明確にしておくことも大切です。
「強み」には、行政の仕事をする上で必要となる力を考えてみましょう。
住民の話を聞く力、仕組みを説明する力、住民に寄り添う力などが挙げられるでしょう。
こういった「強み」をどのように志望先の業務で活かしたいのか、自分を採用するメリットとして伝えましょう。

この人を採用したら、こういう仕事が出来て、将来的にはこんな風に活躍をしてくれるだろう、と採用担当者が想像できるようにすると良いでしょう。

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公務員の志望動機で書かない方がよいこと

ここで、公務員の志望動機で書かない方がよいことを紹介します。
安定性や待遇の良さ、特定の業務にこだわっていることは、採用担当者にあまり良い印象を与えないため注意が必要です。

安定性や待遇のよさ

公務員の安定性や待遇の良さは魅力的です。
ですがその部分を志望動機に書いてしまうと、採用担当者の心象を損ねる可能性があります。
公僕という言葉もあるように、公務員は住民のために働き、自分より公を優先すべき立場にあります。

自分を犠牲にしてでも市民の役に立ちたい、という姿勢が求められるため、自身の生活の安定性を最優先にすることは、マイナスの印象を与えてしまうのです。
志望動機としては「住民の役に立ちたい」といった趣旨のものが望ましいでしょう。

特定の業務へのこだわり

市役所や県庁にはさまざまな部署があるため、公務員は3~5年で異動になるケースが多いと言われています。
そのため、公務員になってどういった仕事をしたいかはしっかり伝える必要がありますが、志望動機として、業務内容については限定しすぎない方が良いでしょう。
特に公務員は勤めたい部署を自分で希望するというより、適性などから配属が決まることも多いため、自分の希望とは違う部署や業務には対応出来ないと思われるのはマイナスイメージになります。

また、採用担当者がその業務について詳しく知らない場合も、志望動機としては弱くなる恐れがあります。
そのため、さまざまな業務について知識を深めておいて、志望動機はどのような業務にも通用する内容にしておく方が良いでしょう。

嘘の内容

公務員就活に限ったことではありませんが、嘘の内容を書くことは厳禁です。
書類選考の段階では問題が無かったとしても、嘘を書くと面接時に嘘と発覚することもあるでしょう。
たとえ嘘とわからないような些細な事でも、面接官に深く質問され、焦ってしどろもどろになったり、矛盾する内容を話してしまったりすることで、コミュニケーション能力がないと判断される恐れもあります。

このように、嘘の内容を書くことによるリスクは非常に高いうえに、嘘が発覚すれば当然、不採用です。
嘘の内容を書くメリットは全く無いため絶対にやめましょう。

志望動機の文章構成など、志望動機の書き方についてもっと深く知りたい場合は「転職の履歴書の書き方について!Web履歴書の書き方と併せて紹介」を参考にしてみて下さい。

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民間経験者採用(社会人採用)で公務員に転職する際の志望動機の書き方

民間経験者採用(社会人採用)で公務員に転職する際の志望動機の書き方

ここでは民間経験者採用(社会人採用)で公務員に転職する際の志望動機の書き方を紹介します。
社会人採用でも、転職先として公務員を選んだ理由や、社会人としての経験を活かして地域、社会に貢献したい内容をアピールすることが大切になります。

民間企業からなぜ公務員を希望するのかを明確にする

民間経験者採用(社会人採用)でも、民間企業から公務員に転職する理由を明確にすることが大切です。
これは、転職先が公務員でなければならない理由をしっかりと書くのがポイントになります。
例えば「民間企業で働いていて疑問に思っていた部分を公務員として解消したい」というように、前職を退職した理由を公務員を志望する理由に結びつけると、流れがスムーズに伝わります。
逆に、仕事内容や会社の待遇に不満があったため、安定していて福利厚生も良い公務員に転職したい、というように、前職を否定する表現は民間、公務員に関わらずNGです。

退職に正当な理由があり、明確な理由を持って転職先に公務員を選んでいると判断されれば、マイナス評価になることは無いでしょう。

民間企業での経験を活かして社会に貢献することをアピールする

民間経験者採用(社会人採用)であれば、前職で培ってきたスキルをこれから公務員として役立てることが出来る人材だと、採用担当者に判断してもらうことが大切です。
そして「何が出来るか」という部分を採用担当者が具体的にイメージできるように伝えることが大切です。
民間企業は会社の利益追求が最優先ですが、公務員は社会や地域へ貢献することが目的です。
そのため、まず志望する地域の独自の魅力や現在取り組まなければならない問題を調べましょう。

そして、問題について「自分はどう考えてどう対策を取るべき」と考えているかを伝えます。
最後に「自分のスキルがどのように社会貢献になるのか」を述べる、という流れで思考力や論理力、地域へ貢献したい気持ちを伝えると良いでしょう。

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公務員の志望動機の例文を紹介

こちらは、社会人採用で民間企業から地元の公務員に転職する際の志望動機の例文です。
自分はなぜ公務員を選んだのか、という理由をしっかり述べることで、民間企業と公務員の違いを理解して志望しているというアピールができます。

【例文】
私は学生時代、地域の子どもの教育ボランティアに携わったことをきっかけに、児童教育に関連した仕事を続けてきました。
このたびUターンで地元に帰るにあたって、○○市では「安心して子育てができるまちづくり」が目標であることを知り、自分の経験を活かして地域の子育て支援事業に関わりたいと考え志望しました。
近年は地域社会の人間関係の希薄化や核家族化が進んでいるため子育ても孤独化しやすく、育児への不安や負担感も増大しています。
私は地域の課題としては、子育て支援サービスをもっと身近なものだと感じてもらうことではないかと考えています。
支援サービスが広く認知され利用してもらえることで、育児に余裕が生まれれば、安心して子育てしやすい環境になります。そして子どもが豊かに育つことは地域活性化に繋がります。
私が入職したら、ゆとりをもって子どもを産み育てる環境の構築やサービスの普及、発展に全力を尽くしたい所存です。

こちらの例文では、民間企業からなぜ公務員を希望するのか、理由をきちんと述べられています。
支援サービスの普及、というように自分のやりたいことを具体的にアピールしている点も、社会貢献につなげようとする熱意が伝わり好印象です。

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まとめ:志望動機で「なぜ公務員なのか」「なぜその地域なのか」をしっかり伝えよう!

公務員就活では、安定性や福利厚生についての志望動機はNGです。
公務員の志望動機を書く際は、民間企業に就職ではなく、なぜ公務員なのかを明確にしておくことが大切です。
そして、なぜこの地域を選んだのか、どう貢献したいのかも定めておく必要があります。
また、民間経験者採用(社会人採用)であれば、民間企業で培ってきたスキルや経験を活かして社会に貢献したい、ということをアピールしましょう。

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