書類選考の期間ってどれくらい?連絡が遅い場合はどうする?落ちた場合連絡は来ない?

書類選考の期間ってどれくらい?連絡が遅い場合はどうする?落ちた場合連絡は来ない?

就職活動をしていると、応募した後に合否の連絡がなかなか返ってこないということがあります。
そういった状況になると「こちらから問い合わせていいのかわからない」「連絡が遅いのは落ちたからではないか」といった不安に悩まされる人は少なくありません。

本記事では、書類選考の期間はどれくらいなのか、連絡が来ない場合はどうすればいいのかなどについて解説します。
連絡を待っている間に不安になってしまった人は、是非とも参考にしてください。

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書類選考期間の平均日数

書類選考期間の平均日数

 

大前提として、書類選考期間は明確に定められているわけではないので、企業によって違います。
しかし、通常は1週間以内、長くても10日程度が目安といわれています。
ですので、土日を挟んで2週間以内が多いと考えるといいでしょう。

ただし、あくまでも目安ですので、2~3日で連絡が来ることもあれば、長いケースでは1~2カ月程度かかる場合もあります。
書類選考期間については求人に記載されている可能性がありますので「応募方法」「選考の流れ」などの欄を確認するとよいでしょう。

大企業は長く中小企業は短い傾向がある

書類選考期間は、企業の規模によっても左右されることがあります。
大企業では長くかかる傾向があります。
これは決定権を持つ担当者へ書類が回るまでに時間がかかることと、次の面接をセッティングするために更に時間がかかることが主な原因です。

一方の中小企業は、期間が短い傾向にあります。
これは大企業とは逆に、決定権を持つ人に書類が届くまでの時間も面接をセッティングするまでの時間も短くなりやすいためです。ただし、企業規模に対して応募者の人数が多いと、書類選考の期間が長引いてしまう場合もあります。

通過者のみに連絡する場合もある

全ての応募者に連絡をする企業がほとんどですが、通過者のみに連絡をするケースもあります。
求人に「書類選考通過者にのみ連絡をします」といった記載がないか確認しましょう。

また、連絡自体は全ての応募者にされるものの、通過者を優先しているため不採用者は後回しになっている、他の不採用者と同時に連絡するために遅れている、などのケースもあります。

書類選考が遅いときの理由5選

選考期間が長くなる原因はいくつか存在します。
以下の項目では代表的なものを5つ紹介します。

応募者が想定以上に多い

応募者が多いほど、やはり返答にも時間がかかってしまいます。
採用担当者は他の仕事もしながら多くの書類を精査しなければならなりません。
更に、採用予定人数が少ない場合は書類選考の段階からより多くの応募者をふるいにかける必要が出てくるため、より選考に時間がかかってしまいます。

採用担当者が忙しい

採用担当者が、採用とは別の業務で忙しいという場合もあります。
出張や研修などであれば、採用を進めることは尚更難しくなるでしょう。

また、休暇のタイミングと重なれば当然その間は選考も進みません。
特に、年末年始やゴールデンウィークなどと重なれば、休日の分採用が伸びてしまうのはもちろんのこと、休日前後の業務も忙しい可能性は高いでしょう。

複数の人間で選考している

複数の人間で選考しているために時間がかかっているというケースもあります。
人事だけではなく、配属先となる現場のスタッフもチェックしているなど、複数の部署・担当者にまたがる場合は、選考結果を集計して精査するにはやはり時間がかかってしまいます。

特にデザイナーといったクリエイティブ職であれば、ポートフォリオを現場のスタッフに見せて、求めているものと適しているか確認する必要があり、複数の人間で選考する傾向にもあります。

社内体制がまだ整っていない

社内体制が整っていないために、書類選考が後回しになっているというケースもあります。
新人研修などの人事部が多忙になるイベントと時期が被ることもあれば、人事異動によって不慣れな人間が採用担当者になってしまう場合もあります。

社内体制が整っていなければ、複数の担当者で意見をまとめるのに時間がかかったり、判断を仰ぐべき上司がたまたま不在で戻ってくるのを待つ必要があったりといった、小さな時間が積み重なって長い期間待つことになってしまいます。

転職エージェントが連絡を忘れている可能性もある

転職エージェントが連絡を忘れているというケースもあります。
転職エージェントを利用しており、書類選考の結果がなかなか返ってこないという方は、一度連絡して確認をとるのもよいでしょう。

また、うっかり忘れてしまっているケース以外にも、程度人数が揃ってからまとめて書類を提出するようにと、応募先の企業から指示を受けているというパターンも存在します。

選考結果が遅い場合にすべきこと

選考結果が遅い場合にすべきこと

 

選考結果を待っている間も、ただ漠然と待つのではなく時間を有効活用するべきです。
以下の項目では、選考結果を待つ間にとるべき行動について解説します。

別の企業にも応募を続ける

前述した通り、選考に落ちているために結果がなかなか返ってこないというパターンもあります。
そういった可能性も踏まえて、待っている間に別の企業にも応募した方がよいでしょう。

複数の企業に応募することで、就職活動の時間を効率よく有意義に使うことができます。
自分の提出した書類を読み直して、改善すべき点を改善し次の企業に活かしましょう。
また、短いスパンで結果が返ってくることは、ダレることを防いで就職活動のモチベーションをアップすることにも繋げられます。

面接までの期間と考えて準備を続ける

書類選考に通過している場合に備えて、面接までの準備期間として活用するのも有意義な時間の使い方です。

履歴書を見直して、面接ではどの点をどれだけ掘り下げて話すか考えたり、どんな質問をされるか予想して回答を考えたりするのもよいでしょう。
その他には企業研究をより深く進めたり、家族や友人などに頼んで面接の練習をしたりなど、できることは数多く存在します。

今回以前に不採用になっているのであれば、履歴書をただ見直すのではなく、より自分のことを知ってもらい、好印象を与えられるようにブラッシュアップすることから始めるのもよいでしょう。

問い合わせをする

2週間程度待っても連絡がこないようであれば、問い合わせを行ってみましょう。

問い合わせの際は、担当者の方に対する礼儀を忘れないように気をつけてください。
返事が遅れていることに困っている、焦っているといった気持ちを出さずに、入社への熱意が高いからこそ選考状況が気になっているという態度で連絡を取りましょう。

また、問い合わせの際は原則としてメールを使うべきです。
メールであれば、担当者の方の都合に合わせて確認し返事を送ることができますが、電話の場合は担当者の方の状況次第では業務の妨げになってしまうことがあります。

メールでの問い合わせ例文

<例文>

件名:書類選考結果についての問い合わせ(《自分の氏名》)

株式会社〇〇
採用担当 〇〇様

お世話になっております。
先日、御社の《職種名》に応募させていただいた〇〇と申します。

〇月〇日に応募書類を送付させていただいたのですが、その後選考のご状況はいかがでしょうか。
合否の通知について、何日頃にいただけるか目安だけでもお教えいただければ幸いです。

ご多忙のところ催促のようなメールを送ってしまい、誠に申し訳ありませんが、
御社への志望度が高いため、お問い合わせをさせていただきました。

お手数をおかけしてしまい大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い致します。

【署名】
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
名前:〇〇 〇〇
住所:〇〇県〇〇市~
電話番号:XXX-XXX-XXX
メールアドレス:XXXXXX@XXXX.com

この問い合わせのポイントは、担当の方への配慮と謙虚さを忘れないことです。

自分がどの職種に応募したのか、何日に応募したのかを明記することで、大量の書類を扱っている採用担当の方でも判断しやすい形にしましょう。
特に、件名には要件と自分の氏名を忘れずに明記しましょう。

また、選考結果の通知について、明確な日時を教えてもらえるのが当然と思うのではなく「目安だけでも教えていただきたい」という伝え方にしましょう。
通知の時期をこちらに教える、という本来の業務にはなかった対応を要求しているわけので、先方の忙しさについて配慮することを忘れないでください。

電話での問い合わせ例文

<例文>

お世話になっております。
御社の新卒採用に応募している〇〇と申します。
お忙しいところ大変恐縮ですが、書類選考のスケジュールについてお伺いしたいことがございます。
〇月〇日に、メールにて《職種名》の求人に応募させていただいたのですが、採用結果の通知はいつ頃になるご予定でしょうか。

前述したことの繰り返しになりますが、原則としてメールで問い合わせるようにしてください。
選考期間を大幅に過ぎてもメールでの連絡が来ない、一度メールで問い合わせたにも関わらず返信が来ない、などの場合でなければ電話での問い合わせは控えましょう。

メールであっても問い合わせる時間帯については気をつけるべきですが、電話であれば尚更です。
朝の始業開始直後や就業時間間際などの忙しい時間帯や、お昼などの休憩時間は避けるようにしましょう。

また、当然のことではありますが、電話では相手とリアルタイムでやりとりするため、例文の通りに一方的に話せるわけではありません。
事前に話す内容をまとめておいて、相手の返事や相槌に合わせて情報を出すようにしましょう。
通知についての問い合わせに限ったことではありませんが、話す内容に関しては、

  • ● 挨拶
  • ● 自分についての名乗り
  • ● 伺いたい内容

といった点を簡潔にまとめるよう心がけましょう。

書類選考期間についてよくある質問

この項目では、書類選考期間についてよくある質問とその回答を紹介します。
何か疑問に思うことがあれば、まずは目を通してみてください。

遅いってことは評価が低いってこと?

必ずしも評価の高低で連絡の順番が変わるというわけではありません。
そもそも、ある程度応募者が集まってから選考を始めるので、他の応募者も全員同じ状況というケースもあります。
前述した通り、担当者の方にも様々な事情があって連絡が遅れることはありますので、ネガティブな気持ちを持ちすぎないようにしましょう。

書類選考で一度不採用になった企業に再応募しても良い?

一度不採用になった企業に再応募することは特に問題はありません。
ただし、求人に「同年度の再応募は不可」などの条件が記載されている場合はそちらに従いましょう。

また、再応募自体は受け付けられても、前回と比較して何らかの大きな違いがない限り採用される可能性は低いでしょう。
採用担当者が代わったおかげで合格できるという場合もありますので、再応募には1年以上の期間を空けるのがおすすめです。

まとめ:連絡が遅かったり無い場合でも焦らない!今できることをやりましょう

選考期間が長いと焦ってしまうのも無理はありませんが、落ち着いてできることをして、時間を有効活用することが大切です。
また、企業側の都合で選考期間が長引いてしまったとしても、マナーを守って礼儀正しく対応しましょう。

バイトルNEXTでは、様々な企業の求人を掲載しています。
選考結果を待っている間、他に何をすればいいかわからないのであれば、こちらでよりよい企業がないか探してみてはいかがでしょうか。

 

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