企業へのメール返信のマナーを解説!注意点や就活中に実際に使える例文も紹介!

企業へのメール返信のマナーを解説!注意点や就活中に実際に使える例文も紹介!

就職活動においては、新卒採用だとしても社会人としてのマナーが問われますが、その中でも特に抑えておきたいのが「メールの返信にまつわるマナー」です。

そこでこの記事では、企業とのビジネスメールのやりとりにおけるマナーや注意点を解説しています。

就活中に実際に使える例文もいくつか紹介しているので、メールへの返信方法がわからない人や、具体的な文面が知りたい人は必見です。

また、企業からメールの返信が来ない時の対処方法も併せて紹介します。

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企業に返信メールを送る際のポイント

企業に返信メールを送る際のポイント

 

まずは、企業に返信メールを送る際の基本的な心構えについて紹介します。

ビジネスメールでは「早く返信すること」「読みやすいこと」「長すぎず短すぎず」「件名は簡潔なもの」の4つのポイントを抑えて下さい。

できるだけ早く返信する

メールは確認したらすぐに返信することが原則。遅くとも24時間以内に対応しましょう。あえて遅く返信するメリットはありません。

すぐに返信するのが難しいときは、お礼やお詫びの言葉を添えて「〇日までに返信します」と期限を伝え「まずはご報告まで」のように締め、取り急ぎの返信をするのがベターです。

ただし、深夜や早朝についてはこの限りではありません。基本的には企業の営業時間を目安に返信しましょう。

読みやすく過不足の無い文章を心がける

基本的にビジネスメールの本文は、

宛名 → 挨拶 → 本題 → 締めの言葉 → 署名

の構成です。項目ごとに改行を入れると読みやすくなります。

宛名では相手の社名、部署名、名前を記載し、その後に、挨拶と伝えたい用件を簡潔に過不足なく伝えてから、締めの言葉を添えます。

メールの最後には署名が必要です。

署名には、学校や学部などの所属情報、氏名、連絡先電話番号などを過不足なく記載します。設定しておくと自動的に署名がつけられる機能なども利用しましょう。

件名は一目で内容が分かる簡潔なものに

ビジネスメールでは、件名は簡潔にまとめましょう。

社会人は、業務内容によっては膨大な数のメールを扱うため、何の用件でどういう内容なのか?誰からなのか?件名からひと目でわかるように工夫することがポイントです。

また、返信では「Re: 」が残してある方が「これは返信メールだ」と把握されやすくなります。

追加で氏名などを記載する場合は、件名の最後尾に付け加えると良いでしょう。

また、聞きたいことや依頼事がある場合は、先頭に目立つ【】や<>のような区切りのカッコの記号をつけて【ご質問】や<お願い>のような形にすると伝わりやすいです。

企業への返信メール本文の構成

ビジネスメールには「宛先 → 挨拶 → 本題 → 締めの言葉」というような基本的な構成があります。

ここでは、それぞれの項目について抑えておきたいポイントや注意点について解説します。

宛先

宛先では「株式会社」のような法人格は省略せず、企業の正式名称を記載し、部署名、担当者の氏名と続けます。

正しい部署名や担当者名が分からない時は「採用ご担当者様」としても良いでしょう。

最初の挨拶

冒頭は「お世話になっております」と始めますが、初回のみ「お世話になります」としましょう。

次に自分の名前を書きますが、転職活動では自分の現在の会社の情報は不要です。

選考の段階に応じて「✕日に面接して頂きました○○(氏名)です」と記載するとわかりやすいでしょう。

本題

本文ではこまめに改行や段落分けをして、分かりやすく、見やすいレイアウトを心がけましょう。

文面は、内容に関わらず相手に謙虚な印象を与えるような言い回しを選びましょう。丁寧で見やすく、わかりやすいことが大切です。

締めの言葉

メールの最後には「引き続きよろしくお願いいたします」のような締めの言葉を書きます。

状況に応じて「お気軽にお問い合わせください」や「ご多用の折恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます」など使い分けると良いでしょう。

署名

署名には、名前、メールアドレス、電話番号を記載します。

会社員なら会社名や会社所在地、個人事業主であれば自宅住所や店舗所在地を記載することになります。

新卒の就活では、学校名・学部のような所属情報を記入しても良いですが、転職活動では現職の社名を記載する必要はありません。

また、署名の上下には「*」や「=」のような記号で線を作って区切りにすると良いでしょう。

企業へのメール返信に使いやすい例文

企業へのメール返信に使いやすい例文

 

以下に、特に就活のメール返信に便利な「面接日程についての返信」や「面接辞退の際の返信」について、例文と抑えるべきポイントを紹介します。

ポイントをよく理解して、自分の状況に合った挨拶文と組み合わせスマートなビジネスメールが書けるようになりましょう。

面接日程の返信メール例

早く確認をしてもらいたい場合は、件名の頭に【ご確認】を入れて、名称は正式名称で記載、日時は間違いがないように、曜日まで正確に記載しましょう。

改行をこまめに入れると全体的に見やすくなります。

<例文>

(件名)
【ご確認】Re: 面接のご案内_○○大学_氏名

(本文)
○○株式会社 ○○部 ○○様

お世話になっております。
○○の○○(学校名・氏名)と申します。

面接日程のご連絡頂きまして誠にありがとうございます。
頂いた日程の中から、下記の日時でお願いできますでしょうか。

✕月✕日 ✕曜日 15時

お忙しい中恐縮ですが、ご連絡お待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

********
氏名
電話番号
メールアドレス
********

面接辞退の際の返信メール例

辞退の場合は、件名も「Re: 」でなく、きちんと書き換えることが大切です。また、文末の締めにも余計な文言は入れずに謝意を伝えましょう。

<例文>

(件名)
○次面接辞退のご連絡_○○大学_氏名

(本文)
○○株式会社 ○○部 ○○様

お世話になっております。
○次面接のご連絡を頂いた○○の○○(学校名・氏名)です。

ご連絡を頂きまして誠にありがとうございます。
この度は、✕月✕日に貴社の面接にお伺いするお約束でございましたが、
一身上の都合により辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

貴重なお時間を割いて選考をしていただいたにも関わらず、
このようなお返事となり、大変申し訳ございません。

誠に身勝手なお願いとは存じますが、
何卒、ご容赦いただけますよう、お願い申し上げます。

********
氏名
電話番号
メールアドレス
********

企業からメールの返信がない場合はどうする?

選考結果は通常、面接から3日~1週間程度でわかるものですが、1週間以上過ぎても連絡がないという場合もあります。

結果がわからないと、気持ちも落ち着かない上に就活スケジュールも制限されるため、学生にとっては辛いものです。

ここではそんな不安を解消するために、企業から連絡が来ない時の対処方法を解説します。

いつまで待つべきか

まず企業から「〇日までに返信する」と目安が知らされていたら、そこから2~3日程度待ちましょう。

通常は遅くても1週間程度で連絡が来ますが、企業側の選考状況や郵送事情によって日数は多少変動することがあります。

くれぐれもこちらから「結果」を問い合わせるのは控えて下さい。

企業側も選考に長い時間を割いて検討してくれているところへ催促をすることになり、失礼になります。

2週間が過ぎても連絡が無ければ「いつ連絡がもらえるのか」という内容の問い合わせをしてみましょう。

メールの返信が来ない時の対処法

2週間以上連絡が無い場合、こちらからメールか電話で問い合わせをしましょう。

メールでは「お忙しい中恐れ入ります」と前置きして、「その後の選考状況をお伺いしたくご連絡させて頂きました」と用件を簡潔に述べます。

そのあとで、「お差し支えなければ、応募するにあたっての必要書類や面接日程などを確認させて頂けないでしょうか?」というように、返答が無いことを追求するのではなく、お伺いを立てるニュアンスにすると良いでしょう。

企業のメールに返信する際の6つの注意点

返信する時間帯、誤字脱字、敬語のルールなど、ほとんどが一般常識にはなりますが、もう一度見落としがないかチェックしてみて下さい。

返信の時間帯に注意する

いつでも時間を気にせず読めることがメールの利点ですが、近年では自分のパソコンやスマホに仕事のメールを転送している人もいます。

先方が常にメールをチェックしているような場合では、通知音などで迷惑をかけてしまう可能性もあるため、相手への気遣いとして早朝や深夜は避けた方が無難です。

企業へのメールは早めの返信が大切ですが、就業時間内を目安に送信すると良いでしょう。

誤字脱字が無いか見直す

メールは手書きよりも誤字や脱字をしにくいイメージがありますが、誤変換やタイプミス、修正時の見落としなどから、誤字や脱字をしてしまうことがあります。

電子メールでの誤字や脱字があまりにも多いと見苦しいものです。

また、誤字や脱字が多いと、相手に「チェックをしない人」「ミスが多い人」などの悪い印象を与えてしまう恐れもあるため、メールを送る前に必ず本文を一度声に出して読み直してみると良いでしょう。

社名や名前を間違えない

メールに社名を書く際には、きちんと確認した正式名称で書きますが、担当者名の正しい漢字がわからない場合は「採用ご担当者様」のように、名前の間違いが起きない呼称に置き換えましょう。

先方の会社名や担当者名を間違えるのは失礼にあたりますし、印象が悪くなってしまう可能性があります。

絵文字やその他装飾は使用しない

家族や友達同士のやりとりで活躍する絵文字ですが、ビジネスメールでは絵文字やその他の装飾は使用しない方が良いでしょう。

先方がどんなにフランクに接してくれる相手であっても、就活の選考時における返信メールはあくまでもビジネスメールなので、学生気分が抜けていない印象を与える絵文字類は厳禁です。

熱意や敬意を伝えるために「!」を多用するのもやめましょう。

メールアドレスに注意する

就活では個人のメールを使用することになりますが、ビジネスにふさわしくない文字列のメールアドレスは控えましょう。

また、自分の名前が入っていない、単語のみを羅列した迷惑メールのようなアドレスも避けるのがマナーです。

転職活動の人は、現在の会社で使用している現職のメールを使用しないようにしましょう。また、入学時にもらう学校のメールアドレスは、卒業後は使えません。

入社式の日程など4月以降の予定のメールで必要なものを残しておきたい人は、卒業後も使えるキャリアメールやフリーメールへ転送しておきましょう。

最低限の敬語は理解しておく

企業への返信メールでは敬語が基本ですが、ここで間違いやすい敬語表現についていくつかの事例を紹介します。 気軽に使ってしまいがちなところでは、

● × 了解です × 分かりました → 〇 承知いたしました
● × 取り急ぎ → 〇 まずは連絡まで

などです。

また、「御社」も話し言葉になるためNG、メールでは書き言葉で用いる「貴社」に統一します。

さらに、

● ×見ました → 〇拝見いたしました
● ×よろしかったでしょうか → 〇よろしいでしょうか

といった、過去形と敬語を取り違えてしまう間違いにも気を付けましょう。

見える形で言葉が残るメール返信では、話し言葉以上に正しい言葉遣いをしなければいけません。

企業へのメール返信に関してよくある質問

やむを得ずメールの返信が遅れてしまった場合や、履歴書や資料などのファイルを添付して返信したい場合はどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、上記のような企業へのメール返信に際してよくある質問について、詳しく回答していきます。

メールの返信が遅れてしまった場合は?

やむを得ない理由でメールの返信が遅れてしまったら、その返信メールの本題に入る前の部分の最初の挨拶の後に「返信が遅くなり、大変申し訳ございません」と必ず一言書き添えましょう。

メールは後回しにするほど返信を忘れがちになるものです。

基本的に就活のメールは、メールが届いていることに気づいたらその時点で即返信することが大切です。

また、就職に関してだけでなく、マイナスな内容を伝える際にはより早く連絡することがポイントです。

自分の不手際からマイナスな内容のメールを送るのは誰しも心苦しいものですが、それを後回しにしたところで何の解決にもならないうえに、事態がさらに悪くなることになってしまいます。

ファイルを添付したい場合は?

添付ファイルを断りもなくこちらから一方的に送りつけるのは失礼になります。

先方から依頼を受けていて、必要なファイルを送る際でも、メールで一言「〇〇のファイルを添付します」と本文に記載しましょう。

また、添付ファイルの名前やサイズについても注意が必要です。

ファイル名は「応募者名・履歴書」など内容が分かるものにして、サイズも大きすぎないよう、1MB以下を目安に、ファイル形式は扱いやすいWordpdfにすると良いでしょう。

本文に気を取られすぎてしまい、うっかりファイルを添付するのを忘れてそのまま送信してしまうことがないように注意して下さい。

個人情報を含むファイルはパスワードをかける

履歴書や職務経歴書など個人情報を含むファイルは、パスワードをかけます。

ファイルにパスワードをかけて送る際は「ファイルを添付したメール」を送付したあと、別途で「パスワードを知らせるメール」を送りましょう。

ファイルを添付したメールには「パスワードをかけていること」と「別途、パスワードのメールを送ること」旨を記載します。

これは、ファイルを添付したメールそのものにパスワードを記載していると、万が一メールが流出した場合、一緒にパスワードも知られてしまうことを防ぐためです。

まとめ:企業メールへの返信は「早期に誠意を込めて」がポイント!

この記事では、就活中の企業へのメール返信におけるマナーや企業から連絡が来ないときの対処方法について解説しました。

返信メールは、早期に誠意を込めて送ることが大切です。

ビジネスメールの形式で、誤字や敬語の使い方に気をつけて、用件を簡潔にまとめましょう。

すぐに返信することが難しい時や、文章に悩んだ時は例文を参考すると良いでしょう。
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