オメでたい頭でなによりインタビュー - 激的アルバイトーーク!│求人情報ならアルバイト・パートのバイトル

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オメでたい頭でなにより インタビュー - 激的アルバイトーーク!

日本最大級のアルバイト求人情報サイト“バイトル”と激ロックによる“激的アルバイトーーク!”のゲストは、4月4日にシングル『鯛獲る』でメジャー・デビューを果たした、“オメでたいコア=オメコア”バンド、オメでたい頭でなにより。メンバーそれぞれが様々な経験を経て、みんなをハッピーにする音楽を生み出している彼らは、どんなアルバイトをして、何を培ってきたのかを語ってもらった。また今回は、普段は経験できないような非日常的なアルバイトが体験できる企画“ドリームバイト”で選ばれた、大学生の鍋島菜摘さんも激ロック編集部の一員として参加。オメでたい頭でなによりの5人に切り込んでもらった。

オメでたい頭でなにより

Profile

メンバー:赤飯(Vo) ぽにきんぐだむ(Gt/Vo) 324(Gt) mao(Ba) ミト充(Dr)

 

-本日はみなさんが経験してきたアルバイトについてのお話をうかがいたいと思います。まずは、それぞれどんなバイトをしてきたのか聞かせてください。

mao僕は、合計ふたつですね。もつ鍋屋さんで、3年くらいやっていて。そこの料理長が独立してお店を作るということで、その料理長にスカウトされて1年くらいイタ飯屋を同時にやってました。

ミト充鍋からイタ飯屋なんだ。

maoそう。それで、合計4年くらいですね。

-スカウトということは、料理の腕前が高いのでは。

ぽにきんぐだむすごくうまい。

赤飯ちょこちょこと任されて作ってたよな。何作ってたん?

maoカルパッチョとか。

ぽにきんぐだむカルパッチョって、(具材を)ちぎって、乗せて、(ソースを)かけるだけじゃない?

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mao簡単なキッチンとホールをメインでやってました。以上です!

赤飯飲食のバイトは、全員経験あるんじゃないかな。

324僕は、飲食はやっていたんですけど、“チョコ”と“おちょこ”を間違えて、クビになりました。ホテルの最上階にある、いいレストランで働いていたんですけど。団体のお客さんが来たときに、“ちょこを4つ欲しい”とオーダーがあって。メニューにチョコの盛り合わせがあったので、出すの初めてだなと思いながら、裏で頑張って盛り合わせを作っていたら、“何してんの?”って他のバイトの子に言われて、“チョコ4つというオーダーがあって”と言ったら、手伝ってくれたんです。そしたら、ホールの責任者みたいな人が入ってきて、“おちょこまだか!?”って。“おちょこ? 今チョコの盛り合わせ作ってます”って言ったら、“いや、チョコじゃなくて「おちょこ」だから”って、バイト終わってからめっちゃ怒られて。いろいろあってクビになりました。

maoいろいろあったんだ(笑)。

ぽにきんぐだむおちょこの1件がトリガーだったんだね。

324その瞬間、俺向いてねぇなって思って。普通に生きるの向いてねぇなと。

ぽにきんぐだむ社会不適合者だと悟った。

ミト充そんなことないよ(笑)。

324あと、面白いバイトのエピソードとしては、治験のバイトですね。いろんな治験のバイトを募集しているサイトがあって、どんなもんだろうと登録して、応募したのが、ビール会社のテストだったんです。病院に行って、ビールが出されるんですよね、ジョッキ2.5杯と超薄い味のシチューとかクラッカーとか病院食が出てきて、それを全部飲んで、食べてくださいって言われて。病院食を肴に、ビールをジョッキ2.5杯分飲んで(笑)。そのあと4時間くらい、15分に1回くらいのペースで酩酊度調査をするんです。それで酔っ払ったまま日帰りで帰されるっていうのを2日間やって、(バイト代は)5万円でした。

赤飯悪くないね。

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ぽにきんぐだむ俺はだいたい、夜、5万払ってビール飲むけどね(笑)。

-そういうバイトも、変わっていて楽しそうですね。

ぽにきんぐだむ僕は、すごい面白いんですけど──

maoハードルを上げるな。

ぽにきんぐだむ17歳のとき、音楽で食っていこうと思って高校を中退して大阪から上京したんですけど。音楽で食っていくには、まず音楽の成り立ちを学ばないといけないと思って。どういうビジネスのあり方で、音楽で飯を食えるのかなと思って、とあるレコード会社に入ったんです。そこでいろんなアーティストのインストアとかのポップを作ったり、発送をしたり、時にマネージメントのサポートをしたりしていた事務所に、今、オメでたい頭でなによりで所属しています。

-そうだったんですね(笑)。

ぽにきんぐだむ10年くらい経って今、自分が働いていた職場のアーティストになりました。

赤飯夢ありますね、それも。

ぽにきんぐだむあと、他のバイトとしては、コンビニや居酒屋ですね。

赤飯僕は、結構バイト遍歴があって、最初は地域密着型の個人経営の漫画喫茶のウェイターを始めました。その前に高校時代に郵便局の年賀状の仕分けと配達するというのを、高2のときにやろうと思って“さぁ、明日からバイトや!”っていうときに、腎臓結石で倒れて、尿が真っ赤っ赤になって。

ぽにきんぐだむだから“赤飯”。

赤飯それ関係ない(笑)。尿が真っ赤になるとね、さすがに、これまでの思い出が走馬灯のように頭を駆け巡るんですよ──って、バイト関係ないですけど(笑)。で、漫画喫茶で働きまして。次に個別指導の塾の先生をやったんです。ずっとそこで英語を教えていました。生徒を数名受け持っていたんですけど、みんな軒並み成績が上がらんくて。仲良くなるけど成績は上がらん、みたいなことで、典型的なダメな先生でしたね。ただ、“先生のおかげで英語が大好きになれたよ”って、何年かあとに(当時の生徒から)メッセージを貰いましたけど。

mao最高の褒め言葉だね。

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赤飯そのあとは、コンサート・スタッフをやってました。

-バンドマンの方は、経験者が多いバイトですね。

ぽにきんぐだむ俺もそれやってたわ。

赤飯僕は名古屋に住んでいたので、名古屋の会社で。チケットのもぎりをやったりカバン・チェックをしたり、場内警備をやってました。

324誰のライヴとかでやってた?

赤飯一番印象に残っているのは、コブクロさんかな。バイト着で、番号つきのジャンパーを着ているんですけど、みんなの汗とかが染み込んでいて臭いんですわ。僕、匂いに敏感なので、気になってしゃあなくて、無意識に(ジャンパーを)クンクン、クンクンやってたら、バイトの先輩が来て、“お前さっきから何クンクンやってんだ! なよなよしてるなよ”って、めっちゃ怒られて。あ、ちゃんとしようって思って。ちょうどコブクロさんがMCしていたんですけど、それがむっちゃ面白くて。それで、つい笑ってたら後ろから先輩が来て、“何ヘラヘラしてんだ、出て行け!”って言われて。そんなことがありました。

-先ほどの個別指導の英語の先生をしていたときは、生徒さんが英語を好きになるような、赤飯さんならではの教え方があったんですか。

赤飯そうですね。5文型から結構ちゃんと教えてましたね。それを覚えたら、次に進めるよってやっていたんですけど、誰も覚えてくれませんでした(笑)。ただ、関係ない話はいっぱいしましたね。“英語って、これでこうでなんだよ”とか、スラングを教えたりして(笑)。授業にはあまり関係ないことも話していたことで、興味を持ってくれたみたいで。楽しんでくれてたみたいです。

-結果、記憶に残る先生になったんですね。では、ミト充さんはどうですか。

ミト充僕はたくさんありますね。順番に言うと、ガソリンスタンド、コンビニ、ライヴハウス、家電量販店、コールセンターの問い合わせ、ガソリンスタンド──

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maoそれ言った。

ミト充2回やってるんだよね。そのあとに、寿司屋、車の買取業者と、ドラムの教室の先生、かな。あと、ガールズ・バー兼ダイニング・バーのキッチン・スタッフもやってました。ガソリンスタンド時代はお得意さまで、俳優さんとかプロレスラーの方が来ていましたね。そのあとに働いていたライヴハウスには、今仲良くしているPENGUIN RESEARCHの新保恵大(Dr)とか、DOPEDOWNの大和(Gt)がライヴしに来てましたね。

324そうなんだ。

ミト充向ヶ丘遊園にあった、もうなくなってしまったライヴハウスなんですけどね。そのあと、“電車男”とか秋葉原とかが流行ったころに、秋葉原の家電量販店で働いていて。外国人もたくさん来るんですけど、常駐スタッフだと道を聞かれることが結構多いんですよね。とあるアフリカの人がいらしたときに、道案内をしてくれと言われて、ガタイのいいアフリカ人の人に全力で腕を掴まれて、秋葉原を1時間くらい歩き回りました(笑)。宅配寿司屋のバイトでは、この見た目で、店長代理をやってました。正月とかは特に注文が増えるんですけど、朝の8時から日付が変わるくらいまで、ずっとマグロをさばき続けるという忙しさでしたね。

-どこでも頼りにされている感じですね。

mao車の買取屋だったときは、うち(の事務所)の機材車も探したりしてたよね。

-バンドの機材車はみんなで折半して買ったりしてるんですか。

mao最初のは、ミト充さんが4~5万で持ってきたんだよね。

ミト充最初は僕の車で、働いていた関係で安く買えたので。4万だったかな。

ぽにきんぐだむすごいよね、ラジコンくらいの値段。

ミト充5人だけで回していたときは、ずっとその車で大阪日帰りしたりして。

ぽにきんぐだむまあまあポンコツなので、高速を走っていると下のバンパーみたいのが取れて、ガーっ! ってなってたりしてね(笑)。

ミト充ガス欠で(車体を)押したこともあった。

maoそんな思い出もあるね。

ぽにきんぐだむバンドマンっぽいですよね。

-オメでたい頭でなによりを始めたときは、みなさんバイトはしていたんですか。

ミト充バイトをしていたのは、俺だけかな。

maoバイト王だからね。

ミト充動いていた方が、気が楽っていうかね。ダラけちゃうと、ぐでーっとしちゃうし。他はみんなサポートの仕事なんかもしていたんですけど、僕はそこまでなかったので。ちょっと前までバイトはしてましたね。

-バイト経験で役立っていることはありますか。

ぽにきんぐだむだいたい役立っているんじゃないかな。コミュニケーションとか。

maoそれこそ料理とかもそうだしね。

324俺だけだね、役に立ってないの。

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ミト充でも、プロフィールに書いてるじゃん。

324Twitterのプロフィールに、“チョコとおちょこを間違えてクビになった”って書いてるけど。俺、そこに書くためにバイトしてたのか(笑)。

赤飯まぁ、話のネタにはなりますからね。それこそコンサート・スタッフの話なんて、めちゃめちゃあるじゃないですか。いろいろ怒られたこととか。

ぽにきんぐだむ今、ライヴとかで会場に入って、前に働いていたコンサート・スタッフのパーカーを見ると、すごく優しくなる(笑)。過剰に“お疲れさまです”って言っちゃうような。

赤飯自分たちが働いていた当時、アーティストの方が声掛けてくれるだけで死ぬほど嬉しかったやん。そういうことだよな。

maoバイトも、いずれは偉くなるんですよ。テレビで言うと、ADがディレクターになったりするわけですよね。その人に優しくしておくのは大事。

赤飯めっちゃ計算高いな(笑)。でもまぁ、そういうのもありますけどね。

324単純に、人に優しくしようよっていうことだよね。

-324さんのバイト経験としては、苦いものが残っている感じですか。

324まぁ、そのレストランでの1件と、あとは治験のバイトでお薬を飲む方のバイトもありました。僕の場合は、週に何日もバイトをするくらいだったら、ギターを弾きたいし、音楽を作りたいというのがあったから。

ぽにきんぐだむ単発で稼ごうと。

324治験のアルバイトで80万円稼いで、作曲の機材は全部揃えて、あとはバイトはしないで、音楽で稼いでいたんです。

赤飯あ、僕もうひとつバイトありました。カラオケのガイド・ボーカルに僕の声が入ってるんですよ。JOYSOUNDで“ガイド・ボーカル入り”っていうのがあるんですけど、何曲か僕が歌ってます。例えば、Hilcrhymeの「春夏秋冬」は僕ですね。あと、AAAをひとりで歌っていたりします。それを週1で2曲とかやっていました。

mao特殊だよね。それは赤飯にしかできない。

赤飯昔から、よく人のモノマネとかをやっていたんですけど。その仕事では、その人っぽく歌ってくださいとか、クセをマネしてくださいと要求されるんです。マネをしていた経験が、初めて役に立ってお金に変わったということに感動しました。

mao自分のスキルがバイトに使えるのはいいよね。ちなみに、ナベちゃん(※ドリームバイトの鍋島菜摘さん)は何かバイトやってたんですか。

今回のドリームバイトは、うちのメンバーふたりも応募してました。 ちゃんと意気込みとかも書いてね(ぽにきんぐだむ)

オメでたい頭でなにより

ミト充こっちから質問するパターン!?

ぽにきんぐだむ言っときますけど、今回のドリームバイトはうちのメンバーふたりも応募してますからね。

ミト充俺、落ちてるからね。

324そうだよ。3万貰えるの? って応募したら、落ちたよ。

ぽにきんぐだむちゃんと意気込みとか書いて応募してますからね。

-そうでしたか(笑)。ちなみに鍋島さんは、「wosushi ~ウォールオブ寿司~」(2016年リリースの1stミニ・アルバム『オメでたい頭でなによりです!』収録曲)のMVのエキストラに参加していたそうですよ。

鍋島はい、2日間行きました。

ぽにきんぐだむじゃあ、我々のこと知ってるんですか。

ミト充それはそうでしょ!

ぽにきんぐだむ3万円に目がくらんだだけかと思った(笑)。

mao楽しかった?

鍋島めっちゃ楽しかったです。

maoそれなら良かった。

-では、鍋島さんからの質問の前に、みなさんから今、夢を追い掛けながらバイトを頑張っている人へ、メッセージやアドバイスを貰えますか。

赤飯ドリームを掴むためにがむしゃらに自分の身を粉にしてというのも、どこかで限界がきちゃうから。バランスをとって、うまくやっていく方法というのも、やらなあかんよ! っていうアドバイスはあるよね。

-先ほどの324さんのような働き方も、選択肢としてはありますからね。

324そうですね。本音を言うなら、バイトしてる暇があったら(音楽の)練習しようとかもあるけど。でも、自分がやりたいことって、千差万別じゃない? 音楽だけじゃないし。

ぽにきんぐだむ飲食をやりたくて、飲食でバイトすると言うのはありだしね。

オメでたい頭でなにより

324音楽をやりたいなら、音楽に関する仕事はたくさんあるし、その現場にいるのは、それだけでも価値があるから。例えば、ライヴハウスで働くことで、裏方の人にも気を遣えるようになるし。そうやって、絶対何か関連づけられることはある。自分のやりたいことに少しでもマッチするバイトとか、働くところは絶対に存在するから、貪欲に吸収するつもりで、めげずにそれを探すのも大事かな。とりあえずお金が欲しいから、募集のある適当なところに行くのではなくて、時給って、つまりは自分の寿命の切り売りだからね。その値段で、自分の寿命を買い取ってもらってるようなことだから、それは無駄にしたらいかんのではと私は思いますよ。

maoまとめると、バイトの経験は、将来の夢に役に立ちますよということです。

-それでは、ここからドリームバイトの鍋島さんにバトンタッチします。

鍋島改めましてよろしくお願いします!

一同お願いします!

鍋島では、最初の質問です。みなさんは、他のバンドの方のライヴに足を運んで、研究をすることはありますか。

ぽにきんぐだむ基本的に一番ライヴに行くのが多いのが、赤飯かな。

赤飯現場至上主義やから、気になるバンドや好きなバンドがおったら、速攻ライヴに遊びにいって。フロアで他のお客さんと交ざって、このバンドの魅力は何かっていうのを体感するっていうのをよくやってる。

mao僕は、フロアには参加しないけど、後ろで見て、いいところと悪いところを自分のバンドに持ち帰るというのはやってるかな。

鍋島実際に、オメでたい頭でなによりにも、そこで得たものが取り入れられているんですか。

自分のやりたいことに少しでもマッチするバイトは絶対に存在する から、貪欲に吸収するつもりで、めげずに探すのも大事(324)

オメでたい頭でなにより

赤飯いい点は取り入れるし、あかんところは、こういうところは気をつけようとかね。

maoオメでた(オメでたい頭でなにより)なりに変換して、取り入れたりしてますね。

ぽにきんぐだむ赤飯に関しては、サーキット・イベントとかがあると、時間が許す限りひとりで回ってるしね。

赤飯そこで初めて観て、いいなと思ったバンドがいたら、話し掛けに行って仲良くなったりしてますね。

鍋島ありがとうございます。次の質問です。人々に音楽を届けるときに、これだけは絶対に曲げられないと強く思うことはありますか。また、大切にしていることはありますか。

赤飯嘘はつかない。思ってもいないことは言わない、ということですね。思ってもないことを歌詞にして歌っても、ほんまに自分がこう思って歌ってるんやでっていう気持ちになれないと意味がないし。俺がこのバンドを組みたいなと思ったのは、自分の言葉をちゃんとみんなに伝えたいと思ったからなんです。これまではずっと人の曲で、人の言葉で歌ってきたけど。そうじゃなくて、自分たちのメッセージを発信したいと思ったから、このバンドを組んで、自分で作詞をしてるわけやから。そこに嘘を入れたらあかんって思うし、自分の中にないものは出さないっていうのは心掛けてます。

鍋島たしかに、赤飯さんの歌詞は、胸に入ってきます。

ぽにきんぐだむ土足でね。

mao珍しいタイプだね(笑)。

赤飯でもなんか、入ったものがあったんや(笑)。

オメでたい頭でなにより

鍋島はい。本当にそうだなって思うことや、歌詞で元気づけられたりすることがあります。

ぽにきんぐだむ好きな曲ある?

鍋島一番好きなのは、「生霊の盆踊り」(『オメでたい頭でなによりです!』収録曲)です。

一同おぉ~。

maoあと、最近みんなで再確認したのは、自分たちが楽しむことが大事ということ。自分たちが楽しんだものを、お客さんに提供できるようにというのは、意識していますね。

ミト充自分たちが楽しめないものでは、お客さんも楽しませられないからね。

鍋島わかりました。では、次の質問です。曲作りやライヴの演出を考えるうえで、メンバー同士で話し合って進めていくと思うんですが、そこでどうしても意見が合わない場合は、どうやってひとつにまとめていますか。

324それは指スマ(※指が何本上がるか予想するゲーム)かな。

ぽにきんぐだむ俗に言う“ちっち”ね。

mao“いっせーのせ”じゃないの?

赤飯だよな。

ぽにきんぐだむ今のでも意見が食い違う(笑)。

maoまぁでも、基本的に我々は民主制なので、人数が多い意見の方にいくかな。あとは、赤飯の意見を基盤にして、民主的に決めるという感じだよね。言葉をお客さんと共有するのは赤飯がメインだから。

赤飯俺のカードを使うのは、ほんまにいくつもあるうちのひとつだけで。基本的には多数決なんやけど、どうしてもここだけは俺の言うことを通すっていうのが、たまに発動するかな。

324たまにね。ライヴの演出も、ここはこうしたらいいんじゃない、とか出し合う感じで。みんなまともだから、納得する意見が出る。悩むとしても、これも納得できるし、こっちも納得できるしなっていう。

ミト充じゃあ、今日はこっちのアイディアをやってみて、次はこっちで試してみて、ということもあるかな。

324だから、納得しないっていうことはないかな。

オメでたい頭でなにより

鍋島ありがとうございます。次の質問です。メンバーで音楽を作るときに、聴く人やファンがどんなふうに受け取るのか、何を求めているのかということは、考えますか。

赤飯フロアの光景をイメージするよね。こういうネタを投下すると、こういう遊び方ができるよねとか。こういうリズムにしたら、お客さんはこうノッてくれるよねとか。そういう想像をして、形にしていく作業かな。

mao例えば「wosushi ~ウォールオブ寿司~」だったら、このパートでこういう感じにして、ウォール・オブ・デスにしようとかね。

324オメでたい頭でなによりは、言ってみれば、音楽で自己表現するアーティストじゃないから。何か哲学を持って、この音楽はめっちゃかっこいいから、プライドを持ってやってますというタイプではないんですよね。これが楽しいよ、こうやって遊ぼうよっていうタイプのバンドなんですよ。お客さんありきだし、その目線に立つこともあるかな。それが、例えばcoldrainとかだったらまた違うと思うけどね。

赤飯ああいう(かっこいい)のもやってみたいけどな。できないんだよ。

mao1回やってみる? ギャグで。

ミト充急にコンセプチュアルな感じで。衣装も変えてね。

赤飯“死ぬほどかっこいい曲”っていうタイトルで作ってみる?

maoそういうことで大丈夫ですか(笑)?

鍋島はい、ありがとうございます(笑)。では、最後の質問です。私は就活を始めたのですが、初っ端からあるミスをしてしまいまして、落ち込んでしまっているんです……。みなさんが、音楽をしているなかで、落ち込んだことや失敗したことがあったとき、どう自分たちを励ましてきましたか。

赤飯さて、私はどんな失敗をしてきたでしょうか!?

ミト充大喜利タイムね。

324いや、真面目に! どうしたらいいですかって助けを求めてるんだよ。

mao失敗は成功のもとということでね、反省してそれをポジティヴに生かせたらいいなと思います。

ぽにきんぐだむそれ、辞書引いたら出てくるやつ(笑)。

ミト充僕は落ち込むことをしないようにしてるので、逆にミスを犯した自分にイラついたりすることの方が多くて。自分を見返すという感覚でやってるかな。それを次への活力にするように心掛けてます。

ぽにきんぐだむそうだなぁ。わかりやすい例で言うと、昨年の8月13日のワンマン・ライヴだよね(※下北沢GARDENで開催した“レコ発「○」ワンマン~夏の大宴会~”。会場の気温が上がりすぎてしまい、途中で中断となった)。それが途中で中止になってしまって、そのやりきれない想いを曲(2018年1月リリースのまとめ盤『オメコレクション』収録曲「スーパー銭湯~オメの湯~」)にすることによって、その想いを共有して、昇華するというか。

赤飯何かしら形に昇華してというのもあるし。個人的に、単純なところで言うと寝る。

324寝て起きたら、楽になっていることはあるね。でも、そういうのがありすぎると、悔しさをバネにしてやろうっていう気持ちとか、そのモヤっとしたものを溜め込んでおくのも、必要というかね。いつか見返してやるぜっていう気持ちをバネにすることもあるし。

赤飯その方が、ステージでパワーが出ることもあるからね。

ぽにきんぐだむあとはやめないことだよね。失敗しても、やめなければ、いつか結果は出るから。成功するかどうかわからないけど、経験がものを言うから。

赤飯そうだね。俺も結局、音楽を続けてきたことでここに繋がっているから。みんなそうだよね。

ぽにきんぐだむやめたら、可能性がなくなるからね。“可能性の獣”なので、僕は。

maoそれガンダムのセリフね(笑)。

オメでたい頭でなにより

ぽにきんぐだむやっていれば、何かしらの道は開かれる。

赤飯きっと自分に与えられた使命っていうものが、あるんだよ。それが何かを見極められて、続けられればいいんじゃないかな。

鍋島わかりました。

ぽにきんぐだむちなみに将来何になりたいの?

鍋島音楽関係の仕事をしたいと思ってます。

-音楽業界には、レコード会社などの他にもたくさん仕事がありますね。

ぽにきんぐだむ今のオメでたい頭でなによりのマネージャーは、もともと“TOKYO CALLING”というサーキット・イベントのボランティア・スタッフをやっていたときに、動きがいいからってうちの会社の部長が目をつけて。それで引き抜いて、このバンドにあてがわれて(笑)。

ミト充入社してすぐに、こんな変な奴らの世話をさせられるっていうね。

オメでたい頭でなにより

ぽにきんぐだむでも今、すごくちゃんとマネージャーの仕事をやってるしな。いろんなところにチャンスが転がってるんですよ。

赤飯世の中、何があるかわからないからね。

-いろんな入り口がありますね。

324音楽業界は、裏口がたくさんあるんですよ。

赤飯結局、何をせなあかんかって言ったら、常に自分の想いを誰にでも熱く喋れるようになってなきゃあかんわけ。

鍋島それは頑張ってます。

赤飯それをやっていけば、誰かしらのところに引っ掛かって、チャンスが転がってくるから。それができていれば大丈夫だと思う。

324学生のうちは特に、大企業しか知らないから、どうしても大きな会社に集中してしまうけど。もっと広い目で見るといいと思う。俺らは現場で、いろんな企業の人と仕事として関わりがあるから、いろんな仕事があることを知ってるけど、就活している学生から見たら、知ってる企業は大手のレコード会社とかになるんですよね。音楽でも、他にたくさんの仕事があるんですよ。視野を広くして、自分で深く掘り下げてみるといいと思うよ。

mao親はきっとね、大企業は安心するんだよ。でも、大企業だと自分の行きたい部署に行けない可能性だってあるからね。

324ガチのアドバイスになってる(笑)。

鍋島とてもありがたいです。

赤飯まだまだなんでも聞いてください。

324ちなみに、最近のオメでたい頭でなによりのライヴには来てくれているんですか。

鍋島実は、まだライヴに行ったことがないんです。

赤飯初めて来るという人も、オメでたい頭でなによりには暴れずに観たい人のための“デリケートゾーン”があるし、怖がらずに来てほしいですね。

ぽにきんぐだむじゃあ、ドリームバイトのバイト代でぜひ来てください。

オメでたい頭でなにより

鍋島あ、言うのを忘れていました。メジャー・デビューおめでとうございます! 1stシングル『鯛獲る』のCDも予約しました。

一同(爆笑)

ぽにきんぐだむここで山場持ってくるんかい!

maoシングルの初回限定盤にはライヴDVD(CLUB CITTA'川崎での“オメでたい頭でいっぱいです!~ザ・ベストライブ~”を収録)もついているので、初めて来る人は、予習をしてぜひ来てくださいね。

鍋島わかりました。今日はどうもありがとうございました。

インタビュアー:吉羽 さおり Photo by:上溝恭香

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