2024.03.15

「お体に気をつけて」を使った例文をご紹介!手紙やメール・年賀状の挨拶に活用しよう

「お体に気をつけて」を使った例文をご紹介!手紙やメール・年賀状の挨拶に活用しよう

手紙やメールの中で相手の体調を気遣ったり、健康を願ったりしたいときには「お体に気をつけて」という表現を使うのが適切です。

相手に対して思いやりの気持ちを伝えるのにぴったりで、対面でのコミュニケーションや挨拶にも使えるので、正しい使い方を覚えておきましょう。

この記事では「お体に気をつけて」をよく使うシチュエーションに合わせた例文をご紹介します。

目上の人に対して健康を願うときに使えるていねいな表現や、言い換えの表現も解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「お体に気をつけて」の意味

「お体に気をつけて」という表現は、相手の健康を気遣うときによく使われます。意味は言葉のまま「体調を崩さないように気をつけて」となります。

相手が忙しそうにしているときや、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に「お体に気をつけて」と言うことで、相手を思いやる気持ちを伝えられますよ。

また「お体に気をつけてお過ごしください」は、手紙や年賀状・メールなどの文面や、対面で会ったときの別れ際などに使う挨拶として覚えておきたいフレーズです。

「お体に気をつけて」の正しい使い方

「お体に気をつけて」は、相手の健康を願うフレーズとして一般的に使われる表現です。

日常生活やビジネスシーンで「お体に気をつけて」を正しく使うためにいくつか知っておきたいポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

「体」と「身体」はどちらを使うのが正しい?

お体に気をつけて」は「お身体に気をつけて」と書く場合もあります。

「体」と「身体」はどちらが正しいのか、手紙やメールを書くときに迷う人もいるかもしれませんが、どちらでも問題ありません。

「おからだに気をつけて」の「おからだ」は、からだ全体を表していますよね。この場合は「体」でも「身体」でも同じ意味で使えます。

「お体にお気をつけて」は二重敬語?

「お体に気をつけてお過ごしください」をさらにていねいな表現にすると「お体にお気をつけてお過ごしください」となります。

「お体」と「お気をつけて」で2回「お」が続いているため、二重敬語で誤用だと思われがちですが「お体にお気をつけて」は正しい表現です。

<敬語の種類が違うので二重敬語ではない!>

  • 「お体」...丁寧語
  • 「お気をつけて」...尊敬語

目上の人の体調を気遣い、声をかけるときには「お体にお気をつけてお過ごしください」または「お体にお気をつけください」と伝えるとよりていねいな印象になりますよ。

【関連】【敬語変換表あり】尊敬語・謙譲語・丁寧語の基礎

「お体にお気をつけてください」は誤用

「お体にお気をつけてください」は、一見正しいように見えて間違った表現です。

正しくは「お体にお気をつけください」です。「お体にお気をつけて」に「ください」を付ける場合は「お気をつけください」になるので注意しましょう。

「お体に気をつけて」と、「気をつけて」を尊敬語にしない場合は「お体に気をつけてください」で問題ありません。

体調を崩している人には使えないので注意

「お体に気をつけて」は「(これから)体調を崩さないように気をつけて」という意味なので、すでに体調を崩している人に対しては使えません。

体調が悪い人に対して声をかけたいときは「お大事にしてください」や「お大事になさってください」と伝えるのが適切ですよ。

【関連】目上の人に『お大事に』を伝える敬語表現とは?類語やメールでの返答例文も紹介!

「お体に気をつけて」とセットで使える言葉

「お体に気をつけて」を以下の言葉とセットで使うと、少しやわらかい印象をもたらせます。

  • どうぞお体に気をつけてください。」
  • どうかお体にお気をつけてお過ごしください。」
  • くれぐれもお体にお気をつけください。」

「どうぞ」は、相手に対してていねいに自分の思いや希望を伝えるときに使われる言葉です。「どうか」を付けると、相手の健康に対する強い願いを強調できます。

「くれぐれも」も、心を込めてお願いするという意味があるので、「くれぐれもお体にお気をつけて」と言うと、相手の体調を強く願うというニュアンスになります。

「お体に気をつけて」をよく使うシーン|例文

ここからは「お体に気をつけて」を使った例文をご紹介します。

「お体に気をつけて」をよく使うシーンを3つに分けてご紹介するので、自分が使いたいシチュエーションの例文を参考にしてみてくださいね。

手紙やメールの締めの文章に使う

「お体に気をつけて」は、手紙やメールの文末に相手の健康を気遣う定型文としてよく使われます。季節の話題と一緒に用いて、体調を崩さないように気をつけてほしいという思いを伝えるのに便利な表現です。

ほかにも、仕事や家庭の状況で忙しそうにしている相手の体調を気遣うときにも適切な表現ですよ。

<例文>

1. 「暑い日が続きますが、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしください。」
2. 「年末年始の忙しい時期ですが、お体に気をつけて。」
3. 「新しい環境での生活が始まりますね。どうぞお体にお気をつけください。」
4. 「最近インフルエンザが流行っているようですね。お体に気をつけてください。」
5. 「相変わらず仕事が忙しそうですが、お体に気をつけて頑張ってくださいね。」

年賀状に添える文章で使う

年賀状に一言メッセージを添えて送るときにも「お体に気をつけて」を使えます。なかなか会えない相手に対しても「あなたの健康を願っています」という思いやりの気持ちを伝えられますよ。

最近は年賀状を送らないという人でも、メールやLINEなどのメッセージツールで年末・新年の挨拶をするときに使うのがよいでしょう。

<例文>

1. 「新しい年が皆様にとって良い年となりますように。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。」
2. 「本年もどうぞよろしくお願いいたします。まだまだ寒い日が続きますが、お体にお気をつけてお過ごしください。」
3. 「旧年中は大変お世話になりました。どうかお体に気をつけて、穏やかな毎日をお過ごしください。」

退職する人への励ましの言葉に使う

ビジネスシーンで退職する人を送り出すときのメッセージに「お体に気をつけて」を使うと、相手の健康を気遣う気持ちを伝えられます。新しい環境でも元気に頑張って、という励ましのメッセージにもなりますよ。

<例文>

1. 「〇年間、本当にお疲れ様でした。新しい職場でもお体に気をつけて頑張ってください。」
2. 「新天地でのご活躍をお祈りしています。くれぐれもお体には気をつけて。」
3. 「新しい職場でも無理をせず、お体に気をつけてお過ごしください。」

覚えておきたい!相手の健康をいたわるフレーズ

「お体に気をつけて」のほかにも、相手の健康を気遣うときに使えるフレーズがあります。

言い換えの表現を覚えておけば、手紙やメールの文章がいつも同じにならずに済みますよ。

「お体を大切にお過ごしください」

「お体を大切にお過ごしください」というフレーズは、相手に対する深い思いやりと健康への願いを込めた表現です。

日頃の忙しさに追われがちな相手に、自己の健康を大切にするようやさしく促せますよ。

<例文>

1. 「忙しい日々が続くと思いますが、お体を大切にお過ごしください。」
2. 「寒い季節が近づいていますので、どうぞお体を大切にお過ごしくださいね。」

「体調にはお気をつけください」

「体調にはお気をつけください」という言葉は、日々の健康管理に注意を払うよう促す表現です。

「お体にお気をつけください」と同じ意味で使え、相手が健康であることを心から願う気持ちを伝えられます。

<例文>

1. 「季節の変わり目ですので、体調にはお気をつけください。」
2. 「最近、風邪が流行しているようなので、体調にはお気をつけください。」

「ご自愛ください」

「ご自愛ください」とは、自分自身の体を大切にしてくださいという意味です。

「お体に気をつけて」と同じように、手紙やメールの締めの文章に使うことが多いですよ。

<例文>

1. 「体調を崩しやすい季節です。どうぞご自愛ください。」
2. 「ご多用とは存じますが、ご自愛ください。」

「健康にご留意ください」

「健康にご留意ください」は「お体に気をつけて」よりも少し硬い印象のあるフレーズです。「ご留意ください」は相手に要望するニュアンスがあるため、目上の人にはあまり使わない方がよいでしょう。

また、カジュアルな雰囲気での文章にはあまり適していないので、言葉を伝える相手や状況をふまえて使い分けるようにしてくださいね。

<例文>

1. 「来週から新しいプロジェクトが始まりますが、健康にご留意ください。」
2. 「忙しい時期ではありますが、どうか健康にご留意ください。」

ご健勝をお祈り申し上げます

「ご健勝をお祈り申し上げます」の「健勝」とは、健康ですこやかなことを意味します。

「お体に気をつけて」の言い換えとして、相手の体調を気遣うときに用いられます。目上の人にも使えるていねいな表現なので、挨拶の一文に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ただし「ご健勝」は個人の体調を気遣うときにのみ使える表現で、相手が組織や企業である場合には適していません。特定の誰かの健康を気遣いたいときに使ってみてください。

<例文>

1. 「〇〇様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。」
2. 「今後のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。」

「お体に気をつけて」と言われたときの返事フレーズ

「お体に気をつけて」と、自分の体調を気遣ってくれた相手に対してどう返事を返せばよいのでしょうか。手紙やメール、対面での会話で使える返信フレーズをご紹介します。

<相手の思いやりに対する感謝の気持ちを述べる>

  • 「お気遣いありがとうございます」
  • 「お心遣いに感謝いたします」

手紙やメールで「お体に気をつけて」と言われたら、相手の気遣いや心遣いに対してお礼を伝えましょう。

そのうえで「〇〇さんもどうぞご自愛ください。」「〇〇様もお体を大切にお過ごしください。」などと、相手の健康を願う一言を返すのが適切です。

【関連】「お心遣い」の意味とは?ビジネスメールやお礼状で使える感謝の気持ちを伝える例文を紹介

「お体に気をつけて」を英語に訳すと?

「お体に気をつけて」は英語で「Take care.」と訳せます。これは比較的カジュアルな表現なので、親しい関係にある人に対してよく使われます。

職場の上司や目上の人の健康を気遣う場合は、以下のような表現を使うのがよいでしょう。

  • 「Please take care of yourself.」
    -どうぞお体を大切に。
  • 「I hope you are in good health.」
    -お体にはご自愛ください。

まとめ

「お体に気をつけて」をよく使うシチュエーションと例文をご紹介しました。正しい使い方を知って、手紙やメール、年賀状などを書く時の参考にしてみてくださいね。

文面だけではなく、対面でのコミュニケーションにおいて相手の体調を気遣うときや、退職する人を励ますメッセージにも使いやすい表現なので、日常生活やビジネスシーンで活用してみましょう。


【ビジネスシーンで役立つ用語集】
メールや手紙の「PS」とは?正しい意味とビジネスメールにも使える言い換えを解説
【例文あり】「ご愁傷様です」はメールで使える?意味や使い方・言い換えをご紹介
目上の人に『お大事に』を伝える敬語表現とは?類語やメールでの返答例文も紹介!
「とんでもないです」を徹底解説!意味・使い方・言い換え表現を例文と併せて丁寧に説明!
例文あり!「周知」の意味とは?ビジネスでの使い方や類語・誤用表現も詳しく解説
「恣意的」の意味とは?ビジネスで使える例文と言い換えできる類語をわかりやすく解説
「できない」の敬語と言い換え表現|ビジネスシーンでの上手な断り方とポイントを紹介
ビジネス用語「フィックス(fix)」とは?業界ごとに違う意味や使い方をご紹介
「失念しておりました」の意味や正しい使い方は?ビジネスシーンで使える表現・言い換えを解説【例文付き】
「デフォルト」とは?場面によって変わる意味と使い方を例文付きでわかりやすくご紹介!
「遵守」の意味とは?「順守」との違いや使い分けを例文付きで解説!言い換えや対義語も
「何卒(なにとぞ)」ってどういう意味?ビジネスでよく使う「何卒」の意味や使い方・言い換え表現を例文付きで解説!
「仰々しい」の意味とは?正しい読み方とビジネスでの使い方を例文付きで詳しく解説
「幸いです」の意味とビジネスでの使い方を解説!目上の人に使える言い換え表現も

 

5つのSTEPでキミのバイト応募をサポート!バイトGET完全マニュアル

特徴・勤務地から仕事を検索

検索

人気の検索

人気の検索

検索

カテゴリ一覧