2024.03.11

うる覚え?うろ覚え?正しい表現や意味・使い方・言い換え表現を例文と併せて解説!

うる覚え?うろ覚え?正しい表現や意味・使い方・言い換え表現を例文と併せて解説!

あなたは「うる覚え」と「うろ覚え」、どちらを使っていますか?日常会話の中で、記憶が曖昧な時によく使うこの表現ですが、正しい表現や使い方があります。

この記事では「うる覚え」と「うろ覚え」の正しい表現をはじめ、実際にどのようなタイミングで「うろ覚え」を使うべきか、具体的なシチュエーション別の例文を通して解説します。また、「うろ覚え」を使う際のポイントや、より正確に自分の思いを伝えるための類語・言い換え表現も紹介。

この記事を通して、あいまいな記憶を上手に伝え表現力やコミュニケーション能力を高めましょう!

「うる覚え」「うろ覚え」どちらが正しい?

「うる覚え」「うろ覚え」どちらが正しいのでしょうか。正しい使い方とその意味について解説していきます。

辞書で引いてみると

辞書や辞典を横断して検索することができる「コトバンク」で調べてみます。

「うる覚え」は検索してもヒットせず、「うろ覚え」が出てきました。では「うろ覚え」の意味を確認してみましょう。

■「うろ覚え」の意味 (参考:デジタル大辞泉
確かでなく、ぼんやりと覚えていること。確かでない記憶。

知識や記憶など、はっきりと思い出せないことを「うろ覚え」と表現します。

「うる覚え」は間違い!正しくは「うろ覚え」

デジタル大辞泉の補説に以下のような記載がありました。

【補説】「うろ覚え」(参考:デジタル大辞泉
「うる覚え」は間違い。

「うる覚え」は間違いのようです。

ちなみに「うる覚え」は、一部の地域で「うろ覚え」の方言として使われている表現と言われています。

「うろおぼえ」の漢字表記

「うろおぼえ」を漢字で書けますか?
「うろおぼえ」は「うろ覚え」「疎覚え」などと書きます。

「うろ覚え」を使うタイミング

「うろ覚え」を使うタイミングを紹介します。

記憶がはっきりしないとき

ある出来事や情報について詳細を完全には思い出せないが、大まかな内容や印象は覚えている場合に使います。

■例
「その映画のタイトルはうろ覚えですが、ストーリーは覚えています。」

確信が持てないとき

自信を持って断言できないが、ある程度の記憶がある状態を示したいときに用います。

■例
「会議の日程はうろ覚えですが、来週の初めだったはずです。」

曖昧な情報を伝えるとき

正確な情報を提供できないが、何かしらの情報を伝えたい場合に、「うろ覚えだけど…」と前置きして使うことがあります。

■例
「彼が言っていた店の名前はうろ覚えですが、駅から近い場所にあるらしいです。」

「うろ覚え」を使ったシチュエーション別の例文

「うろ覚え」を使った例文をシチュエーション別に紹介します。例文を参考に、使い方をマスターしましょう。

  • 1. 日常会話
      「彼がどこに住んでいるかはうろ覚えだけど、確か西東京の方だったはず。」
  • 2. ビジネスシーン
      「この手続きの正確な流れはうろ覚えですが、マニュアルを参照して対応します。」
  • 3. 友人との会話
      「昔一緒に行った遊園地の名前がうろ覚えで、どうしても思い出せないんだ。」
  • 4. 趣味や興味に関する話題
      「あの脚本家の名前、うろ覚えなんだけど、アニメ作品をたくさん手がけている人だよ。」
  • 5. 旅行の計画を話すとき
      「宿泊予定のホテルの名前はうろ覚えだけれど、駅から徒歩5分のところにあるらしい。」

ここまで「うろ覚えを使うタイミング」や「シチュエーション別の例文」について解説しましたが、「うろ覚え」の使い方はおわかりいただけたでしょうか。

「うろ覚え」を使うときのポイント

「うろ覚え」を使う場合は以下のポイントに配慮しましょう。

「うろ覚えですが」と前置きをする

「うろ覚えですが」と前置きして、自分の記憶に自信がないことをはっきりと示しましょう。これにより、情報の不確実性を相手に伝えることができます。

確認する姿勢を見せる

不確かな情報を伝えた後は、可能な範囲で「確認しておきます」や「詳細を再確認します」といったフォローアップの約束をすることが望ましいです。

不確かな情報だけでなく、後に確認し正確な情報を相手に伝えてあげたほうが丁寧な対応です。責任感がある人として信頼に繋がるでしょう。

「うろ覚え」を使うタイミングに注意

ビジネスシーンや正確性が求められる場面では、確かでない記憶や情報を伝えることについて慎重に判断しましょう。

また「うろ覚え」は比較的カジュアルな表現のため、言い換えることも検討しましょう。

「うろ覚え」であっても、ヒントとなる情報を提供する努力をする

「うろ覚え」であっても、可能な限り具体的な情報を提供しようとする努力や姿勢が望ましいです。

例えば、「うろ覚えですが、先週の金曜日にメールで話題に上がっていた件です」といった具体的なヒントを加えることで、話の内容を思い出す手がかりになります。

相手の理解と了承を得る

「うろ覚え」の情報を提供する際は、相手がその不確実性を理解し、受け入れていることを確認することが大切です。

また、相手から確認や質問があった場合は丁寧に応じましょう。情報の不確実性を共有しつつも、相手とのコミュニケーションをスムーズに進め、信頼関係を損なわないように努めることができます。

「うろ覚え」の類語・言い換え表現

ここでは、「うろ覚え」と同じまたは似た意味を持つ類語や言い換え表現を紹介します。

記憶の不確かさが強い表現

  • あやふや
    明確でない、定かでない状態を示す。
  • おぼろげ/おぼろげな記憶
    ぼんやりとした記憶、細部がぼやけている状態。
  • ぼんやりとした記憶
    具体的な詳細までは思い出せない状態。
  • 不鮮明な記憶
    鮮明でない、はっきりしない記憶。

記憶の確信が持てない表現

  • 確信が持てない
    確実な根拠がなく、自信を持っていない状態。
  • 記憶が定かではない
    記憶に自信がない、確信が持てない状態。

記憶の質が浅い表現

  • 生覚え(なまおぼえ)
    新しく覚えたばかりで、完全には定着していない状態。
  • 空覚え(そらおぼえ)
    内容を深く理解せずに形だけ覚えている状態。

記憶の不確かさを総合的に表す表現

  • 曖昧な記憶
    明確でない、定かでない記憶を総合的に示す。

まとめ

  • 「うろ覚え」の意味は、確かでなく、ぼんやりと覚えていること。確かでない記憶
  • 知識や記憶など、はっきりと思い出せないことを「うろ覚え」と表現する
  • 「うる覚え」は間違い。正しくは「うろ覚え」
  • 「うろおぼえ」を漢字で書くと「うろ覚え」「疎覚え」
  • 「うろ覚え」を使うタイミングは「記憶がはっきりしないとき」「確信が持てないとき」「曖昧な情報を伝えるとき」
  • 「うろ覚え」を使うときのポイントは、情報の不確実性を相手に伝えることや後で確認する姿勢を見せる
  • 「うろ覚え」の類語・言い換え表現には、「生覚え」「空覚え」「おぼろげな記憶」などがある

本記事では、「うろ覚え」という表現の正しい読み方と意味、適切な使い方から類語や言い換え表現まで、幅広く解説しました。

「うろ覚え」は、緊急性のある情報を伝えたい時や、速やかな連絡が必要な状況で役立つ表現ですが、その使用には状況や相手を考慮する必要があります。

この記事で紹介した「うろ覚え」の使い方のポイントや、緊急性を伝えつつも礼儀を欠かさないための言い回し例を参考に、ビジネスコミュニケーションや日常会話でのコミュニケーション力を高めましょう。

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