• イベントバイトの中でも、どのような仕事がしたいか考えてみよう
• スケジュールを調整し、勤務開始日や勤務可能日を伝えられるようにしておこう
• 事前に面接のシミュレーションを行い、よくある質問の答えを準備しよう
• イベントバイトに生かせる過去の経験を振り返ってみよう
• 第一印象も重要！清潔感のある服装やナチュラルメイクで好印象を目指そう
• 面接当日は、開始時間5分前には面接場所に到着するようにしよう
• 建物が見えた時点から面接がスタートしている意識を持とう
• 面接前後の挨拶を忘れないようにしよう
• 丁寧な言葉遣いと笑顔を意識しよう
• 聞き取りやすいスピードでハキハキと話そう

イベントバイトの面接でよく聞かれる質問についても把握しておきましょう。
また、質問に対する回答を事前に考えておけば、当日緊張しても焦らず答えられるはずです。

以下はあくまでも一例ですので、自分なりのアレンジを加えて、オリジナリティのある回答を用意してみてください。

性格について

質問1
「イベントのバイトでは、積極的にスタッフやお客様とコミュニケーションをとらなければならない場面もあります。ご自身は、積極性がある方だと思いますか？」

---

「はい。家族や友人からも、行動力があると言われます。
初対面の方とも臆せず話せる点は自分の長所でもあるので、キャンペーンのアルバイトの際に生かせたらと思っています。」

経験について

質問2
「イベントのバイトでは、多くの人と関わるためチームワークが必要ですが、学生時代に部活動はされていましたか？」

---

「部活動には所属しておりませんでしたが、文化祭の際には実行委員会に所属してチームワークの大切さを学びました。
その経験もあり、イベントを裏で支えるお仕事に興味を持ち、応募させていただきました。」

趣味について

質問3
「趣味は何ですか？」

---

「趣味は野球で、観戦するのもプレーするのもどちらも好きです。
学生時代は野球部に所属し、ピッチャーとしてプレーしていました。

学校を卒業してからも、バッティングセンターに行ったり、たまに仲間と草野球をしたりして楽しんでいます。」

希望勤務地について

質問4
「イベントのバイトは勤務地が固定されておらず、イベントごとにさまざまな場所に出向く形となりますが、希望勤務地はどの辺りですか？」

---

「自宅が〇〇駅となりますので、そこから電車で1時間程度の場所であれば、どこにでも勤務可能です。
また、平日に関しては学校から向かうこともあるので、〇〇エリアでの勤務も可能です。」

シフトについて

質問4
「エキストラのアルバイトは、日程が直前に確定することもありますが、都合はつけられますか？また、土日の出勤は可能ですか？」

---

「はい。大学の試験日と重なると難しいのですが、以前より夢だったアルバイトですので、必ず優先させたいと思っております。土日の出勤も問題ありません。」

バイトの面接で、最も重要視されるのが志望動機です。
履歴書にも必ず記載する箇所があることからも、志望動機は選考において大きなポイントであると言えるでしょう。

企業側としては、応募者がどのような考えを持って応募してきたのか、採用することでどのようなメリットがあるのかという点を、見極めたいと考えています。

そのため、企業側に「自分を採用するメリット」がある、と伝わるような志望動機を考えていきましょう。

イベントが好きで携わってみたいと思ったから

「イベントに参加するのが好きだから、今後は運営側として携わってみたい」といった内容は、企業側が納得しやすい志望動機の一つでしょう。

企業側は、イベントにまったく興味を持たない人よりも、イベントに対する好奇心や熱意がある人に仕事を任せたいと思うものです。

イベントが好きで、参加した経験があるからこそわかるポイントや、「こうしたい」という熱意を伝えると、企業側に好印象を与えられます。

複数人で一つのイベントを成功させる体験をしてみたいから

「イベント成功という目的に向かって、多くの人と一つのものを作り上げたい」という内容も、企業側に安心感を与えられる志望動機です。

一つのイベントの開催には、多くの人が関わっているため、イベントバイトでは、さまざまなポジションの人と連携しながら進める必要があります。

そのため、企業側は「ほかのスタッフとトラブルを起こさないか」という点を危惧しています。

志望動機から、チームワークやコミュニケーション力の適性が垣間見えれば、企業側としても、あなたをバイトとして迎えたいと考えてくれる可能性は高まるでしょう。

将来、イベントの制作スタッフとして働きたいから

「将来の夢の実現のために働きたい」という、明確かつ簡単には揺るがない志望動機がある応募者は、企業側から歓迎されます。

経験や知識の吸収に積極的であることがアピールできれば、担当者からも「教えがいがある」と思われるはずです。

具体的に学びたい知識や経験したい仕事がある場合は、積極的にアピールしましょう。

イベントのバイト面接では、イベント業界ならではのポイントや注意点が存在します。
以下をおさえておけば、下手に悪い印象を与えることは減り、採用の確率を上げることができるでしょう。

好きなアーティストのイベントに参加したいはNG

「何年もファンでいるアーティストのイベントに参加したい」などの私情によって、イベントバイトに応募するのは避けましょう。

イベントバイトの役目は、イベントの成功を支えることであり、縁の下の力持ち的な存在です。

好きなアーティストのイベントに立ち会ったとしても、来場者のような立ち振る舞いをすることは許されません。

このような理由を面接で話してしまうと、「この人は責任感を持ってバイトをしてくれるだろうか」と不信感を与える原因にもなり得るため控えるべきです。

「バイト＝仕事」である意識を忘れてはいけません。

ミーハーな気持ちは抑えよう

イベントバイトを志望する方の中には、「人気のアーティストのライブを生で見たい」という、ミーハーな気持ちを持っている方もいるかもしれません。

その気持ち自体は悪いことではありませんが、バイト中はミーハーな感情に振り回されないようにしなければ、きちんと仕事をこなすことは難しいでしょう。

あくまでも、自分は出演者や来場者の楽しみをサポートすることが仕事なのだという認識を、忘れないようにしましょう。

勤務可能な場所はあらかじめ考えておこう

イベントバイトは、勤務地が固定されることはあまりありません。

イベントの開催に合わせて、会場へ出向く形が基本となります。

そのため、あらかじめどこまでのエリアの仕事なら受けられるのか、検討しておくようにしましょう。

勤務可能エリアが明確になることで、企業側もバイトの依頼をしやすくなります。

土日の出勤は必須！

イベントは、土日に開催されるものが大半を占めます。
そのため、土日出勤が可能かという点は、バイトの選考において重視されるポイントです。

どんなに人柄が評価されても、人員を必要としているタイミングで出勤できなければ、会社としてその人物を採用するメリットは激減してしまいます。

特別な事情がない限り、イベントバイトをする上で、土日出勤は必須だと思っておきましょう。

イベントバイトの仕事内容は多岐に渡り、さまざまなシチュエーションの中で、多様な仕事が用意されています。

イベントバイトのおもなシチュエーションとしては、以下のようなものが挙げられます。

• アーティストのライブ、コンサート
• アイドルのファンイベント
• 野外音楽フェス
• スポーツイベント
• 新製品発表会
• 商品PRイベント

上記のようなイベントの中で、以下のような業務を担当することになります。

• 設営、撤去作業
• 運営
• チケット、グッズ販売
• 会場案内、整備、警備
• ティッシュ、ビラ配り

これらに携わるイベントバイトの醍醐味の一つといえば、非日常感を味わえる点です。

日常生活では決して立ち会わない場面なので、ワクワク感や刺激を受けながら、毎回新鮮な気持ちでバイトに励めるでしょう。

また、一つのイベントには多くのスタッフやイベントバイトが参加しているため、新たな人間関係も広げることができます。

ただし、基本的に立ち仕事、力仕事となるため、体力的にきついと感じる場面もあるかもしれません。

イベントバイトにおいては、体力作りや体調管理も重要な仕事の一部といえるでしょう。

イベントのバイトではどれくらいの時給がもらえるのでしょうか。

職種やイベント内容、地域によって異なりますが、おおむね下記のような時給が平均となっています。

特に体力のいる設営の仕事は、時給が比較的高い傾向にあります。

イベントスタッフ 1283円
イベント会場設営 1715円
イベントバイト平均 1499円
（バイトル調べ・2020年6月）

イベントバイトは、たくさんの人と接しながら、一つのイベントを作り上げる仕事です。

そのため、積極的に周囲とコミュニケーションがとれたり、臨機応変に行動できたりする人物は、企業側からもお客様からも好印象です。

ほかにも、長年スポーツをやっていて体力に自信がある人は、イベントバイトでの活躍が期待されています。

イベントバイトは、いわば体力勝負の仕事でもあります。

屋外イベントの場合は、夏の暑い日も冬の寒い日も関係なく、与えられた仕事をこなさなければなりません。

持久力やタフさがある人物は、採用される可能性が高まります。

なお、イベントバイトは、専門的な知識や経験は求められない仕事内容のため、たとえ未経験でも不利になることはありません。

イベントバイトの面接は、特に指定がなければ私服でも問題ありませんが、「どのような服装でもOK」という訳ではありません。

あくまでも、常識の範囲内で、清潔感のある身だしなみを心がける必要があります。

男性であれば、襟付きの白いシャツやポロシャツに、チノパンやダメージ加工が過度でないジーンズなどを合わせると、さわやかな印象を与えやすくなります。

靴はサンダルを避け、汚れがなく、かかとがすり減っていないものを着用しましょう。

女性の場合も、白いシャツやブラウスに、華美でないスカートやパンツを合わせると、しっかりとした印象が伝わります。

靴は、男性同様サンダルを避け、フラットシューズかヒールが低いパンプスが好印象です。

男女ともに、自宅を出発する前には、服や靴に汚れ等がないかきちんと確認しておきましょう。

髪型に関しても、基本的には自由としている企業が多いです。

ただし、イベントバイトの仕事は直接お客様と接する機会も多く、現場によってはカラーリング不可の場合もあるため、過度に派手な髪色、髪型は避けるべきです。

黒髪や暗めの茶色にとどめるのが無難でしょう。

また、女性の場合は、過度なメイクは控えましょう。場合によっては不快感を与えてしまう危険性があります。

晴れて面接に合格することができたら、次に待っているのは「イベントバイト初日」です。

バイト自体が初体験の方はもちろんですが、そうでなくても初めてのバイト先は緊張するものです。

いろいろと不安があるかもしれませんが、以下のポイントさえおさえておけば、スムーズにバイト初日の勤務を終えられるでしょう。

絶対に忘れ物はしないようにしよう

忘れ物は厳禁です。

バイト初日の数日前に、あらかじめ必要な持ち物をスマートフォンや手帳にピックアップしておき、前日には鞄の中に揃えておくようにしましょう。

たった一つの忘れ物によって、周囲の人たちに迷惑をかけてしまうだけでなく、あなたの信用も失ってしまうことになります。

今後のイベントバイト生活を充実させるためにも、もったいないミスをしないよう注意しましょう。

担当者の説明や指示を聞き逃さないように

イベントバイトの現場では、担当者の説明や指示を聞き逃さないよう、集中力の維持に努めましょう。

説明や指示を聞き逃し、まったく異なる行動をとったり聞き直したりする行為は、担当者だけでなく、全体に迷惑をかけることになります。

特に、コンサート会場の設営、撤去などのバイトは、危険を伴う作業です。
説明や指示を聞き逃したことにより、重大な事故を招く恐れもあるため、担当者の話は漏れなく聞くようにしましょう。

水分はしっかりと！

イベントバイトは、体力勝負の仕事です。

特に、夏場の屋外でのイベントでは、脱水症状や熱中症となる危険性も高まります。

そのため、休憩時間には、水やスポーツドリンクなどで、欠かさず水分補給をするようにしましょう。

わからないことは早めに質問！

初めてのイベントバイトでは、わからないことがあって当たり前です。

わからないことがあること自体は、まったく悪いことではありませんが、それを放置し自分の想像で行動したり結論付けたりするのは避けるべきです。

わからないと思った時点で、必ず担当者に質問するようにしましょう。

「質問するのは気まずい」と思う方もいるかもしれませんが、早い段階で解消しておかなければ、ますます聞きづらくなってしまいます。

わからないことは恥ずかしいことではないので、気に病む必要はありません。

イベントバイトは多くの人と接する仕事です。

そのため、面接の時点からその意識を持ち、清潔感のある身だしなみ、明るく元気な受け答えを意識しましょう。

本記事で紹介したポイントをおさえれば、イベントバイトに採用される可能性はぐっと高まるはずです。

企業側に自分を採用するメリットを感じてもらえるよう、しっかりと対策と準備を行い、面接に臨むようにしましょう。

イベントの仕事を探す