Halo at 四畳半 インタビュー - 激的アルバイトーーク!│求人情報ならアルバイト・パートのバイトル

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Halo at 四畳半インタビュー - 激的アルバイトーーク!

日本最大級のアルバイト求人情報サイト“バイトル”とSkream!による“激的アルバイトーーク!”。今回のゲストは、10月17日に1stフル・アルバム『swanflight』でメジャー・デビューするHalo at 四畳半。地元や高校で出会い、10代のころから自分たちの音楽を生み出し、一瞬の光景や心の揺らぎを美しい音に封じ込めてきた4人が、今までどんなアルバイトをしてきたのか話を訊いた。また今回は、普段は経験できない非日常的なアルバイトが体験できる企画“ドリームバイト”で選ばれた大学1年生、小勝風花さんもSkream!編集部員として取材に参加。バンドについてや、新作についての話も訊いた。

Halo at 四畳半

Profile

メンバー:渡井 翔汰(Vo/Gt) 齋木 孝平(Gt/Cho) 片山 僚(Dr/Cho) 白井 將人(Ba)

-みなさんはこれまでどんなアルバイトをしてきましたか。

片山僕は、実家がケーキ屋さんなんですけど、その流れもあって学生のときから飲食店でのバイトが多かったですね。居酒屋だったりとか、ファーストフード店で働いたり。あとは、映画を観るのが趣味なので、CD/DVDのレンタル・ショップでもバイトをしました。

齋木僕は、高校のころは回転寿司屋さんでバイトをして、そのあとは一瞬コンビニでも働いてました。大学の4年間は駅ナカにあるカフェで働いていましたね。

-みなさんお互いのバイト先は知ってる感じなんですね。

渡井そうですね。

白井みんな高校の同級生だったり、先輩、後輩だったりするので。齋木の働いていた寿司屋は高校の近くだったから、茶化しに行ったりもしました。

渡井僕は、今住んでいる場所に引っ越してきたときに年賀状配達のバイトをしたのが最初で。そのお給料でギターを買いましたね。ただ、引っ越したてで配達のバイトをしてしまったので、そのへんの道もわからないまま、さまよいながら必死に働いてました(笑)。あとは、一時期片山と同じレンタル・ショップで働いたり、ファーストフードのお店で働いていたりしましたね。

-なぜすぐに配達の仕事をしようと?

渡井高校に入ったばかりだったので、どういうアルバイトがあるのかすらも知らなかったんです。だから、とりあえず家の近くで給料がいいアルバイトをしたいなと思ってアルバイト情報誌を見ていたら、年賀状配達というのがあって。当時、自転車乗るのが好きだったんでしょうね(笑)。だからやってみようと思ったんだと思います。痛い目を見ましたけど。

アルバイトは、今何ができるかを考えて頑張ることが大事だと思うし、そういう力を身につけさせてくれる時間(渡井)

Halo at 四畳半

-それで無事にギターを買えたと(笑)。白井さんはどんなバイトをしてきましたか。

白井僕は、高校1年の冬休みに友達と一緒に働いた居酒屋でのバイトが最初ですね。高校時代から髪が長かったんですけど、面接のときに“結べば大丈夫だ”と言われたので、そこで働こうと思って。でも2週間くらいしたら、店長さんが変わったのか別の人がきて、“髪を切れ”って言われたんです。“それはできない”と思って辞めました。

渡井意志固すぎでしょ。

白井大学に入ってからは、片山と同じチェーン店のレンタル・ショップで働いて。そこでは3年くらい働きましたね。CDコーナーの担当で、すごく楽しく仕事をしていました。そのあとは、渋谷にある(TSUTAYA)O-Crestというライヴハウスで4年くらい働かせてもらいましたね。O-Crestでのバイトが一番長かったんですけど、やりがいもありました。

 

-ライヴハウスではどんな仕事をしていたんですか。

白井ドリンク・カウンターでドリンクを作っていました。ドリンクを作る仕事ですけど、僕は人とコミュニケーションをとるのが好きなので、出演者ともお客さんとも話せるし、楽しかったですね。ライヴも観れるし、いろんなバンドを知れたりとか、仲良くなれたりしたのは大きかったですね。

-3人共通して、レンタル・ショップで働いていたということですが、シフトが組みやすいお店だったんですか。

白井めっちゃ融通が利いたね。

片山シフトの提出が1週間ごとだったんですよ。いきなり予定が変わったりとか、スタジオが入ったりというときに、だいぶ予定が組みやすかったね。

白井あとは、店長さんとかがバンドを応援してくれて。俺らのコーナーを作ってたりもしてくれていたんです。長期でツアーに出なきゃいけないときも、“いいよ、頑張ってきな”って感じだったので、すごくやりやすかったですね。

Halo at 四畳半

-齋木さんはシフトの組み方として工夫したことはありますか。

齋木大学に通っていたころは、授業もあったし、バイトもバンドもやって、という感じだったので、バンドの練習の日を曜日で固定してもらって、それ以外をバイトで埋めるという感じでやっていましたね。だから、ツアーとかになると結構大変でした。

-では、アルバイトでの経験で、これは今も役立っているなと思うことはありますか。

白井僕は、O-Crestでバイトをしていたときに、いろんなバンドと仲良くなったことですかね。Saucy Dogやハルカミライは、まだ出たてのころにバー・カウンターで仲良くなって、今も繋がっていますしね。“お客さんとスタッフ”という感じではなくて、フラットに話せるバイトってあまりないと思うんです。そういうところで、いろんな人と話をする上でのコミュニケーション能力は上がったかな。

渡井僕は単純に、人間的成長が目覚ましいものがありました。もともと人と話すのがそんなに得意じゃなかったんです。でも、接客をすることで自然と話すことにもなるので、そこでコミュニケーション能力を培ったというか。もちろん、同僚とも仲良くなりたいから話すし、仕事が終わったあとに一緒にご飯に行ったりもして。その友人との関係が今でも続いていたりするので、そういう意味で、バイト先は人間関係を教えてもらった場所だと思ってます。

齋木バンドをやっていると、バンドやってる人としか知り合わないことが多いと思うんですけど、バイトでは、その店の常連さんとか、バンド以外の人と関われることが大きいなと思ってましたね。接客とはいえ、そんなにいろんな人と長く話すわけじゃないし、もともと話すことはそんなに得意ではないんですけど、お店に来てくれる人と仲良くなれたりとか。普段は関わらないような人とも話す時間は、貴重だなと思いましたね。

片山レンタル・ショップでは、スタッフだと安くレンタルできる特典があったので、映画を観るのも好きだったし、CDも安く借りれるということで、たくさん借りてましたね。それに、バイト先の人にいろんな音楽を紹介してもらって、インプットを増やすことができたのも大きかったですね。それを機に、それまでは時間の融通が利くとか、時給がいい仕事ばかり優先して選んでいたんですけど、バイトでも、自分のプラスになる、糧になる仕事がいいのかなという思いが出てきて。

Halo at 四畳半

-たくさんの音楽や映画も触れられる仕事というのはいい環境ですよね。

渡井今思い出したんですけど、僕もレンタル・ショップでバイトしていたとき、曲を作るために店中の作品タイトルを全部見て回って、気になる単語をメモして、曲作りの種として保存してました(笑)。

片山そんなことやってたんだ。

渡井曲のイメージ作りのためにね。「モールス」(2016年リリースの『万有信号の法則-EP』収録曲)とかも実はそうで、そういうところからヒントを得て書いた曲で(笑)。そのメモは未だに残っているので、今でも見返してインスピレーションを得ることがあります。

-いろんな作品があるから、いいヒントになりそうですね。

渡井タイトルを見ているだけでも楽しいんですよね。映画に関しては、職業病というか、曲のもとになりそうなものを選んでしまうというか。好きなジャンルというよりも、“この映画には感化されそうだな”っていうものを自然と選んで、よく観ていました。パッケージの裏面を仕事中にこっそり読んだりして(笑)、面白そうだなって思ったものに目星をつけておいて、仕事終わりに借りてました。

-白井さんは、ライヴハウスという場所をバイト先に選んだのは、音楽に関わる仕事をしたいという思いからですか。

白井もともとライヴハウスで働きたいなと思っていたところに、今のマネージャーで、当時O-Crestの店長だった室(清登)さんが、“うちで働いてみる?”って言ってくださったんです。O-Crestというライヴハウス自体も、出演しているバンドも好きで、スタッフさんも仲のいい人がたくさんいたので、ここだったら働きやすいだろうなと思ったし、いろんなバンドを観て得られるものが多いのかなと思って、働くことにしました。

-それぞれのバイト経験で、印象深い出来事があれば教えてください。

渡井真っ先に浮かんだのが、悪かったことなんですけど(笑)。これは誰しもが経験することだと思うんですけど、クレーム対応が記憶に残っていますね。原因をよく覚えてないんですけど、レンタルをしたお客様から電話がかかってきて。レシートの下に担当したスタッフの名前が書いてあるので、“渡井ってスタッフいるか”っていうことで。たぶん、レンタル料金の設定を間違っていたのか、“今から行くからな、待っとけ”みたいな電話がきて、すごく震えたのは覚えてます。

片山怖っ!

齋木僕はどのバイトもずっと平和だったので、そんなに思い出的なものはないんですよね(笑)。店員同士も仲が良かったし。何か言ってくるような荒れたお客さんもいなかったので。平和だったのが、一番の思い出ですね。

Halo at 四畳半

-それもあって長く続けていたんですかね。ちなみに齋木さんは、バイト選びのときに何を重視していましたか。

齋木バイト選びのときは、カフェってそんなに忙しくなさそうだなっていう単純なイメージで──

片山はははは(笑)。

齋木って思ったんですけど、働き始めたらそんな楽な仕事なんかないんだなと思いました。あとは、もともと人付き合いが苦手だったのもあって、接客をしなきゃいけない場所に行ったら、そういう能力も身につくかなと思って始めました。

-変われましたか?

齋木そうですね。変われたことにしておいてください(笑)。

-片山さんは、記憶に残るバイトでの出来事はありますか。

片山学生時代に先輩の紹介で、銀座のコンビニでバイトしていたんです。学校に通ってバンドもしつつとなると、バイトは深夜勤務がいいというので、夜の10時ごろから朝の8時まで働いていて。銀座だから、夜の仕事をしている人がタバコを買いに来たりして、すごく忙しかったんですけど、酔っ払ったおじさま方も多かったので、そういう人のいい感じの“いなし方”って言うんですかね。それは身についたかなと思います(笑)。あとは、数ヶ月で辞めてしまった居酒屋があるんですけど、そこのお店が、従業員の8割ぐらいが外国人で。

渡井そんなところあるの!?

片山面接のときに“うち、8割ぐらい外国人だけど大丈夫?”って言われたんですけど、外国人のお客さんが多いのかなと思って“大丈夫です”って言ったら、同僚が外国人で(笑)。全然コミュニケーションがとれなくて、これはヤバいと思いましたね。

白井それは辞めるわ。

-学業とバンドとバイトとで、かなり忙しい日々を過ごしていたかと思いますが、最初のころはみんなでバイト代を出し合って、バンドでの活動に充てることも多かったのでしょうか。

白井レコーディング費用とかはみんなで出し合ったよね。当時としては結構な額だった気がするな。自主で作っていたころは、レコーディング代も自分らだし、CDを自分たちで焼いていたんです。

渡井CD-Rとかケースもたくさん買ってね。

白井練習するスタジオ代はもちろん、ライヴでお客さんを呼べなかったときには、ノルマもそれぞれで出していたので。バイトは絶対にしないと生きていけない感じでした。ツアーの移動費とかもかかるしね。

-車はどうしていたんですか。

片山車はうちの親に借りたりしてました。たまたま2台あったので、大きい方の車を借りて、そこに機材とか物販とか全部詰め込んでツアーに行ってましたね。

Halo at 四畳半

渡井めちゃめちゃ助かったよね、今考えると。

白井恵まれてたよ。

片山でしょ?

渡井仲間内には小さい車で頑張っていたバンドもいたので。ほんとありがとうございます!

片山機材も減らすことなく、持っていけるものは全部持っていって。ちょっと横になれるくらいの大きい車でしたね。

-ツアーやライヴの遠征で、車で寝泊まりしたことなども?

齋木寝るのは、高速道路の仮眠所とかが多かったね。

Halo at 四畳半

片山あとはスーパー銭湯とか。

渡井だいたい硬い床でね(笑)。

片山そういう時代もありました。

-では、過去の自分たちのように、夢に向かってバイトをしながら頑張っている人へ、4人からメッセージをお願いします。

片山自分が目指しているものがあって、その活動費や生活費のためにバイトをする人が多いと思うんですけど、そこで得たものを、自分がやりたいことや本業に生かせるような仕事を選んでいくと、自然とバイトも楽しめるようになると思う。そういう相乗効果はあるんじゃないかな。

齋木例えばバンドなら、始めるにはお金がいるし、そのためにバイトをしなきゃいけないというのはあると思うんです。でもバイトも、自分がそのバイトをやりたいと思って選ぶものだと思うので。その中で得られる何かが絶対にあると思うんです。バイトであっても、本気でやるっていうのは自分のためになるんじゃないかなと思ってますね。

白井そうですね。バンドを始めると、ライヴや練習や機材にもお金がかかって、最初はバイトにたくさん入らないと生活ができないっていう状況に陥ると思うんです。でも、自分が本当にやりたいこと──バンドで売れるとか、バンドで何かを成し遂げるということは絶対に忘れないでほしいなと思いますね。バンドをするためにバイトをするはずが、結局バイトに時間が取られてしまって、バンドのために時間が使えなくなるという若い子たちが結構いるんです。そうなると本末転倒だなと思うので。本気でやることは大事だし、そこから得られることも多いけれど、これは自分の野望のためにやっていることなんだぞっていうのは、決して忘れないでほしいなと思いますね。

渡井うん。大事なのは、自分自身ですよね。自分が何をやりたいのかを明確にしておくことというか。その上で僕自身が苦労したのは、時間の使い方だったんです。僕はバンド内で曲を書くという役割でもあったんですけど、バイト中はギターが弾けるわけではないし、だからさっきの話じゃないですけど、レンタル・ショップの作品の中からヒントを得たりしていて。例えば、仕事が忙しくない時間帯なら、曲や歌詞のアイディアを考えたりすることはできると思うんです。今何ができるかを考えて頑張ることが大事だと思うし、アルバイトはそういう力を身につけさせてくれる時間だとも思うので、そういう意味で、自分にとってプラスになることを吸収していければ、自分のためにも、自分の未来のためにもなるんじゃないかなって思います。

Halo at 四畳半

-ありがとうございます。ではここから、ドリームバイトの小勝さんにバトンタッチします。

小勝よろしくお願いします。早速ですが、私は今大学1年生で、ふたつのバイトを掛け持ちしているんですが、そこではつらいことも多くて。みなさんは、そういうつらいときやしんどいときに、どう立ち直っていたのでしょうか。それと、みなさんがつらいときに聴いていた、背中を押してくれる曲などはありましたか。

渡井小勝さんは、バイト先に友達や話ができる同僚はいますか?

小勝はい、います。

渡井僕にもいたんです。バイトが終わる時間が一緒だった奴と、帰りにご飯を食べに行ったりとかして、愚痴を言い合う会をしてました。そういう時間って結構大事だったなって思うんですよ。その友達とは今でも仲がいいしね。お互いにストレスを発散して、また明日頑張ろうって帰ったりしていたので。そういうのもいい発散になるんじゃないかなと思いますね。

齋木僕も一緒で、友達と遊んで忘れちゃうくらいの感じが一番多かったですね。あとはもう、バイトって本気でやりたいことのためにやっていることだったので。“そこまで気にしてられるか”っていう気持ちを持つだけでも違うというかね(笑)。

片山もちろんみんなで遊んだりとか、飲み会もあったりしたんですけど。あとは、ちょっと自分が悪かったなっていうことがあったら、例えば接客トークのどこが良くなかったのかを客観的に考えてみると、仕草なのか、姿勢や目線とかが良くなかったのかなって気づいたりして、今後に生かせるというかね。それプラス、発散して立ち直るっていう感じなのかな。

白井そうだなぁ……。つらいことの種類にもよると思うんですけど、例えばさっき渡井が話していたようなクレーム対応とか、理不尽なことで怒られるつらさがあるとするじゃないですか。そういうときは、自分の変わり身が怒られていると思うというか。今は“バイトしてる白井將人”が怒られてるだけで、本体の方にダメージがいかないようにするっていうのかな。自分が直にそれを受け止めると、ネガティヴになっちゃうし、受け止める必要のない批判もあると思うんですよ。そういうときは、“なんか言ってるなぁ”くらいの気持ちで、“今怒られてるのは、本質の自分じゃなくて、バイトをしてる自分”だからって、俺はやりすごしてた(笑)。

片山特殊なやつきたな! で、背中を押された曲はなんだろう?

渡井誰も言ってなかったね(笑)。

片山「アストレイ」(2016年リリースの2ndミニ・アルバム『innocentpia』収録曲)かな。

渡井わりと最近じゃん(笑)。

白井俺はHalf-Lifeの「夢追い人」かな。この曲は、夢を追っている人にはすごく刺さると思います。そういう曲を聴いて、“俺はバンドを頑張るんだ”っていう気持ちになってました。

片山聴いてたね、レンタル・ショップの店内でも流してたもんね(笑)。

Halo at 四畳半

齋木俺は逆に、落ち込んでいるときに“頑張れ”みたいな曲を聴くとつらくなっちゃうタイプだから、syrup16gとかを聴いてたかなぁ。曲に共感してスッキリするっていう感じでしたね。

小勝ありがとうございます。いろいろ試してみます(笑)。初めてHalo at 四畳半のライヴを観たときに、メンバーのみなさんが仲が良さそうだなって思ったんです。メンバー間で何か、これだけは守ろうと決めているルールなどはありますか。

渡井1回、アマチュアのときに飲み会を開いたことがあったよね。一時期、お互いに言いたいことが言い合えないような時期があって。みんながみんな我慢しちゃってて、バンドとして良くない時期があったんです。そのとき、誰が言い出したのかな。片山かな。

白井うん、そうじゃないかな。

渡井“1回飲みに行こうぜ”って話になって。“なんやねんそれ”って思いながらも、みんなで飲みに行って、言いたいことをお酒飲みながら言い合ったんですよね。そのときに、今後は、言いたいことは絶対に言おうとか、誰かが出した意見は1回試してみようっていうルールを決めて。そうやるようにしてからは、バンドの仲がより良くなったというか、お互いが気を遣わずにいれるようになりましたね。それは大きかったと思います。

片山あとは、その話し合いでバンドの形みたいなものも完成されたというか、凝縮されたよね。

渡井そうだね。お互いの見ている方向とかも、なんとなくわかって。

片山それで足並みが揃っていったのはあった。あと決めてることってあるっけ?

白井挨拶、お礼、謝罪はちゃんとするっていうことかな(笑)。

バンド内での大事なルールは、挨拶、お礼、謝罪をちゃんとするっていうことかな(笑)(白井)

Halo at 四畳半

渡井それも大事なことだね。ツアーとかでは、機材車に乗ってメンバー4人で移動するんですけど、運転手以外の3人は、走る前に“お願いします”って言うことと、降りるときには“ありがとう”って言って降りるっていうルールも決めてます。

小勝そうなんですね。仲の良さの秘訣がわかりました。次の質問です。10月17日にニュー・アルバム『swanflight』がリリースになりますが、その中でそれぞれが特にお気に入りの曲を教えてください。

白井僕は「魔法にかけられて」ですね。バラードなんですけど、今までうちにありそうでなかったバラードで、優しくて、温かくて、メロディだけでも涙腺にくるものがある曲で。今までのHalo at 四畳半の曲にも温かい曲はあったんですけど、その中でも強いものができたなって思っていて。アルバムっていう括りだけじゃなくて、Halo at 四畳半の中でも一番好きな曲だなって思ってます。

渡井僕は「ヒューズ」ですね。Halo at 四畳半の今までの曲になかった曲調というか、結構淡々とした曲なんですけど、最終的にグッとくるものになっているんです。これまでは、曲のアレンジや構成で感動的にしたり、盛り上がりの起伏を気にして作ったりしていたんですけど、「ヒューズ」に関してはそこまで起伏が大きくない曲なのに、いつも作っているような起伏の激しい曲と同じだけの感動があるというか。そういうことで新しい一歩を踏み出せた曲で、すごく気に入ってます。あとは、メロディや歌詞もパッと自然に出てきたものなんです。そういうものってすごく人を惹きつける力があるとずっと思っていて。だからこそ、自分自身もすごく気に入っているし、いろんな人に愛される曲になってほしいなと思います。

齋木僕は「朝を迎えに」という曲ですね。僕が曲を作って、渡井さんが歌詞を書くスタイルで作ったんですけど、今までのHalo at 四畳半の中でも一番速い曲で、めちゃくちゃ元気な曲なんです。細かいことを気にせずにガッといく曲が作りたくて、そのイメージを渡井さんに伝えて書いてもらった歌詞が予想以上にハマって。内容的にも背中を押してくれる感じの歌詞になっているので、何かに向かって頑張っている人に刺さる曲になったと思います。

Halo at 四畳半

片山僕は「マグとメル」ですね。作曲段階で自分がイメージしていた完成形をいい意味で超えてきたというか、その完成度合がいいなと思っていて。ちょっとキラッとした部分とか、浮遊感のあるフレーズもちゃんと生きているし、メロディも歌詞もすごく良くて。バランスが絶妙にマッチしている曲で、アルバムの中では一番聴いている曲かもしれないですね。

小勝アルバムが楽しみです。では、最後の質問です。私は今、大学1年なんですけど、みなさんが10代や学生時代にこれをやっておけば良かったって思うことはありますか。

白井それはたくさんありすぎるね……(笑)。

渡井僕が後悔しているのは、もっと外に出ておけば良かったなってことですね。だんだんと体力的な問題も出てきて──言うてもまだ25歳なんですけど、それにしては体力がなくて、最近それをよく痛感するんですよ。やっぱり10代のころって、疲れはするけど、朝まで遊んでいても思いのほか平気だったりすると思うんです。でも、今もう無理なんですよ(笑)。僕がバイトをしていたときは、夜中の2時までお店にいて、そこから同僚の子とドライブに行ったりして、朝帰ってくるっていう生活をしていて。今思うと、決していい生活とは言えないけど、あの時間がすごく青春だったなって。体力のある限り、もちろん仕事も大事ですけど、なるべくいろんな人と会って、遊びに費やすっていう時間も大事だなと思いますね。

白井僕は勉強しておけば良かったなってすごく思う。大学は卒業したんですけど、大学の勉強を結構ないがしろにしていたというか。単位を取るために授業を組んで、単位を取るために勉強をして、卒業したっていう感じになっちゃったんです。今思うと、せっかく大学に行ったんだから、もっといろんなことを学べば良かったなって思うし、経済学部だったんですけど、ちゃんと授業を聞いていれば得られるものが多かったと思うし、語学もちゃんと身につけておけば良かったなと思いますね。大学に行ってるときは、この勉強ってなんの意味があるの? っていう思いもあると思うけど、そういうのをちゃんとやっておくと、“学んでおいて良かったな”っていうことが後々あると思うので。興味が向く学問や語学はやってみるのがいいのかな。

小勝はい。すごく胸に刺さります……。

齋木大学で一番後悔したのが、サークルに入らなかったことかな。サークルに入らなかったので、あまり大学で友達ができなかったんです。いつも助けてくれたり、何か新しいことを教えてくれたりするのって、絶対友達だと思うので、友達を作るっていうのはやっておけば良かったなって思いますね。

片山あのころは常にバイトとバンドだったもんね。僕は、もっといろんなことにチャレンジしていけば良かったなと思います。自分は、自分の中で安全だってわかってるものとか、これは安定でしょっていうところに逃げがちだったんですよ。勉強も遊びでもそうで。でもそのときは必要ないなと思っていることでも、今思うと、あのときにあれをやっておけば今これができたのになとか、もっといろんなことにトライしておけば良かったなと思うことがあるので、10代のうちにいろんなことにチャレンジしてほしいなって思います。

Halo at 四畳半

小勝楽しいお話をたくさんありがとうございました。

インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 上溝 恭香

 

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インタビュアー
バイトル BOMS記事担当者
  • 瀬戸真矢
  • シンガーソングライターの一面を持つラジオDJ。 独自の音楽理論と自身の人生をさらけ出すスタイルがリスナーに安心感と共感を生んでいる。
    ※TS ONE「BUZZ FLAG」などに出演中。

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