ナノ インタビュー - 激的アルバイトーーク!│求人情報ならアルバイト・パートのバイトル

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ナノ インタビュー - 激的アルバイトーーク!

日本最大級のアルバイト求人情報サイト“バイトル”と激ロックによる“激的アルバイトーーク!”の今回のゲストは、11月21日にニュー・シングル『Star light, Star bright』をリリースするバイリンガル・シンガー、ナノ。ニューヨークで生まれ育ち、動画サイトに洋楽カバーを投稿するなどしてシンガーの道を切り拓き、デビュー以降多くのアニメ主題歌などを手掛けているナノは、そのパワフル且つエモーショナルな歌で、国内外にてファンを増やし続けている。常に前向きで、貪欲に邁進していく姿勢はその歌や発言にも現れているが、そんなナノにはどんなアルバイト経験があり、自分の糧にしてきたのか、話を訊いた。また今回は、ナノにインタビューをするドリームバイト企画で選ばれた大学1年生、工藤結衣さんも激ロック編集部員として取材に参加。コアファンらしい質問をぶつけてもらった。

ナノ

-今日はナノさんのアルバイト経験についていろいろと聞かせてください。これまでいくつくらいアルバイトを経験しましたか。

ナノアメリカから日本に来てから、とにかくいろいろ体験してみたいと思って、いろいろやりましたね。ただ最初に来たときは、ちょっと英語混じりの日本語になってしまったり、日本語の読み書きが苦手だったりしたので、なるべくいろんなお仕事を体験してみて、日本語の読み書きや、喋るということを身につけたいと思っていたんです。例えば、“いらっしゃいませ”という言葉のイントネーションが自分で気に入らなかったので、バイトしながら連呼したり(笑)、自分でリスニングをしてイントネーションを正したりもしていましたね。そういう感じで、軽く10個くらいはアルバイトをしました。

-結構な数ですね。接客業が多かったんですか。

ナノ接客は好きでしたね。あまりコツコツとやるタイプじゃなくて、人と笑ったり喋ったり──ステージに立つのと一緒で、人を楽しませることが好きなので。最初は、飲食店なら経験がなくても入りやすいのと、日本に来たらやっぱり日本食のお店で働きたくて、回転寿司でのバイトをしましたね。あとは、雑貨屋さんで働いてみたり、もっと音楽に関わっていきたいなという気持ちで、CDのレンタル・ショップで働いたりもしましたね。あと、大手パソコン会社の接客もやりました。

-パソコン会社での接客となると知識が必要そうですが。

ナノそうですね。でも、小さいころからアメリカではパソコンに触れていたので、当時の日本の同い年の子たちよりは、パソコンに詳しかったと思います。なので、自分で言うのもあれですけど、いい感じに売り上げの数字は出してましたね(笑)。楽しかったです。あと変わったところでは、家でできる翻訳の仕事などもしましたね。ネットを通して、日本語の英訳や、英語を日本語に訳す仕事をやってました。面白いのは、翻訳の仕事って人それぞれで翻訳の仕方が変わってくるんですよね。正解/不正解がなくて、ある意味自分の個性も出しながら、でも自己主張しすぎると自分の文章になってしまうので。

-翻訳の場合、日本語のスキルもかなり必要になりますね。

ナノ日本語力が足りないせいで苦労したところもありました。翻訳に関しては、日本語と英語、ちゃんと両方勉強した方がいいということですね。英語ができるからって、日本に来て自信満々でいても、日本語力が追いついてないと苦しかったりするので。

-なるほど。ナノさんは、アメリカで生まれ育ったのち、日本に来てアルバイトをしていくなかで、日本の文化の難しさにぶつかったことはありますか。

ナノ日本の接客はすごく難しいなと思いましたね。“お客様は神様”っていうものがあったり、当たり前ですけど絶対に時間を守らないといけなかったりとか、周りの人たちとうまく調和してやるというのが日本の良さだと思うんですけど、もっとリラックスした感覚で、適当にやっちゃえるところがアメリカの良さでもあって(笑)。日本に来ると、やりたくないようなことでもちゃんとやらなきゃいけなかったりしますよね。例えば、飲食店では掃除からしっかりやるとか、みんなで同じ仕事を回してやるっていうのもすごくいい勉強になりました。アメリカでは例えば、学校でも、掃除は業者の人が入ってやっていたので、日本の学校のように、みんなで膝をついて床を掃除するという体験がなかったんです。

-となると、日本に来たときはすべてが新しいことだらけだったんですね。

ナノほんとに。

-では、いろんなバイト経験で身についたことはありますか。

ナノ我慢強さですね。ちょっとしたことで嘆かないとか、いちいちイラつかないとか(笑)。精神力は日本に来てからわりと鍛えられたかなって思います。

-バイトをしながら音楽活動もしていたと思うんですが、そこで大変だったことはなかったですか。

ナノバイトはデビューするまでしかやってなかったんです。なので、あまり忙しい時期が重なることはなかったんですよね。ただ、デビューのギリギリまではやっておきたいなという気持ちがあったので、デビュー準備期間はバイトをしてました。“もう自分には音楽があるからいいや”って、始まる前から安心しちゃって音楽に甘えたくないなと思ったし、自分をしっかり持って、人間としても甘えたくないなという思いがありました。いつ何があるかわからないし、保証がない世界だから。頑張らなきゃいけない世界なんだっていう意識は、常に持っていないと、と思っていたんです。

-“働くことを知る”ということも大事だったんですね。

ナノ大事だと思いますね。あとはやっぱり、社会でいろいろ体験しないと歌詞も書けないじゃないですか。魅力的な歌詞って、本当の体験からきているもので。その苦しみっていうのは、本当に苦しまないと歌詞には起こせないものだと思うんですよ。だから逆に言えば、苦しいことにプライドを持つことも重要だし、苦しんだからこそいいこともあるんだっていう気づきも大事かなって思います。

-バイト先の人間関係はどうでしたか? うまくやっていけた感じでしたか。

ナノ人間関係の勉強になるのは、やっぱり学校と仕事だと思うんです。学校や仕事先って、相手を尊重して、調和を保つのも重要だから、それはすごく社会的な勉強にもなるし、人とぶつかることもいい勉強になる。逆に人とぶつからないように、どうやって自分を良くしようかっていう気づきも得ることができますからね。日本に来てからは、日本人の本質や文化というのを、バイトを通して知りました。

-アルバイトでは特に、いろんな年齢層の人と関わりますしね。

ナノそう。先輩、後輩の関係っていうのはアメリカにはなかったから、(アルバイトの)面接のときもめちゃくちゃフランクに社長と喋っていたんです(笑)。そしたら、“君は、相手の目をすごく見て喋るね”って言われて、“そうですか!?”ってびっくりして。そこで、“そうか、日本ではいきなりハグとかよりは、ちょっと距離感を持つことも大事なのかな”って思ったんですよね。無理やり“YO! YO!”みたいな感じでいくのは、印象が良くない場合もあるんだなっていう──まぁ、もともと“YO! YO!”ってタイプではないんですけど(笑)。

-その性格的な部分では、アメリカにいたときと、日本に来てからあまり変わりはない感じですか。

ナノたぶん、もともと親が日本人的な考えだったので、日本人っぽい部分があったんですけど、やっぱり発言とかには違いが出ましたね。最初によく言われたのが、“よく自分の話をするね”ってことで(笑)。誰かと共感したときに、“そうそう、自分もそう思う”とか“自分はこうだったんだよね”とか、悪気はないんだけどすぐに自分の話をすることが多くて。アメリカでは、自分の話やアピールをしないと、相手と渡り合っていけないけど、日本に来てからは、もっと人の話を聞くようになりました。

魅力的な歌詞は、本当の体験からきているもの
社会でいろいろ経験しないと、歌詞も書けない

ナノ

-それはコミュニケーションの取り方としては全然違いますね。

ナノそうなんですよね。ドリームバイトの結衣さんは大学で語学の勉強をしているんですよね。

工藤はい、英語学科にいます。

ナノ英語は好きですか?

工藤もともと中学生のときは“日本人なのになんで英語をやるんだろう?”って思っていたくらいで。でもナノさんの音楽を聞いたり、英語でのインタビューとかを見たりして、聞き取れるようになりたい、理解できるようになりたいとか、英語ってかっこいいなって思ったのが、英語を学ぶきっかけになったんです。

ナノ嬉しい! じゃあ、海外の経験もこれから?

工藤はい。来年、ボストンに半年間留学します! ニューヨークにも行けるらしいので、もしナノさんのおすすめの場所があればうかがいたいです。

ナノすべてが初めての経験なんですね。ボストンは行ったことがないんだけど、素敵な場所だと聞いているので、ぜひ逆にいろいろ話を聞きたいですね。ニューヨークは、定番だけど公園がすごく風情があっていいかな。街の雰囲気が好きだっていう人も多いので、街を散歩するだけでも気持ちいいし、あとは美術館とかもおすすめで。何か趣味とか、好きなことってある?

工藤音楽を聴くのが好きなんですけど、もともと高校が美術に特化した学校で、美大を目指していたんです。それは途中で断念してしまったんですけど、美術にも興味はあります。

ナノじゃあそれこそ美術館とか、あとは自分でもまた何か描きたいなとか作りたいなって思ったら、画材とかを売っている店もたくさんあるし。ライヴハウスに行って、いろんなライヴを観たりするのもすごく楽しいよね。

-来年の留学が楽しみですね。工藤さんのように、英語の歌詞の内容を知りたいからとか、英語のインタビューを理解したいから英語を学ぶっていう、ナノさんの活動が誰かにとっての動機になるってとっても嬉しいことですね。

ナノそれはすごく思います。ファンのみなさんからもよくお手紙を貰うんですよ。“英語には興味がなかったけど、ナノの曲を聴いて英語を勉強するようになった”とか、“ナノの影響で、留学に行ってきます”とか。そういうのを読むと、ちょっとでも役に立てて良かったなって心から思うし、それが将来に繋がる、繋がらないは関係なくて、その体験がものすごく重要だと思うんです。海外を見てみるのと見ないのでは、全然違うと思うし。好奇心を持って生きていくのは素晴らしいことだと思う。今、結衣さんは19歳だよね? 自分も19歳くらいのときって、もう来年は20歳だな……とか変なプレッシャーを感じたし、時間に追われる気持ちになったりして、早く未来を決めないとって思うじゃない。でもそうやって焦ると、逆に選択肢が狭まると思うんだよね。もしかしたら、もっと素晴らしいものがあったのを逃してしまう可能性もあるし。

工藤そうですね。

ナノこれはもしかしたら将来に繋がらないかもしれないけど、やってみる価値はあるなって思うことは、決して無駄はないと思う。アメリカに行くのも、それが実際に将来の職業に繋がらないにしてもいい体験だと思うしね。後悔はしないと思うし。自分を責めなくていいと思う。10代の子って、将来どうしようとか、焦りも出てくると思うんです。でも、自分が強くいれば、いくつになってもかっこいいと思うんだよね。

-ナノさんがいろいろ経験してきたのは、そういういろんなものを得たい、見たいっていう好奇心が大きかったからなんですね。

ナノ常に好奇心旺盛だったし、やってみたいものは全部やりたいっていう性格なので。あとは妥協したくない。自分がこんなもんだったとか、自分に負けたなっていう気持ちがすごく嫌で。何をするにも精一杯やって、当たって砕けてもいいから“やったよ”って言える気持ちが欲しかったんですよね。

-そういう前向きさって、もともとのものですか。

ナノそうですね。でも、周りのスタッフさんとかのおかげもあると思いますね。みんなで勇気づけてくれたりするし。でも一番は、やっぱりファンのみんなかな。みんなはいつも、どんな状態のナノでも応援してくれるので。温かいし、ほんとに感動的な手紙を書いてくれたりして。それくらいみんなが熱い想いをぶつけてくれるなら、自分はそれ以上の想いをぶつけないと逆に自分を許せないってなりますからね。

-ではここからは、改めて工藤さんにバトンタッチして、いろいろと質問をしてもらいます。

工藤はい(※深呼吸する)。緊張しますが、よろしくお願いします。まずはひとつ目の質問で、先日行われた“第15回東京国際ミュージック・マーケット(15th TIMM)”(2018年10月22~24日に渋谷にて開催/※ナノは10月22日に出演)に出演しての感想や、何か印象的だったことはありますか?

ナノイベントには最近よく出ているんだけど、このイベントはちょっと特殊というか、また雰囲気が違うイベントでしたね。男性のアイドル・グループだったり、演歌の子だったり、出演者が色とりどりのイベントだったので。正直言うと、お客さんがどういうふうにナノを受け止めてくれるかは、ステージに立った瞬間じゃないとわからなかったんです。自分をどう持って出るか、という準備があまりできなくて。出た瞬間に、お客さんを信頼するしかないというか。印象的だったのは、ステージに出た瞬間にナノを観に来てくれたお客さんが、ちゃんと前に来てくれたんです。感動して、一発目から泣きそうになっちゃって(笑)。前のアイドル・グループがすごく人気があったので、終わって全員いなくなっちゃったらどうしようって思っていたんだけど、ひとりでも自分のお客さんがいれば全力で歌うっていう覚悟で出たので、そういうことでは、すごく勉強になったイベントだったかな。

ナノ

工藤その日、私は学校で行けなかったんですけど、ナノ友のみなさんは、ナノさんがサブ・ステージに出るのを知らなかったみたいで、ナノさんがステージに出た瞬間に、“あっちだ!”って走って観に行ったって言ってました。

ナノそうそう、サブ・ステージがあることも直前まで知らなくて、みんな大丈夫かなって思ってたんだけど(笑)。でも、いい感じで集まってくれていたし、たぶんナノ目当てじゃなかった人も残ってくれていて、そういう人も盛り上がってくれましたね。

工藤Twitterでは、もともとナノ友ではなかった人が、“初めて聴いたけど素晴らしかった”という感想を書いていて。ナノ友のみんなは、そういうコメントを見てまた嬉しいみたいな感じもあったんです。

ナノ自分で言うのもなんだけど、ナノのファンの人たちはいい人しかいないんだよ。なんでこんなにいい人ばかりなんだろうっていうくらい。マナーもいいし、優しいし。

工藤そうなんです、そうなんですよ! ほんとに嬉しいです(※ナノと固い握手)!

ナノ絶対に人に迷惑をかけないし、周りへの配慮もすごくあるんです。実はライヴ直前に2階席から客席を覗いていたんですけど、ナノのTシャツを着た子が、他のアーティストのときもいい感じで盛り上がってくれていて。しっかりとライヴを楽しんでくれているなと思ったし、それは嬉しかったな。目当ての人ももちろん大事だけど、ライヴってすごくいい体験じゃないですか。知らなかった音楽を吸収できる場でもあるし。そういうふうにイベントを楽しんでくれているのが、ナノファンの素晴らしいところだなって思います。

工藤本当にいい人ばかりなんですよね。では、次の質問です。私はまだ将来の夢が明確に決まっていないのですが、自分の夢が決まっていない人へのナノさんからのアドバイスや、挑戦してほしいことっていうのはありますか。

ナノほんとにこれでいいのかなって、延々と問い続けることってあると思うんだよね。自分のやりたいことと、やるべきことが、時には別の道だったりすることもあると思うんです。例えば、親や周りの環境で、“こうしてほしい”とか“これがいいよ”っていう道と、自分の心でやりたいものが違ったときに、じゃあこっちを捨てて自分の思う道に行っていいのかとか、やっぱりみんなの言うとおりの方に行くべきなのかとか、それは人それぞれだと思うんです。実際に周りの人たちがアドバイスしてくれたことをやって良かったと思う人もいれば、自分の夢を100パーセント追い掛けて良かったという人もいると思うし。ただ自分としては、それが正解かはわからないけど、一度でも自分のやりたいことに挑戦するのは大事だと思う。それに挑戦したあとに、まだ時間はいっぱいあるから、ほかの道を考えるのもありだと思うんだよね。自分のやりたいことをやるのは罪ではないし、あまり罪悪感を意識しない方がいいかなってすごく思う。自分の人生は、結局自分しか生きられないからね。親とすごく仲が良くて、親をがっかりさせたくない気持ちもあるかもしれないけど、自分の人生は自分のもので、親はあなたの人生を生きられないから。でも、もし自分の夢が叶って成功したら、親も嬉しいじゃない?

工藤はい。

ナノ焦らずにゆっくりと、自分の夢を探すのもアリだなと思う。何もないときになんとかして生み出すのも、違うなと思うしね。そのうちにきっとやりたいことが出てくると思うし、楽しいと思うことが大事だから。それにワクワクを感じればやってみればいいし、ワクワクを感じなければ、違うことを探してもいいかなって思うかなぁ。

-大学生だとどうしても、周りが就活を始めたりして焦ってしまう状況もありますね。

工藤はい、そうなんです……。

ナノそうだよね。でもたぶん、大学を出ればまた違うと思うよ。大学はみんな同じスターティング・ラインから一緒に走っているから、つい周りを見て、わたしも走っていなきゃって思うけど、大学から出れば、それこそ年齢もまちまちの社会に出て、みんな違うことをやっていて、そんなに焦らなくても良かったなって思う可能性もあるじゃない? だから、プレッシャーを感じるのは今だけだと思う。だってみんな人生はそれぞれ違うから、成功するタイミングも違うと思うしね。焦らずにいくのが大事かな。

工藤ナノ友さんは、ナノさんの歌だけじゃなくて、そういうナノさん自身の人間性に惹かれている人も多いと思うんです。そのナノさんの考え方のルーツっていうのは、自分ではどこからきていると思いますか。

ナノすごく自由に育つことができたんですよね。ニューヨークで生まれたけど、西海岸の田舎の方で育って。木登りをしたり、山登りしたり、馬に乗ったりとか、そういうこともしていたので(笑)。ひとりっ子だから、あまり変な競争心がなかったのもあるし。アメリカってわりと、褒めて育てるんだよね。それで自分に自信が持てたのは大きいし、あとはやっぱりネガティヴなものは嫌いかな。なるべく前向きに生きていこうって自然と思っていると、いい選択をしている気がする。

工藤自分自身がネガティヴになってしまったときに気持ちを切り替える方法とか、ルーティーンはありますか。

ナノ難しいよね。でも今は、その気持ちを歌詞にしたりすることができるのが大きいかもしれない。ただそういう手段がない人もいるじゃない? 何かしらアウトプットするというか、ものを作ったり、何かをしたりするっていうのはいい気持ちの切り替えになると思うし。あるいは、食べるのが好きな人なら美味しいものを食べて切り替える人もいれば、バッティングセンターで思い切り発散する人もいるし、いろいろあると思うんだけど。自分も一時期葛藤していた時期があって、そのときは抜け出すのにものすごい時間がかかったんだよね。でも、必ずトンネルは抜けるので、諦めなければ大丈夫。必ずどこかに光があるからね。そのくらいバカポジティヴでもいいと思う。自分に言い聞かせるしかないときもあるからね。

工藤私は考えすぎてしまうところがあって、起きてないところまで先回りして、こうなったらどうしようって深く考えて追い込まれてしまうこともあるんです。

自分のやりたいことをやる、挑戦することは罪じゃない

ナノ

ナノわかるよ。でも、その性格はすごくいいところもあって。まったく先のことを考えないで、いきなりダメージがどーんとくるときもあるじゃない? それよりは、先回りして考えられるのは、ひとつのメリットで。性格は性格で変わらない部分もあるけど、それが悪いわけじゃなくて、それぞれの個性だから。そういう自分の弱点だと思うことを、強みにするといいのかもしれないね。

工藤なるほど、そうですね。次は質問ではないんですが、ナノ友のみんなに何かメッセージがあればいただきたいです。

ナノいいですね、そう言えるところが結衣さんの思いやりが感じられるところだね(笑)。さっきも言ったように、いつも温もりと愛情を感じるし、遠いところからライヴに来てくれる子もいるし、ライヴに来れない人でも、家でエア・ライヴをやってくれたりしているみたいで(笑)。周りへの思いやりを持ちつつ、自分の楽しいこともしっかりと追求しているファンのみんなが大好きだし、ナノはナノで精一杯頑張っているから、みんなもみんなで、それぞれの人生を精一杯頑張って、そのなかで交わって、お互いのパワーになれたらいいなって思ってますね。ナノは、ステージに立ってみんなに会えることが一番大好きなので。それがずっと続くように頑張って生きたいし、これからもよろしくねって言いたいかな。

工藤こちらこそ、よろしくお願いします(笑)。

ナノ本当に、ナノファンにはこういう優しい子がいっぱいいるんですよ。

-しかも工藤さんは筋金入りで、ナノさんがYouTubeに歌をアップしていたときから追い掛けているそうですよ。

ナノえー! じゃあもう7年以上になるのかな。すごく嬉しい。こうして1対1で話すことができるのも、普段はライヴ後の限られた時間しかないので、すごく貴重な体験です。

工藤実は以前渋谷であった、国内初のサイン会(2017年5月6日にTOWER RECORDS渋谷店にて開催の“5周年記念アルバム「The Crossing」スペシャルサイン会”)のとき、ナノさんに会いに行ったんです。もうそこでボロボロ泣いてしまって、そしたらナノさんも貰い泣きしていて──

ナノあー! 覚えてる、ティッシュ事件! あの涙があって、それ以降のイベントでは必ずティッシュを用意することになったんです(笑)。

工藤並んでいるときから、まだナノさんが見えてないのに泣いてました(笑)。そのときも、この話をしようとか、あの曲のことを聞こうとか決めていたんですけど、実際に会ったら“好きです!”としか言えなくて……。

ナノそのリベンジが今日できたんだね。いい質問ばかりですごく良かったです。ぜひアメリカ留学のこともレポートしてほしいし、もし寂しくなったらTwitterからでもなんでも呼び掛けてね。ナノで良ければいつでも対応します(笑)。

工藤励みになります。本当に胸がいっぱいで……。今日は本当に楽しかったです! ありがとうございました。

 

インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 大木 優美

 

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