2020.08.17

【転職】最終面接の合格率ってどれくらい?役員面接の突破率を上げるためのポイント

【転職】最終面接の
合格率ってどれくらい?
役員面接の
突破率を上げるためのポイント

【転職】最終面接の合格率ってどれくらい?役員面接の突破率を上げるためのポイント

役員と行う最終面接は、就職活動における最終関門です。
最終面接に至るまでの道のりを考えれば、誰しも採用されたいと思うでしょう。
ここでは、最終面接の合格率や最終面接の際によくある質問、回答例を紹介します。
これから最終面接を受ける方は参考にしてください。

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転職の最終面接は顔合わせ?合格率はどれくらい?

最終面接は社長や役員といった重役が担当することもあるため、人によっては最終面接を顔合わせのようなものと捉える人もいるかもしれません。
ですが、「役員が出てきたから合格した」と思い込むのは早計です。

転職における最終面接のおおよその合格率は、一概に言うことはできませんが、「50%前後」と言われています。

ただし、もちろん企業や応募状況によって大きく異なるため、この数値は、あくまで参考程度に捉えましょう。

なお、面接回数は多くなるほど合格率は上がる傾向にあります。

例えば、面接回数が2回の場合よりは3回の方が、内定者が絞り込まれているぶん、合格率は高まります。

もし面接回数が多いのであれば、最終面接の合格率は、低くないと考えてもよいでしょう。

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企業によって異なる最終面接の目的・位置づけ

企業によって異なる最終面接の目的・位置づけ

企業の多くは最終面接の目的を次のように考えています。

入社後のより明確なビジョンの共有

最終面接で面接官が重視するのは、企業のマインドやビジョンと応募者の「相性」です。

これまでの面接でスキルや能力が評価されていても、社風に合わない人材は企業としても合格を出しかねます。

最終面接では、企業マインドに沿った働き方を応募者と共有できるか、また、企業に貢献できる人材に成長するかどうかが見極められます。

志望度の確認

1次面接や2次面接では、能力や適性、人柄がチェックされます。

スキルや適性については面接官もある程度は把握しているので、最終面接では応募者の意欲や熱意が再確認されます。

例えば、面接官から「内定を出したら、当社に入社しますか」というような、かなり具体的な質問をされることがあります。

これは応募者の意思を確認するための最終質問でもあるのですが、このようなときに返答にわずかでもためらいや戸惑いが出たり、口ごもったりするようなことがあれば、採用が見送られる可能性が高まるでしょう。

最終面接にこぎつけるまでの時間や労力、努力を無駄にすることのないように、最後まで気を抜かないようにしましょう。

キャリアの長い役員による選考

最終面接では、社長や役員が選考にあたる企業も少なくありません。

キャリアの長い役員や社長が自ら選考するのは、経営者の視点から応募者の個性や人間性など、パーソナルな一面を測るためです。

そのため、仕事に取り組む姿勢や態度、価値観などに関する質問が多くなります。
また、質問そのものは1次や2次と同じですが、一歩踏み込んだ内容を聞かれるようなこともあります。

回答にブレや食い違いがないかを経営者の視点からチェックするので、ごまかしはききません。

また、社長や役員には「採用決定権」があることを忘れず、気を引き締めて最終面接に臨みましょう。

役員との顔合わせ

最終面接を役員との「顔合わせ」の場にしている企業もあります。

最終面接が顔合わせの場に過ぎない場合、合格はほぼ確実と言っていいはずですが、実際のところ応募者自身が顔合わせの場だとわかることはあまりないでしょう。

インターネットの口コミやそれまでの面接で「顔合わせに過ぎない」といった情報が得られたとしても、油断せず最後まで気を引き締めて面接に臨むことが大切です。

最終面接では、堅苦しい質疑応答を省き、「雑談」のようになることもあります。

和やかな雰囲気に気が緩み、面接官が眉をひそめるような不適切な発言をすることのないように気をつけましょう。

面接官は、雑談のようなやり取りをしながら、応募者の人柄やコミュニケーション能力、社風に合っているか、良好な人間関係を築けるかというポイントを見極めています。

下手なことをすると、土壇場で内定を取り消される可能性もゼロではありません。

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最終面接の合格率を高めるためのポイント

最終面接の合格率を高めるためのポイント

最終面接の合格率をより高めるには、以下のポイントを踏まえて対策しましょう。

1次面接・2次面接の内容と一貫性を持つ

1次、2次…、最終面接と続くなかで、回答に一貫性を持つことが重要です。

回答はすべて記録されているので、面接のたびに内容にズレがあったり、これまでと違う回答をしていたりすると低評価につながります。

また、面接ごとに面接官が変わる可能性があることや、最終面接では社長や役員などの経営陣が面接をすることも踏まえておきましょう。

基本的な主張は一貫してなければなりませんが、面接が進むにつれ、内容を掘り下げたり、具体的なエピソードを盛り込んだりするなど、内容を充実させる工夫も最終面接に必要な対策です。

入社への熱意をこれまで以上に見せる

最終面接では、入社への高い意欲と熱意をこれまで以上にアピールしましょう。

企業研究を行い、応募した企業の理念や風土、クレド(企業理念を社員の行動に紐づける基準や指標)などをあらためて確認し、自分がマッチした人材だということをアピールします。

企業理念や風土の理解度、入社への強い意欲が伝われば、面接官の評価も高まるでしょう。

入社後のビジョンやキャリア形成を明確にしておく

最終面接では、入社後の目標や実現したいことなど、中長期的なビジョンやキャリア形成を聞かれることが多いです。

明確なビジョンを持ち、それを応募した企業で実現したいことがアピールできれば、入社後のミスマッチや早期退職のリスクは少ないと判断されやすいでしょう。

なお、目標を伝える際は、企業の具体的な業務内容に沿ったものにすると説得力が増します。

企業の事業内容や自身の応募する職種・ポジションなどを踏まえ、なるべく具体性のある内容が答えられるようにしておきましょう。

逆質問の準備をしっかりとしておく

逆質問は自分自身をアピールする最後の機会になります。

面接官から逆質問の機会を与えられたにも関わらず、「特にありません」と答えるのは企業に興味を持っていないとみなされることもあるので避けましょう。

当たり前の質問や企業のホームページを見ればわかるようなことを逆質問するのもNGです。
事前準備をしていない、熱意がないと判断されます。

最終面接が役員や社長が担当する場合は、経営陣にしか答えられない質問をするのもおすすめです。

最終面接における逆質問は、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
【転職の面接】「最後に何か質問はありますか?」逆質問で好印象を与えるポイント・例文を紹介

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最終面接でよく聞かれる質問と回答例

最終面接でよく聞かれる質問と回答例

最終面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。

回答例を参考に、自分の言葉で回答を考えておきましょう。

数ある競合のなかで弊社を選んだ理由は何ですか?

志望動機は必ず聞かれます。

入社意欲の高さや他社との比較、業界研究をしているかなどがチェックされます。

企業の良さに魅力を感じた、経営理念に共感したといった理由から入社を希望する、という流れにすると好印象につながります。

■回答例
「同業他社では商品開発に長けている企業はたくさんありますが、御社ではお客様を第一に考え、アフターフォローに力を入れている姿勢に強く共感しました。お客様に喜んでいただける商品を届けるため、私も御社の一員として貢献したいと思い、志望させていただきました」

このとき注意しておきたいのは、同業他社を批判しないこと、応募した企業の良いところを挙げることです。

他社を批判すると、「ほかの面接では自社も批判しているのでは?」と思われる可能性があります。

現在(前職)の会社の退職を決めた最大の理由は何ですか?

採用した後の早期退職を避けるために、前職でのトラブルがないか、同じ理由で退職する可能性はないかという点を深く追求される場合があります。

人間関係の悪さや給料の安さなどが退職理由だったとしても、最終面接ではポジティブな内容に言い換えることがポイントです。

ここでは、「給料が低かった」ことが本来の退職理由ではあるものの、最終面接に適した回答例を紹介します。

■回答例
「前職では販売実績を上げたものの、思うような給料を頂けていませんでした。評価を給与に反映する体制が整っていなかったため、努力をしても評価されず、成長を実感できないことが退職を決めた理由です。御社では評価体制が整っていることを知り、これまでの経験やスキルを最大限に活かして御社に貢献したいと思っています」

給料が安かったことを前面に出すと、「給料が高ければどこでもいい」と思われる場合もあるので、実績は正当に評価してほしいという仕事の姿勢をアピールすると効果的です。

また、人間関係がうまくいかなかった場合は「皆さんと良好な関係を築きたい」、残業が多い場合は「効率的な働き方ができる職場で働きたい」に言い換えるといいでしょう。

転職活動は順調ですか?

最終面接で転職活動の進捗を質問するのは、内定を出したら入社してくれるかどうかを確認するためです。

他社でも面接を受けているとは虚偽の申告をせず、正直に答えましょう。

最終面接での回答例は、以下のように「第一志望は御社」とアピールするといいでしょう。

■回答例
「御社に加えて、最終面接に進んでいる企業がもう1社あります。同じ業界の企業ですが、御社の経営理念と私のビジョンが一致しているので、第一志望として入社を強く希望しております」

面接官は他社で採用される可能性を知りたいだけなので、すでに不合格になった企業は伝えなくても大丈夫です。

入社後はどのようなキャリアを形成していきたいですか?

企業は長く勤めてくれる人材を求めているので、長期的なキャリア形成を回答すると好印象につながります。

採用されたら5年後や10年後の自分はどうありたいか、実現可能な具体的な内容を回答しましょう。

ここでは、営業経験がある場合の回答例を紹介します。

■回答例
「営業職の経験を活かし、入社後は営業成績トップを目指します。そして、5年後には役職に昇進できるよう、部下の育成やマネジメントに関する勉強に取り組んでいます」

実現可能な目標に加え、先を見据えた取り組みや努力をしていることをアピールするとより良いでしょう。

業界では最近○○が話題ですがどうお考えですか?

業界の話題を質問するのは、業界に関心があるか、業界の情報にアンテナを張っているか、話題に対する意見を持っているかなどを知るためです。

新聞やニュースをこまめにチェックして、業界の動向を把握しておきましょう。

旅行業界を例に、インバウンドの減少について質問された場合の回答例を紹介します。

■回答例
「海外からの旅行客が年々減っているのは旅行業界には痛手です。しかし、これを機に、日本人の国内旅行を促す施策が必要と考えます」

この質問の回答に正解はないので、話題に対する自分の意見を伝える形で問題ありません。

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まとめ

1次面接や2次面接ではスキルや適性が重視されますが、最終面接では企業理念や方針、風土と応募者の相性の良さに重きが置かれます。
最終面接を社長や役員との「顔合わせ」にする企業もありますが、採用決定権のある社長や役員が最終面接を担当したときは、入社への意欲や熱意などが測られているとも考えられます。
油断せず、業界や企業研究を十分に行い、将来のビジョンやキャリア形成を明確にしたうえで、アピールしましょう。
面接回数が増えるほど合格率は高くなると言われますが、採用通知を受け取るまで気を抜くことなく最終面接に臨みましょう。

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